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飼育頭数でわかること

昨日、地元新聞でこんな記事がありました。

十勝でも有数の大規模な牧場の話。

搾乳牛で1800頭だから、育成も含めたら3000頭はゆうに超える規模。

搾乳牛80数頭の牧場にいる僕からは想像もつかないことが山ほどあるんでしょう。


牧場の仕事は搾乳牛の頭数で分かる

酪農の世界に長く勤めていると、

「搾乳牛の頭数」 が分かれば、その牧場についてかなりのことがわかります。

ざっと考えただけで

・育成牛を含めた全体の頭数
・おおよその生産乳量&売上額
・繋ぎ飼いかフリーストールか、飼育方法
・必要な餌や、その結果生じる堆肥の量

etc.........

あとはここにロボット搾乳の有無や搾乳機器の台数などを加味すると、仔牛の肥育数や餌やり、搾乳時間なども大体見えてきます。

頭数が増えても変わらないこと

大規模農家でも小規模でも変わらないのは

「牛の健康状態を1頭ずつ把握する」

ことの重要性。これが乳量・乳質に直結するので、健康で牛が過ごせるように日々の住環境整備などは欠かせません。

だからこそ、2000頭近くの搾乳牛を飼育している牧場での仕事に携わっている方々には本当に頭が下がります。


さて、今日は昼仕事でツノ切りです。

静かに出番を待つ道具達です。

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