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2021年4月の記事一覧
「おめでた」です!おめでとう🎉
10月中旬に種付けした牛が妊娠しているかどうか、僕達で勝手に判定できないので、獣医さんに「妊鑑(にんかん)」を依頼しました。
乳汁で簡易判定できるPAG昨年くらいから本格的に出てきた簡易判定の仕組みを使った判定では妊娠+ だったのですがやはり獣医さんによる妊鑑は必要です。
今回診てもらったのは10月に種付けした牛3頭。
全てお腹に入っていたので僕達は一安心。
妊娠できなければ牧場にいられない
牛はなぜ逃げようとしないの?
搾乳頭数がおおよそ80頭くらいよりも少ない牧場の多くは「繋ぎ飼い」の場合が多いです。
牛は首の部分が細いのでこういう繋ぎ金具(=スタンチョン)で場所に固定します。頭はそれなりに自由に動くので、いつも適当に緩んでます(笑)。
牛は習慣性の強い動物牛はできるだけ環境変化のない状態を好みます。
牧場のスタッフもできるだけ変わることなくいつもおなじ人が搾りやその他の作業を行っている方が牛も安定していい
働かざるもの、食うべからず。
牛舎の牛の上には"3" や "1.5" と言った数字が並んでいます。
この数字を今朝書き換える作業を行いました。
月に一度の全頭検査月に一度、全ての搾乳牛で
・乳量(1日で搾る生乳)
・乳質(脂肪分、無脂乳固形分等や体細胞数など)
これらのチェックを行います。
昨日、検査して乳量がわかったのでそれに合わせて飼料の与える量を変えます。
沢山出る牛ほど多く与える粗飼料(=デントコーン&
「できない」は成長の種、と受け止める
春と秋の年に2回やる牛の角切り。
牛をこの枠に入れて、ザクッと切って、焼きコテで消毒&止血して終わりです。
毎回親方が切っていたのですが昨年からは僕がこの道具を持って切るようになりました。
「できない」は捨てる日が来る親方がやってくれると思っているうちは自分には絶対できない!と思っていたのはただの思い込み(^◇^;)。
やると決めたらなんとかなるし、今回で2回目なのでもう、なんの躊躇も
飼育頭数でわかること
昨日、地元新聞でこんな記事がありました。
十勝でも有数の大規模な牧場の話。
搾乳牛で1800頭だから、育成も含めたら3000頭はゆうに超える規模。
搾乳牛80数頭の牧場にいる僕からは想像もつかないことが山ほどあるんでしょう。
牧場の仕事は搾乳牛の頭数で分かる酪農の世界に長く勤めていると、
「搾乳牛の頭数」 が分かれば、その牧場についてかなりのことがわかります。
ざっと考えただけで
・
生乳の安全は、酪農家が果たす義務
昨年末に出産した牛。
一番仕事を頑張ってくれる時期。
なのに、乳房炎になってしまったのが今年の2月ぐらい。 それから、ずっと乳房炎が治らず、最近では、治らない乳頭からの搾乳も四苦八苦するぐらいに難しくなってきた。 ただ、治って欲しいと願って、投薬はずっと続けてた。
それも、数ヶ月に渡って続くと、経済動物である家畜として見ると、マイナスでしかない。 出荷できなくても搾らなくてはならないので誰かの手
”おいしい”牛乳は自分で決めよう
この牛乳、美味しそうですよねー。こういう瓶詰め牛乳を見ると細かいことは無視していいので、美味しそう!って思っちゃいます。
牛乳の”おいしい”は他人では決められない生産現場にいる者として、いつも思っていることなんですが、”おいしい”という味覚は人それぞれ。また、その飲む場面によっても変わる。
カステラ食べてる時に飲む牛乳って、だいたい、2割増しぐらいで美味しく感じます(笑)。
殺菌方法&ホモジナ
ずっと見られてる。。。。
今日は牛の特徴をあれこれと。
牛の視野は250度くらいあるんじゃないかと思う。
後ろも微妙に見えているので見てないだろうと気を抜いてると尻尾で殴られる( ; ; )。
牛は基本的に臆病です人間が来ても動じない牛もたまにいますが、ほとんどの牛は非常に神経質。普段見慣れない人がやってきたら、全員が「ギロっ!!」っとその人を凝視します。できるかぎり、牛達から次に何をやるかがわかるように僕たちも仕
春はツノ切りの季節です
牛はメスにもツノがある
牧場の最長老牛。8産目の妊娠中です。
よーくみると、、、
ツノが残ってます(^◇^;)。
片側だけなんですよね。しかも歪な感じで。どうしてこうなっちゃうのかって? 今日はそんなお話。
仔牛の時にツノを切る「今度の木曜日にツノ切りやりましょう」
そんな話が牧場で出てきた4月始め。
春と秋の除角(=ツノ切り)は恒例行事です。
ここに出ているような除角道具を使って
1日40kg。整えることで牛乳は作られる。
繊維質から牛乳を作るスゴい奴
今日届いた小冊子。
牛が体内に住む微生物達(=ルーメン)の力を使って乳脂肪分、糖質、タンパク質を含む牛乳を生み出しているかがとても分かりやすくまとまっています。
これ使って従業員研修やりたいくらい(笑)
牛は食べることで微生物を生かす牛の食糧は微生物が大好物の繊維質。大量の繊維をとって微生物達に与えることでそこから栄養を受け取っています。この微生物達の生育環境を整
牛から学ぶ今どきのビジネス感
北海道移住すると同時に働き始めた牧場の仕事。
14年目に入ってようやく気づいたことがあります。
自分の思い通りにしようとしない
このぼーっとしているうちの1頭を捕まえる時、どうするか?
追いかけたら逃げます。
こっちが力むとその空気感が伝わって牛も緊張する。
一番いいのは、「間を与える」ことでした。
14年目になってやっと気づいた(^◇^;)。
若い時と違って追いかけっこした時の持