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満月の夜に思うこと

逸見灯里

月が満ちた。

空を見上げると、明るい満月と筋雲、そして少し離れたところにその明るさにも負けない金星が煌々と輝いているのが見えた。

実は最近、星読みに興味があって、それによると、月の満ち欠けやほかの天体との位置関係は、人の無意識に影響を与えるという。たとえば有名なところでいうと、満月の夜には凶悪犯罪が起きる、とか。

信じる信じないは別として、月の引力で潮の満ち干きが起きるように、我々の体にも何かしらの影響が起きていることは事実なのだと思う。

月が満ちていくにつれ、人は溜め込みやすくなるそうだ。

たしかに、ここ最近心が安定しなかった。色々なことが重なって、感情的になったり、張り詰めたり。暗い曲が聴きたくなったり。月経のせいだなと思っていたけど、きっと月の影響もある。自身の中に何か、いいものも悪いものも吸収していったんだと思う。

ちなみに、ジャスト満月は5月19日の明け方6時半頃だった。つまり今日は午後から既に欠けていく月の周期に入っている。これから、新月に向けて休息、解毒、沈静の力が強まるそうな。

そうは言っても、すぐには切り替わらない。まだまだ張り詰めているなあ、と思う。だってこうして、眠れなくて言葉を綴っているから。

それでも今日は、寝不足の割に今朝から思考がクリアだった。クリアすぎて少し怖いくらい。これが満月の高揚感なのか?とも思った。

ただ、またひとつの峠を越えたような、そんな感覚があった。昨日怒りを吐き出してすっきりしたからなのかもしれない。

そんな中、ふと考えていたことがある。

私は常々、自分自身が幸せに生きるために、マイナスをゼロにする必要があると感じていて、そのために必要なのは「足るを知ること」だということだ。

ここでいう「幸せに生きる」の定義は、自身の持つ素養を発揮すること、才能を活かし生きていくということ。そしてマイナスをゼロにするというのは、欠点を克服するということではなく、欠点を見つめ直し、自分が何を不安に思っているかと向き合うということ。

それを平たく言うと「足るを知る」という状態になるのかなと。足るを知れば、足りないものを適切に補うことが出来るのだと。

「自分は自分だ」と、否定も肯定もせずニュートラルに、フラットにいられる状態。マインドフルネスとか、自己受容とか、地に足がついてるとか、まあ、言葉はなんでもいい。ただやはり、そういう状態になることだ。

そして人というのは、本当に満たされている……もとい足りている時と言うのは、仮に誰かに手を差し伸べたとしても、それが裏目に出にくいように思う。自分の素養を上手く使える、ということだ。

先日の記事にも書いたが、不安や恐怖から誰かに手を差し伸べそうになることがあったり、判断を間違えることがある。できるだけ気をつけているものの、やはり月が満ちる過程で精神がかき乱されると、大局を見失い、思考が鈍り、判断を誤りそうになる。

ここ最近、まだまだ自分の不安、不足から目を背けているのだなあと改めて気付かされた。これは特定の誰かに、というわけではなく、こういうふうに感じる出来事が立て続けに起きていたという話で、なんというか大きな流れのようなもの。

ただ、以前よりは失敗に対する自責の念は減った。あまり引きずらなくなったと言うべきか。

許せないとか、もう死ぬしかないみたいな感覚に陥る事はあるけど、冷静な時まで切羽詰まるような感覚は以前よりかなり軽減されている。恐怖を少しずつ減らせてはいるのかもしれない。

あと、私は不安それ自体を否定しているわけではない。不安は誰にでもあることだ。何かを警戒するのは生きていくために必要な機能だから。

そして不安からの行動であれ、代償行為であれ、「何かを求める」という行為はものすごいエネルギーなので、人を動かす力がある。

だからこそ、そのエネルギーを意図的に使えるようになりたいのだ。自分のために、そして人のために。私は性根から自分のためにしか頑張れない人間だけど、自分のためを通して、誰かの役に立てる道があると信じている。

自分さえよければいいと塞ぎ込む時期もあるが、自分だけが楽しく生きている世界なんてやはりつまらないと思う。自分も楽しみ、誰かを楽しませている時の充実感に勝るものはないのだ。

ある筋によると、私の本質は献身らしい。これまでは無意識の強迫的、強制的な献身で、自分にとって献身とは身を削るだけの行為でしかなかったが、その献身の力は、意図的に使えばきっと役に立てるものであり、巡り巡って自身を救う術でもあるように思う。

まだまだ時間はかかるように思うけど、自らの素養に気付く、使うという点で、出口はもうそこまで来ている気がする。あるいは、心の奥底ではもう、大きな変革が起こっていて、あともうひと踏ん張りなのかもしれない。

数ヶ月後か、一年後か……予感はある。

良くも悪くも影響を受けやすいから、先に書いた月や星の巡りだとか、他人の言葉だとか、あらゆるものに引っ張られるけど、よい影響を選び取り、たくさん受けていきたいよね。

これからも浮き沈みが激しいのはそんなに変わらないと思うし、もしかしたら、またやさぐれる時もあるかもしれないけど、どうか縁を感じてくれたなら、懲りずに見守っていて欲しい。

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逸見灯里

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逸見灯里
どこにでもいるオタク|内観と占いと創作が趣味|自己調整のため更新頻度低&個人セッション休止中