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ストレングス・ファインダーをやってみたらダメだと思ってたものが才能だった

ずっと「人から見た自分」と「自分で感じている自分」に大きな差があると感じていました。そして「向いていること」と「やりたいこと」そこに大きな乖離があるように感じていました。

HSP/HSSを知って、占星術を知って、「ほんとうの、たったひとりの自分なんていない、ぜんぶ自分なんだ」とわかったけど、「じゃあこの自分は、どうやったら幸せに生きられるか」というのはまだわからない。

落ち込みがちなのは相変わらずですが、コンプレックスを強みに変える、自分の「荷物」を「道具」に変えていくために、まずは何があるのかを確認するため、ストレングス・ファインダーをやってみました。

このテストを受けたからと言ってすぐに強みが才能になるわけではありません。資質は才能の種なので、育てる必要があります。ですが、まずは結果を受け止め整理するために、資質ごとの所感など考えたことや感じたことをまとめてみました。

ストレングス・ファインダーとは

まずストレングス・ファインダーについて説明します。知っている人は読み飛ばしてくれてOKです。

ストレングス・ファインダーとは、アメリカのギャラップ社が開発した才能開発プログラムの強み診断のこと。

本についてくるアクセスコードを入力する、あるいはアプリに課金すると受けることができ、自分を特徴づける資質トップ5(強みのもと)を知ることができます。

資質は全部で34あり、本には34の資質すべての解説が載っています。

テストを受けて最初に示されるのはTOP5のみですが、追加料金を支払えば自分の中の34の資質すべての順位を知ることができます。

テスト内容は177の簡単な質問に直感的に答えるだけ。ただし1問20秒以内の時間制限付きで、なおかつ中断できません。また和訳がちょっとアレなので少しわかりにくい部分がありました。テストを受ける際は気持ちを落ち着けて集中できるよう1時間くらい余裕を持って受けるのがおすすめです。

このテストは能力開発プログラムの一貫であり、資質ごとに解説動画やコーチングプログラムも用意されています。

これからどう育てるかはさておき、上記にも書いた通り、自分の資質についての所感をいったんまとめてみます。

資質トップ10までの所感 ダメだと思ってたところが1位だった

トップ10までが強みとなるそうなので、まずはトップ10までを見てみます。

◆トップ10

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内訳(太字は上位5資質)
・戦略的思考(頭脳を使いたい) = 4
→ 1位 着想、4位 学習欲、6位 内省、7位 収集心
・人間関係構築力(人と繋がりたい) = 3
→ 2位 個別化3位 運命思考、8位 親密性
・実行力資質(何かを成し遂げたい) = 2
→ 5位 信念、9位 責任感
・影響力資質 1(他者に影響を与えたい) = 1
→ 10位 コミュニケーション

下に書いたのは、それぞれの資質を4つに分類したものです。

実際に診断を受けて、上位の資質を見てすぐ「お、これは自分の強みとして使えてるな」というようなポジティブな気持ちになる人ももしかしたらいるかもしれません。しかし自分の場合は、当たってはいるけど強みとしては活かせてない、もしくは弱みだと思っている部分が上位に来ました。特に1位の着想は意外でした。

端的に言って、思考に偏ってますね。自分はよく考えすぎて動けないという状況に陥りがちなので、そこがネックだなというのはずっと思っていましたが、まさしくそれがあらわれています。

一応、実行力資質も2つありますが信念、責任感というメンタル寄りの資質です。口だけ野郎か、もしくは理想を求めるあまり自分を追い込むことになりかねない……いや、なってたわ。うう。悲しい。

いや、うん、でも、一度腹を括ったらブレないとは言われたことあるよね!(唐突に頑張って自分をフォローするオタク)

一応、強みとして表に出始めてるかな?と前向きに見られたのもあります。

人間関係構築力の運命思考は、「偶然に起こることはひとつもない」という考え方ですが、その考えから家庭環境や腸内細菌など根本的なところに着目することで、逆境を克服する時におおいに役立ちました。ホロスコープに惹かれるのも、これのおかげかなあ。

個別化は、よく「人それぞれ」と考えることが多いですし、自分に合ったやり方を模索すると同時に、他の人にも自分に合ったやり方で仕事をしてほしいな、と思います。

親密性は意外でしたが、確かに「親しい人と付き合う」ことの方が安心はしますね。

一番数が多い戦略的思考については、着想は自覚がありませんでしたが、言われてみれば納得です。ものごとの間に関係を見つけたり、新しいアイデアを考えるのは好きです。そういうことができる人にも憧れます。

そしてそれを人に伝えるのも好きなのですが、子供の頃は、固まらない段階で話して荒唐無稽と笑われたり、理解されず変人扱いでしたね……(遠い目)。あと毎日同じことをし続けるのがぶっちゃけ苦痛です。刺激がないと飽きる。

学習欲は、興味のあるものにはとことんですが、それ以外はゼロ。おまけに目的を持って学ぶのではなく、学ぶことが目的になりがちなので、社会の役に立てようとかお金を取ろうとかそういう考えに乏しい。資本主義社会に超絶不向き!!!

なおかつ収集心もあるので、学ぶ分野が散らかりやすい。そこに内省も加わり、ひたすら喋って互いの考えたことや知見を共有しているだけで幸せ、という状態が完成します。ああ、まさにわたしじゃん。笑

また、学習欲の個人的なインサイトで「勉強会等に参加することはない」とありました。合ってる……独学になりがちです。本当は寂しがりなのにね。

そしておまけ程度に10位に食い込んでいる影響力資質、コミュニケーション。この資質が高いと、情報やアイデアを伝える時に、「物語」を構築することを重視し、人の心に残そうとするとのこと。

確かに、文章書く時も物語性や順序立てられていることを意識するし、物語性のあるものに魅力を感じます。データの羅列よりも、ストーリー性をもって説明されたほうが頭に入る。

本来、感情をはじめとした本能的感覚に物語はありません。整合性、価値観、その他もろもろ……そういうのは、左脳の言語野がまことしやかに語っているだけの虚構だってえらいひとが言ってました。

身近なところでいえば、たとえば「もう自分はダメだ」と絶望していても、おいしいごはんを食べれば割とどうでもよくなる、というようなこと。

けれどわたしは、それを知った上で虚構も愛したいと思いました。「虚構も人間の一部なのだから、そこを切り離しては考えられない」そういう考えに至るのも、この資質が高いからなのかもしれません。

ワースト5と所感 集団生活向いてねえ!!

ワースト5も見てみます。

こちらは訓練することや気をつけるポイントとしても解釈できますが、はなから諦める、避けるなどの対策をとることも可能かと思います。

◆ワースト5

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わあ。戦略的思考がない。

ちなみに戦略的思考は、25位より上に全部固まってました。ちなみに25位は分析思考。よく分析うまいとか言われるのは、着想の弱みである分析力を自分で補強しようとした結果かもしれません。

すみません、自分の弱みがショックすぎて話をそらしてしまいました。

ざっくり言うと、集団生活向かないよ!って全力で言われてる感じの並びに見えますね!!!

何故ショックかと言いますと、わたしは社会に馴染めるようになりたかったんです。でもそれって、ずっと安心感がない環境で、自分はひとりぼっちだと感じていたから。

子供の頃「どうして人はみんな仲良く分かり合えないんだろう。人が争い合うのはいやだ。せめてわたしくらいは、人と争わないでいよう」みたいなことを考えていました。

だから、平等であろうとしましたし、規律には忠実に従おうとしました。人との対立を避けて自分の意見を飲み込んだりもしていました。しかし結果は、その自己犠牲と献身は報われず、病みました。

上にも書きましたが、わたしは本当に、とことん合わないことをしていたってことだなあと。

とはいえこれらの資質も必要になることはあると思います。向いてないことを克服する必要が出てくる時もあるはずです。しかし、向いてるかわからない状態で闇雲にする努力と、向いてないとわかった上でする努力とでは、徒労感が違う。

また、上位資質を使う方法もあると思います。

たとえば集団内で対立した時に、調和性や平等性で意見のすり合わせをしようとするよりも、個別化で「人それぞれ考えはある」運命思考で「間が悪かった」と割り切ったり。あるいは、対立意見の落とし所を、着想で乗り切るとか、そういう切り替えも可能なのかな、と。

資質は「向いているやり方」

この記事によれば、ストレングスファインダーでわかるのは「できること」ではなく「向いているやり方」だそうです。

つまり、そのやり方がより生かしやすい職業として「適職」があるのだと思います。転じて言えば、そのやり方が生かせさえすれば、どんな職業でもいいのかもしれません。

もちろん職業に限らず、何事にもその人なりのやり方があるということなのだと思います。

資質に優劣はありません。何が高くて何が低いかということに、良し悪しはありません。「すべてが自分の才能だ」という強気な方もいました。

わたしも、ゆくゆくはこれらの資質を育てていきたいです。

まとめ

こうして結果をざっと眺めてみましたが、着想をはじめ、弱みだと思っていた資質が上位に来ていて、以前の記事でも書いた通り、コンプレックスはひっくり返すと強みになるというのは本当なんだなと改めて感じました。

ただ、複雑な気持ちではあります。特に1位の着想は、バカにされてきたり理解を得られなかった経験ばかりが多くて、ずっと隠してきた部分でした。

正直、どれだけ自分に合わない環境で生きてきたんだろう……。と、打ちひしがれ、これからどう生かしていけばいいのかと今は途方に暮れています。

もしこれを読んでいる方で、着想上位の方や、資質の並びが似ている方がもしいらっしゃいましたら「自分はこうやって活かしてるよ」なんて教えていただければ嬉しいな。。

ほかにも過去をふりかえれば「生かせていたな」と思う場面もありますが、「使いこなせず失敗した」「生かせず消耗した」という記憶の方が強いです。うーん。

しかし、結果には納得しています。ああ、良くも悪くも自分はこういう人間なんだな、と感じています。そして勇気が出ました。わたし自身が持っている本質は変わらない。やり方が合わなかっただけで、私自身がダメなわけではないのだと。

今回は上位10位と下位5位だけでしたが、11位〜29位の中位群の並びもなかなか興味深かったです。よく見ていくと下位の方にあるのに、「アレ?人からこれ高く評価されることもある」と思ったりします。おそらく苦手だからと克服しようとしたんでしょうね。そう思うと、合わない環境でしんどいながらに頑張っていたんだなあ、自分……。過去の自分を褒めてあげたいです。

ストレングス・ファインダーに関しては、引き続き、情報収集していきたいなと思います。いずれ折を見てコーチングなどを受けた方がいいのかなあ。資質をどう育てていくかを考えるのはこれからですが、受けるだけでもわたしにとっては収穫はありました。

ストレングス・ファインダーは有料テストですが、結果のフィードバックは無料テストの比ではないです。

また、有名なテストゆえにストレングスファインダーについて書かれたWeb記事も充実していますし、コーチングプログラムもあります。無料セミナーもあるとかなんとか。ざっと調べた範囲でも、周辺環境が手厚いなあという印象です。

自分はどういう人間なのか、どういうやり方が合っているのかを知りたい方は一度受けてみてはいかがでしょうか。上位5資質を知るだけでも、新たな発見があると思います。もしこの記事を読んで受けてみようかなと思われた方がいたら、嬉しいです。


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