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”踏み込む”勇気

はじめまして。出版甲子園実行委員会、広報局所属のsamuraiです。


さて、唐突で申し訳ないのだが、私は世間でいう「オタク」なのかもしれない。読む本は大体ライトノベル、聴く音楽はボカロばかり、TVで見るのは大抵深夜アニメ…。

しかし、引くのは少し待ってほしい。というのも、はじめは私もそういったものとは縁のない人間だったのである。少しばかり私の昔話にお付き合い願いたい。

中学校時代、私は周囲に合わせるため、よく話題に上がるTV番組を見たり、流行りのJ-POPを聴いたりしていた。それはそれで楽しかったのだが、どこか満足できていない自分がいた。

中学卒業後、私は男子校に進学した。お察しのとおり、男子校にはオタクがたくさんいる。入学当初こそオタクにはなりたくないと思っていたのだが、友人との会話であるアニメが話題に上がった。「化物語」である。話を聞く限り面白そうだったので、試しに見てみたのだが、これが実に面白かった。個性あふれるキャラクター達、テンポのよいおしゃべり、そして美麗な作画に、透き通った声優の声…。

                       (↑物語シリーズより)

これを機に私は「物語シリーズ」の原作をすべて読み尽くし、それから他のライトノベルやアニメにも興味をもった。さらには友人の勧めにより、聴く音楽も次第にボカロ主体となっていった。気がつけば、私はれっきとしたオタクとなっていた。しかし、二次元の世界はまさに私を満足させてくれるものだった。ええ、そこが私の楽園でした。

私は、二次元の世界に足を踏み入れたことを後悔するつもりはない。むしろ、誇らしくさえ思う。なぜなら、私が求めていたものに出会えたからだ。

結局、私が伝えたいことは、「どうか個人的な先入観や価値観によって自分を変えてくれるかもしれないものへの道を自ら閉ざしてしまわないでほしい」ということだ。
私にとって、その「自分を変えてくれるかもしれないもの」は二次元の世界だったわけだが、もちろん、それは個人によって様々だろう。しかしどうか、踏み込む勇気を持ってほしい。私はそれを全力で応援する。

長々と駄文を書いてきたうえで申し訳ないのだが、最後に一つ、出版甲子園の会員として宣伝をさせていただきたい。

 出版甲子園では、全国の学生から本にしたい企画を募集しています。締め切りまで残りわずか(6/23 (日) 23:59まで)となりましたが、本を書いてみたいという方のご応募、心よりお待ちしております。

ぜひとも、本を書くということに挑戦......いや、あえてこの日記の締めとして言うのであれば、ぜひとも、本を書くという世界に足を踏み入れてみてはいただけないだろうか。



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