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コンプレックスだらけのアラサー女が自分を受け入れるためにやってきたことまとめ

私はコンプレックスだらけで自己肯定感がすこぶる低く「何の役にも立たない、こんな自分は生きていないほうがいい」そんなふうに考えていた時期がありました。

全てを乗り越えられたわけではなく、今でもたまにそう考える時はあります。

それでもなんとか、それなりにじわじわと、昔よりは自分に対しての嫌悪感や罪悪感は軽くなり、「自分って捨てたもんじゃないな」と思えるタイミングが増えてきました。

そんな自分が、これまで数年間、自己肯定感を高めるためにやってきたこと、その中でもやってよかったこととその理由をまとめました。そして、最後にそれらを経て思うことも。

もし今、コンプレックスを抱えて苦しい人がいたら、何かひとつでも、ヒントがあれば幸いです。

結構長いので、気になるとこだけでも、あるいは最後だけでも読んでいってもらえると嬉しいです。

それでは、どうぞ。

自分の感情を言葉にする

おすすめしたい人
・考え事しがちな人
・つい愚痴っちゃう人
・思いつめがちな人

方法はなんでもいいです。紙でも、ツイッターでも、noteでも。

よく日記書くといいと言う話はそこらじゅうで見かけますが、自分は日記は続かなかったのでツイッターの鍵垢とiPhoneのメモ帳です。あとこのnote。

とにかく出す。意味不明でも、人に見せなくてもいい。出てきたものが「ありのままの自分」。言葉が苦手なら絵でもいいし、箇条書きでもいいと思う。別に「パンケーキ食べたい」とかでもいいと思います。

出すという行為だけでも楽になれるし、思考がクリアになるんじゃないかな。時間をあけて見返すと、ハッとさせられたりもするし。表現したものを客観視する、という行為はそのまま自分を客観視することにもつながると思います。

聞いてくれる相手がいるなら、その人に話すのもいいですけど、相手の都合もありますよね。そんなとき気兼ねなく吐き出せる場所があるといいかもと思います。

「こんなこと言ったらやばいかな」ってことも、誰も見てなければ吐き出せるし。人に見せて受け入れられれば、それはそれで自分の経験になります。無駄なものってあんまりないです。

何かの手入れをする、大事にする

おすすめしたい人
・ものに対してこだわりがある人
・丁寧な暮らしに憧れる人
・手仕事に興味がある人
・自然や動物が好きな人

おすすめしたい人、って書きましたがこれは割と誰にでも当てはまる気がします。

これは「自分にとっての大事な何かを手入れする」「丁寧にやってみる」ことを通して、自分自身を大事にするという感じです。案外、満足感があります。

たとえば革製品。ヌメ革の財布とか、革靴や革のスニーカーでもいい。ヌメ革は育てる感じ。使っているうちに艶が出るし、ブラシで磨けば傷は消える。いつか自分だけの味になる。スエードの靴ならブラッシングと防水スプレーだけでいいから手軽。

自然が好きなら、ガーデニングとか。あるいは部屋に花を飾る、でもいいと思う。部屋に自分以外の何か生きているものがあるというのは、結構孤独感が和らぐ。

自分自身でもいいと思います。マッサージするとか、スキンケアの時に優しく触れるよう意識するとか、食事に気を遣ってみるとか。

掃除をするとすっきりするなら、徹底的にやってもいいと思います。洗面台とかお風呂場の鏡を磨くとか。

最近は便利なものも増えてきて、手入れが要らないものも増えてきましたが、やっぱり手入れをする事で長持ちするものっていいものが多いし、手間暇かけて何かをする、というのは、新しく便利で速いものにない「良さ」がある。

とにかくちょっとめんどくさいな、って思うことを、ひとつだけでいい。自分の大事なもののためにやってみる。日常の小さな喜びを感じたり、何かに愛情を注ぐといえばいいのか、そういうことって結構、心が穏やかになる。

いつもできなくても、たまにでも。失敗してもいい。丁寧にできなくてもいいです。でもこれを一度でもやってみると、自分にとっての心地よさを探すとっかかりになるのでは、と思っています。

自分の「好き」に正直に生きる

おすすめしたい人
・何かと本音を我慢しがちな人
・オタクの人
・ハマると深い人
・なかなか人に言えない趣味を持ってる人

これの理由はシンプル。どんなに自分が嫌いな人でも、好きな物、好きなことに熱中してるときの自分は好きなんじゃないかなと思います。だから、好きなものに熱中する時間を増やして、好きな自分の量を増やすというか。

あと、自分がそうだったんですが、他人に合わせすぎて「自分の好き」を見失っていました。それを取り戻すためにも、好きな物を思いっきり楽しむっていう時間を「意図的に」作りました。

もしあなたが普段我慢しがちなら「これに関しては我慢しない」というものを一つ決めてみる、でもいいかもしれません。

没頭とか熱中って、実は心の病の治療にも効果的で。自分がこれまでの人生で病状が回復したのは、だいたいオタク趣味に没頭していたときでした。自分の中のエネルギーを引き出してくれるのかもしれないなと。

そうは言っても昨今のオタクはとにかく金がかかります。特にうっかりメガジャンルに足を滑らせようものなら、供給過多アンド過多、終わらない搾取に財政破綻は必至。

なので自分は「積めないオタクの○○沼十戒」というのを作り、自分をある程度セーブしています。たとえば「描き下ろしじゃないグッズには手を出さない」とかね。十戒に当てはまらない限りは我慢しないんで、結局お金は出ていくんですけど……。笑

「我慢しない」「正直に生きる」というのは何も金銭や欲望の話だけではなくて、スタンスの話もです。

自分はかなりマイナーな嗜好を持っているのですが、他人に合わせてそれを我慢するのをやめました。そうすると、たとえ自分の趣味嗜好がマイナーでも、自分の趣味を受け入れられているから、嗜好の違う相手を尊重することができるようになってきます。

別に人に言えない趣味は無理に言う必要はないですが、もし他者に伝えた場合に、人間関係が入れ替わるということが起こる可能性もあります。

でもどうせ、他人の趣味を批判する人間なんてその程度だし、時間が経てば自分の主張に合う人と出会うことができますから、ある程度、好きなものに正直に生きる利点は大きいと思います。

イメージコンサルタントを受ける

おすすめしたい人
・ファッションやメイクに苦手意識がある人
・見た目にコンプレックスがある人
・ありのままの自分を知りたい人

イメージコンサルタント(以下イメコン)とは、自分の似合う服、メイクなどを診断してもらえるものです。パーソナルスタイリストなど様々な呼び方があります。

これはあくまで個人的にですが、イメコンはむしろファッションや美容が苦手な人にこそ受けてほしいと思っています。

これを勧める本質は、おしゃれになることではなく、「自分のありのままを受け入れてもらう経験をする」ということだからです。見た目は一番わかりやすい「ありのままの自分」です。

また、診断や分類っていうのは基本的に優劣はなくて、誰にも必ず良さがある。そういう見方を見た目に対して出来るようになるというのは、かなりいい経験になると思います。

だから、見た目にコンプレックスがある人にこそおすすめしたい。もちろん、コンプレックスや苦手意識にも度合いがあるので、無理強いはしませんよ。

ただ、診断をしてもらうことで認知の歪みが外れたり、「あ、自分って捨てたもんじゃないかも」と思えたりもします。

腕がよく話が上手なアナリストさんに出会えると、自分では思いもよらなかった部分を褒めてもらえたりします。「え、そこ褒めるの!?」みたいな。

ただ、アナリストもプロですが人間ですので、人によって合う合わないがあります(自分は一度失敗してる)。だから、アナリストさんのプロフィールやブログ、動画、クチコミなどをチェックして、「この人なら話せそうだな」と思う人を選ぶといいのかなと。

ファッションだけに偏らない人、たとえば心理学を勉強してる人とかもいいと思います。それでも合わない場合はあるので、最後は自分の判断で。

おすすめはパーソナルカラー>骨格診断ですね。活かしやすいのもこの順番かも。色変えるだけで肌が綺麗に見えたりもしますから。体型コンプがある人には、骨格診断もおすすめです。

女性向けにやっている方が多いですが、男性向けのサービスもあります。

ちなみに私自身はというと、むしろファッションに詳しかったわけではなく、それどころか服のセンスが壊滅的で、自分の見た目もゴミだと思っていました。自分の顔パーツも、体型も嫌いでした。憧れと真逆で。

でも、イメコン(骨格診断&パーソナルカラー診断)を受けたことで「理想とは違っていたけど、こんな自分にもちゃんと似合うものはあるんだ」と受け入れることができ、気持ちが楽になりましたよ。

■イメコン関連の記事はこちら(診断レポもあります)

性格診断、分析をする

おすすめしたい人
・自分が何者か知りたい人
・自己分析が好きな人
・他人と自分を比べて落ち込みがちな人

ベタなとこですが、やはり自分を知るために、性格診断や自己分析は役立ちます。有名なとこだとストレングス・ファインダーとか、16分類性格診断、エニアグラムとかですが、診断の文章が英語を翻訳したものだったりするので、そのあたり少しわかりにくいかもしれませんね。

個人的には、受けるだけならタダの「エムグラム」とかおすすめです。詳細なレポートは有料ですが、無料で何度も受け直せます。登録すると、前回との比較機能も使えます。

信頼できる人がいるなら、対面で人に頼むのもアリだと思います。

隣の芝の青さを見つめる前に、まず自分の芝生を見てみましょう、どんな植物が生えていますか、どんな花が咲いていますか、という話ですね。

コンプレックスに囚われているときって、他人のいい所ばっか見えて、自分のいい所が見えなくなったり。

でも実際は悪い所がない人がいないように、いい所がない人なんていない。その善し悪しも、環境や目的で変わってくる。大事なのは、まず自分を知ることだと思います。

知ってすぐに上手く活かせるものでもないけど、コンプレックスを利点に転じるには何をすればいいかが見えてくるはず。

それで仮に自分を好きになれなかったとしても、自分の持ち物がどういうものか、どういうことに役立つか、というのは知っておいて損はないと思います。

◆ストレングス・ファインダーも受けてみました。

占星術について学ぶ

おすすめしたい人
・普遍的な事に関心のある人
・いろんなものの影響を受けやすい人(エンパス、HSPなど)
・自分の感情の制御が難しい人

私が占星術に興味を持ったのは些細なきっかけでしたが、自分のホロスコープを出してみて、深く調べていくうちに色々と納得する事がありました。

そして、自分の生きづらさやしんどさは自分だけに原因があるわけじゃない。実際に、大きな流れの影響を受けているのだなと改めて思いました。

でもそういうことを知らないと、何もかも「自分のせい」のような気がしてしまう。かつての私はそうでした。でも、そんなことはないです。

星の影響って結構馬鹿に出来なくて、自分の感情が不安定になっている日って、満月or新月だったり、そうでなくてもそういう星の配置の日だったりする。

だから、特に感情が不安定になりやすい人や、HSPやエンパスなど、あらゆるものの影響を受けやすい人は、月齢とその影響くらいは簡単に知っておいてもいいんじゃないかな。

あと、上の性格分析とも少しかぶるんですが、いわゆる12星座と呼ばれるものって、それぞれに全然違う性質を持っているんです。

だから、それぞれに魅力があり、扱いにくさがあり、知ることで使いこなしたり、補い合う事も出来る。星座の特性を理解すると、自己分析が捗る。やはりここでも「知る」ということが、コンプレックスを軽くしてくれると思うんです。

自分ではどうにかできないものがあると知ると、受け入れられる。受け入れることは苦しいことでもあるけどね。でも逆に、できる範囲が定まるから、できることをやれば結果が出と捉えれば、見据える先もクリアになります。

ちなみに、私にとって占星術とは、信じる信じないとか当たるとか当たらないとかじゃなくて、人生の方向性を示す羅針盤のような存在です。ホロスコープについて学ぶことで、自身の本質と人生を俯瞰して理解することが出来てきました。

大きな流れ然り、自身の性質然り、他者と自分の違いを俯瞰できる視点を持つことができると、些細なことで動揺しなくなるので、かなり生きるのが楽になります。

◆追記
占星術好きが高じて、2020年9月よりオンラインでの鑑定セッションをはじめました。
自己分析のお手伝いをさせていただいています。

まとめ コンプレックスは魅力の裏返し

ここまで読んでいただきありがとうございました。結構たくさん書きましたが、上記のことに共通する本質はすごくシンプルです。

・自分を知る
・他者との違いを知る
・自分に正直になる
・ありのままを受け止めてもらう

主にこれらのことを意識してやってきたように思います。正直、渦中にあるときは必死で、そんなこと考えてませんでしたが。笑

そして、向き不向きもありますから、ここに書いたことはあくまで私のやり方なので、全員に当てはまるわけではないと思います。

私がコンプレックスに苦しみ、情緒不安定になっていたとき、樫尾キリヱさんがツイッターでくれた言葉が今でも印象に残っています。

この言葉のおかげもあって、今はコンプレックスってなくならないし、なくす必要もないんじゃないかと、思えています。

それでも、これまでが無駄だったとは微塵も思いません。

自己肯定感を高めようと躍起になって、息苦しくなったとこもありました。失敗も沢山しました。コンプレックスこじらせすぎて、自分が大嫌いと喚き散らす日もありました。今もあります。ご迷惑をおかけしております。

けれど、楽しかったこともたくさんありました。自分と向き合おうと思わなければできない経験もしたし、出会えない人もいたと思います。

そしてコンプレックスは、自分次第で魅力にもなりうる。完璧な人間なんて、実際つまらない。どんなにコンプレックスを抱えていても、見る人が見たら魅力的な人なんです。

もちろん、可能な限りの努力をするとか、コンプレックスを使いこなすためには、考えるとか、適した環境を探すとか、できる人を探すとか、そういうことは必要になってくると思います。

でも、そういう努力ってするにせよ、しないにせよ、自分自身から目を背けたままだとなかなかうまくいかないことが多いように思うんです。他人の言葉に惑わされたり、長続きしなかったり、余計なものを引き寄せたり。

あと「コンプレックスを見つめてしまう自分」を変えなければ、結局またコンプレックスを見つけてきます。

だから、まずは自分のコンプレックスを魅力に、とまでは行かないまでも「ああ、これも自分だな」と思うことを目指してもいいんじゃないかなと思います。少しでも、楽になるために。

「自分のこういうところ、結構好きだな」「こういうところ、やっぱり嫌いだな」と、ちゃんと言えるようになるというか。

自分と向き合うって、楽しいことばかりじゃないけど、苦しいことの後には、いいことが必ずあります。自分を活かして、自分の人生を生きるためには、まずは持って生まれたものを知ること。

それでね、もし褒め言葉を受け取れない時があっても、どうぞ無理しないでください。辛い時は、相手に失礼とかはとりあえずいいです。「気持ちは嬉しい、ありがとう。でも今はつらいんだ」と言っていいと思います。そう思う自分も自分だから。

受け取れるまで心の箱に閉まっておいて、いつか開けてもいいかなって思えた時に開けられたらいいですよね。

それにね、コンプレックスが強い人ってきっと、理想が高い人だから、上手く使えばきっと前に進む力になると思います。

今苦しい最中にある方も、どうか焦らずに。自分と向き合おうとすることは「強さ」だし、あなたがどうにかしたいと思うその心の、そのエネルギーは、きっとあなた自身を救うはずだから。

このnoteを読んでくれたあなたの心が、少しでも軽くなり、生きやすくなることを祈っています。

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