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発達障害児・者と共に生きて行く社会を

インクルーシブ教育、合理的配慮をするために、まず私たちがやるべきことは何であるのか?

1.インクルーシブ教育について

・障害のある者と障害のない者が共に学ぶ仕組みであり、障害のある者が「general education system」(署名時仮訳:教育制度一般)から排除されないこと、自己の生活する地域において初等中等教育の機会が与えられること、個人に必要な「合理的配慮」が提供される等が必要とされている(文部科学省HPから一部引用)。

「んー?」「具体的にどうすればいいの?」と思ったのは私だけだったでしょうか?
これは、よく会社にもあることで、理念は何かかっこいい気がするけど、実際現場で何をすれば良いのかが浸透しない。そして、行動が伴わず、口だけになってしまう。理念を掲げることは大事ですけど、なんのために掲げるのかを忘れてはいけませんよね・・・。

私は、発達障害児を専門とする臨床心理士なので、発達障害のことを言わせてもらうと、まず、必要なことって

「発達障害についてみんな知っていますか?」


2.まだまだ知られていない発達障害

明らかに発達が遅れている、多動である、独り言を言う子でも、努力不足や常識がない子と思っている先生方や支援者もまだいます。
もういい加減に発達障害に関わる大人は知っていてほしいのですが・・。

数年前、ADHDと診断がついている子がいました。その子は、明らかに目立つ子ではなく、みんなと同じ行動ができるので、ほとんどの人は「大丈夫でしょう」と・・・・。しかし、集団での様子を見ると足や手が常に動いている、揺れており、大人の話を聞きもらしている様子でした。

「大丈夫って・・・・ADHDののこと多動だけだと思ってるんだ・・・」と思った瞬間でした。

障害についての分かっていなければ、インクルーシブ教育、合理的配慮は難しいですよね?

疑問を投げかけるだけでは、私も口だけになってしまうので、まず自分ができることを初めています。地域での支援者を集めた勉強会です。多くの人に発達障害って何?どんなタイプの子がいるの?を広めていきたいと思います。 もし、同じような思いの方がいたら知識の普及をして下さい!!!

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