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1日40kg。整えることで牛乳は作られる。

繊維質から牛乳を作るスゴい奴

今日届いた小冊子。

牛が体内に住む微生物達(=ルーメン)の力を使って乳脂肪分、糖質、タンパク質を含む牛乳を生み出しているかがとても分かりやすくまとまっています。
これ使って従業員研修やりたいくらい(笑)

牛は食べることで微生物を生かす

牛の食糧は微生物が大好物の繊維質。大量の繊維をとって微生物達に与えることでそこから栄養を受け取っています。この微生物達の生育環境を整えるのが牛の仕事とも言えます。 ゴロンと横になっている時が一番微生物達の働いている状態です。

人は牛の生育環境をただ、整える

何かをさせようとかは酪農やってるとあまりなくて、とにかく「(牛が)心地良く過ごせる日常」をいかに提供できるか。酪農家にできる一番大切な事。
これがきちんとできれば安定した乳質の生乳を牛はちゃんと作ってくれます。

牛を見ればすぐに分かる

牛舎に入るといろんなことが分かります。

牛の目線、牛床の状態、牛舎の清潔感、匂い、etc....

牛にとっていい牧場と悪い牧場って牛舎に入ってみると大体空気感でわかります。 

牛は何も言わないけど、病気の発生頻度や乳質・乳量などでちゃんと声を上げてます。

最近、うちの牧場は乳質も上がってきたし乳量も増えてきた(^^)。

日々、牛達の日常を整える。

これが1日に40kgもの生乳を作ってくれる牛達に唯一僕達ができることです。

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