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#72. アメリカで不登校をした話!(英語マスターの秘訣は今までの真逆をする!)


この話は「真面目に学校に行って勉強すべきだ」という考えの方にはショッキングかもしれません。あらかじめごめんなさい、ご了承ください。



「明るい不登校」と「暗い不登校」

僕はアメリカで不登校を2回したことがある。

1度目は日本の大学を中退し留学した時、

2度目は留学に失敗し帰国してから

またアメリカに行った時。


1度目の時は、「暗い不登校」で

2度目は「明るい不登校」だった。


最初の「暗い不登校」は

苦しいだけで成果が出なかった。

この時は「英語をなんとかしたい」

「絶対結果を出さねば!」という

強い思いで日本の大学を中退し

アメリカに留学したのだった。

でも現実は厳しく、授業についていけず

自分のアパートにこもり勉強するようになった。

もう一度英語をやり直さないと

「どうにもならない」と思ったからだ。

それで日本から持参した参考書を

一から勉強した。

日本語訳などの英文解釈や英文法をやり、

英単語も英文も書いて覚えようした。

自分なりに頑張ったが伸びなかった。

今思えば「文字中心」の勉強である。


結局、望む成果も出ず日本に帰ることになった。

留学費用を出してくれた親にすまない

という気持ちでいっぱいだった。


遊ばないよう勉強漬けになるために

日本人が少なそうなテキサスの田舎を

選んだのに残念だった。

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2度目の不登校は明るかった♪

1度目の留学から帰国し、

僕は日本の大学を受験し直した。

しかし、合格したのは

以前と同じ偏差値30台の大学だった。

まわりには平静をよそおっていたが

「留学までして勉強したのに」とがっかりした。

学校の偏差値がどうのではなく

受験した英語の試験に

手ごたえがなかったからだ。

ますます英語に自信がなくなった。



なので、なんとかしたいと想い、

その後

それまでの教科書の勉強をやめて

洋楽で英語をやり始めた。

すると音とリズムがわかるようになり

英語が聞けるようになった。

「今度こそいけるかも!」


そこで、やはり自分の夢、

「海外暮らし」を実現するために

またアメリカに行こうと決めた。


ただ、もう同じ失敗はしたくない。


1度目は、日本人が少なくて娯楽もない

留学先を選び、悲壮な覚悟で

必死に文字中心の勉強をやった。

だが、もがくばかりで結果は出なかった。


だからこそ、今度は「逆」をしようとした。

前回の失敗をふまえ、

今度は留学先の日本人の数は気にしなかった。

「環境も娯楽、観光地、楽しくて

遊びの誘惑もいっぱいあって

明るくオシャレなところでいい。

ノーテンキにお気楽にやってやる!」

そう決めて選んだのが南カリフォルニアだった。

ディズニーランド、ハリウッド、サンタモニカ、メジャーリーグのエンジェルズ、パームツリーのあるビーチ。

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前回とまるで違う環境だ。

そこでロサンゼルスの近くの語学学校に入った。

しかし、早くも問題が出た。

それはここでも教科書を使うということだ。

英語レベルも低いこともあるが、

僕はどうしてもテキストが苦手なのだ。

やる気が出ないし頭に入らない。

せっかく日本で洋楽で英語をやり始め、

「これで英語ができる!」

と確信した矢先の問題。

学校に行く限り絶対、教科書がある。

「どうするか?」

学校に行くのをやめた。

登校拒否である。


こうやって

僕のアメリカ2度目の不登校が始まった。


成功した2度目の不登校!

今回の不登校は一度目のとはかなり違う。

「悲壮感はない!」

「自由でワクワク感がある!」


では学校に行かず「どこにいたか?」というと、


ホームステイ先にいた。


「何をしていたか?」というと、

ラジオを聞いていた。


日本でやり始めた

英語の独学と同じことをやった。

日本では当時FEN(のちにAFN)という在日

アメリカ軍とその家族用のラジオ放送が聞けた。


僕はケーシーケイサムという有名DJの

話し方が好きでアメリカンTOP40という

洋楽番組などを聞いていた。

アメリカに来てみるとラジオ局が

たくさんあって驚いた。

今でもロサンジェルスだけでも130局ほどある。

しかも、ロックならロックだけ、

ジャズならジャズだけを24時間かけている。

これは音楽ファンにはたまらない。


僕の不登校の暮らし=

「カリフォルニア英語独学ライフ」は


朝10時くらいにテキトーに起きて食べる。

TOP40のラジオを中心にラジオを聴く。

当時の音楽ラジオ局と言えば

KROQ、KIIS、KOSTなどいろいろあった。

僕はKNACというメタルやロックのラジオ局の

ファンでよく聞いていた。

ロゴ入りステッカーと帽子ももらったことがある。

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KNACのステッカー♪


この頃は新しいラジオ局や番組を

探すのがたまらなく楽しかった。

なんせ100局以上あるのだから大興奮だ。

まるで宝探しのようだった。


ラジオはサイコーだよ!

ラジオは便利だ。

何かをやりながらでも聞ける。

どこでも聞ける。

自分の部屋でも聞いた。

僕のホストファミリーの家には
プールとジャグジーがあったので、
午後からはプールサイドで
ビールを飲みながら聞くこともあった。

アルコールのリラックス効果もバカにできない。
飲み過ぎはダメだが。


サーフィンの世界大会も開かれる
ハンティントンビーチなどビーチでも聞いた。

青い空、波と海、自然の中では

とても開放的になる。五感も冴える!


バイクや車のクルージングにもラジオは最高だった。
ノリノリでリズム感もつく!

こんな感じでほぼ一日中ラジオを聞いていた。

知らない単語は耳で覚えて辞書で引いたりもした。


夕方、同じ語学学校に通う日本人の
クラスメートが遊びに来ることがあった。

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このホストファミリーの家には
ビリヤードやダーツもあったので
ビールを飲みながらやっていた。

まるでちょっとしたバーである。
もちろんラジオはかかっている!


学校に行かなくなり最初の頃は友だちが、
「おまえ今日も学校来なかったな?」
と言っていたが、

だんだん不登校が普通になると
その質問は誰もしなくなった。


アメリカでの不登校はリスクもある!


この「カリフォルニア英語独学ライフ」
を語ると長くなるのでここへんにするが、

僕があまりにも休むので学校から
「学校に来るように!」とホストファミリーに
電話がかかってきたりした。

それを無視していたら
アメリカ移民局( Immigration Office)から
「学校に来ないのなら日本へ強制送還する!」
という通知が来た。

その時は学校に少し顔を出して
安心させてから
また独学ライフを続けたのである。

強制送還のリスクがあってもだ。


「なぜか?」 

それは僕は覚悟を決めていて
真剣だったから。

バカみたいに遊んでいるように
見えるだろうが、そうでもない。

本当に今回英語ができなかったら
もうおしまいなのだ。

誰が責任を取ってくれるのだろう。

「英語ができない自分を
誰が救ってくれるのか?」

「移民局? 学校?」 

いやいや、自分である。


この世は誰のせいでもなく自己責任なのだ。


教科書や従来の勉強ではうまくいかないタイプだ
と気づいた僕は自分を信じて
オレ流で英語をやったまでである。

まわりから見たら不謹慎かもしれないが、
このやり方で英語ができるようになったので
良かったと思う。


しばらくすると僕の英語力は想像以上に伸びていた。

特に聞く話すは自分で言うのもなんだが
昔と比べるとすごくできるようになった。

先生が「あなたは学校に来ないのに
なんで英語ができるの?」
と不思議がっていた。

しまいには、
語学学校の授業が簡単すぎて、
校長にアメリカ人学生の授業に
出させてくれと頼んだ。

そこでアメリカ人学生フレッシュマン(1年生)
のクラスに入れてもらったこともある。



ラジオには感謝している!

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ラジオの威力はすごかったと思う。
自分は「文字派」ではなく
「音派」だったからという理由もある。

ラジオについて話し出すと
長くなるのでまたにするが、
本場のラジオにはお世話になった。

音楽をはじめニュース、スポーツ、
ビジネス、トークショーなど
ありとあらゆるジャンルの話が聞ける。

こうやって英語力が劇的に伸びた。

「あなたは海外に行けたから良かったのよ」
と思われるが、僕がカリフォルニアでやった
この独学は日本でもできる。

ネットでどの国のラジオでも聞けるからだ。

だからアメリカに行かなくても英語はできる。

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じゃあなぜ、
僕がアメリカに行ったかというと
僕の夢は「海外暮らし」だったから。

僕の目的は英語だけではない。

アメリカに住むのが目的だったので
アメリカに行かないと意味がなかったのだ。

この不登校の体験でわかった「2つの大切なこと」

(その1) 
何かが上手くいかない時は
今までと真逆をやればいい!

ただやればいいというものではない。

自分に合わないことを
何年やっても成果は出ないのだ。

僕の場合であれば教科書から
洋楽(音楽)にシフトした。

これは「勉強」の反対の
「遊び」のようなものだ。

「今までとは違うことをやる。」
いつものセリフだが、
「去年と同じことを
今年もやっていては、
来年も同じ結果だ。」


昔からそうだから、
みんながしてるから、
そんな理由でやってることは
たいていあなたには合わない。

一人一人違うし、
あなたはみんなと同じではない。


(その2) どんなに非常識に見えても「自分を信じてやってみる!」

僕がカリフォルニアでやったことは
頑固ジジイから見れば
不謹慎この上ないかもしれない。

ビール飲んで音楽聞いて英語をやるなど
「教育に対する冒涜だ。」と感じるだろう。

でも、英会話でも一杯飲んでからだと
英語が話しやすかった経験はないだろうか? 

未成年者には勧めないが
少々のアルコールでリラックスでき
英語苦手ブロックが外れるなら良いことだ。


英語ができるなら洋楽でも何でもいいのでは?

ちゃんとしなくていい


英語に限らないが、なにかをやる時、
誰もやったことがない
やり方であってもやったらいい!

自分を信じよう! 

自分のカンを信じよう!

人間には「視覚派」と「聴覚派」がいる。

だから、
自分をよく知り自分に合うやり方でやれば良い。


僕は書いて覚えるタイプではない。
音で覚えるタイプだ。

僕はラジオで洋楽など「音」を
中心に学習したのが良かった。

今までの勉強で英語ができない人は
英語の「音」と「リズム」
を身につけるのが良い。

特に学校英語や受験英語が苦手という人は
従来の勉強に合わない人が多い。

洋楽は英語の「音」と「リズム」を

マスターするのに最高だった。


ざっくりだが、

この独学を日本とアメリカで
約2年やり今の英語レベルになった。

そしてカリフォルニア州、アナハイム市で
株式会社を立て起業した。
(アナハイム市:メジャーで活躍する大谷選手が
いたエンジェルスやディズニーランドがある)

強制送還のリスクはあったが
オレ流でやり通せてうまくいったので
良かったと思う。


ということで、

あまりにも停滞していて何とかしたい時は

♠️ 自分を知る!
♠️ 自分を信じて今までと逆をやる!
♠️ 環境を変える!

これが大切です。

僕は日本でもアメリカでも中退、
不登校、ひきこもりをしましたが、
大丈夫です♪

なんとかなりますよ。


最後まで読んでくださって
ありがとうございます!

それではまた!

Thank you for reading!

Have a good one!

僕の英語マスターの詳しいやり方をまとめました。
「洋楽や英語の音から英語をやり直したい」
そんな方にオススメします♪記事はこちら★★★

https://note.com/hayachica/n/n8cfc3b9eb60c


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