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絶滅危惧種:恐竜の生き残り!?無人島滞在記⑥古代爬虫類‼inニュージーランド👉ムカシトカゲ:トゥアタラの驚く生態‼100 歳生きる❓爬虫類より古い種‼

外来種のネズミやポッサムをすべて排除し、絶滅危惧種の鳥や爬虫類、虫などを放して保護しているティリティリ・マタンギ島!

ニュージーランドのオークランドからフェリーで1時間程度の距離にある小さな離島の保護区です。
本島ではもう見られない貴重な鳥や爬虫類が見られます!


保護区なので、外来種を持ち込まないよう細心の注意を払うよう注意を受けて入島!



その滞在記の第6弾です。まだまだ紹介したい鳥はいるのですが、珍しさで突出しているトゥアタラを今回はご紹介します!


小さいグループに分かれ、ガイドの人に動植物の説明を受けながら島を歩く


★ムカシトカゲ:トゥアタラ tuatara


メスのトゥアタラ
引用:DOC NZ ©Peter Morrison


自然好きさんに是非是非知ってほしい!
私の大好きな動物「トゥアタラ tuatara:ムカシトカゲ」についてご紹介できるのが嬉しい🥰

初めてこの動物を知った時、心底驚いたし、その魅力に取りつかれました!ハシビロコウよりもっと動かないので、見つければ写真は撮り放題!?です。

しかし、夜行性🌙
昼間に見ることは難しい。
私も今回、この島では見られず、他の保護区でじっくり観察しました。


ニュージーランドでのみ生息する珍しい動物です。
本土全域にかつていたのですが、今は32の島と保護区でのみ生き残っている絶滅危惧種です。(参照:DOC
人間が持ち込んだネズミが最も大きい脅威になっていると考えられています。


恐竜時代の生物を生きている状態で見られる💖


①分類と進化


トゥアタラは、スフェノドン目の唯一生き残った種です。
「ムカシトカゲ」「恐竜の生き残り」と言われるのは、約2億年前の恐竜時代に多くいた種であるからです‼

トゥアタラ以外は、最終的に6000万年前に絶滅しました。(それが、絶滅しそうだなんて💦)

トカゲや蛇などとは進化の早い段階で分岐した種だとわかっています。爬虫類に分類されますが、爬虫類より原始的な形質を残した爬虫類です。トカゲに似ているが、表面的に似てるだけで独特の特徴があります。

ニュージーランドが他の陸地から切り離されたのは、約8000万年前だとされています。それ以前に、トゥアタラがニュージーランドに到達して、寒冷な気候へ適応しながら生き残ったとされます。(参照)


南島ダニーデン市のオロコヌイサンクチュアリで撮影した!
30分後の写真もほぼ同じ写真が撮れた👉つまり、動いてないことがわかる💦
日光浴のため穴から出てた!ラッキー🎵

②体:第3の目が頭頂部に&肋骨に突起

頭蓋骨を見ると、有羊膜類でもっとも原始的な形をしているのだそうです。

両目は、別々に調節が可能で、夜間の視覚のために光を反射させる輝板を持ち、瞳孔は猫のような縦型です。

頭頂眼顱頂眼)と呼ばれる第3の目を頭蓋の頂点に持っているんです。自前の水晶体、網膜、退化しているが脳につながった神経が備わっていることがわかっています。この目が見られるのは、孵化したての時期だけだそうです。この目は、適切な体温調節のために使われているというのが有力な説です。

引用:The Cosmic Web:Image: Screenshot via YouTube/Ben G Thomas

ワニのような腹肋を持っています。また肋骨には、後ろ側から飛び出た鈎状の突起があるんです。
ワニ目にも軟骨化した突起の名残があるが、発達した腹肋と鈎状突起の両方を持つ唯一の四足動物がムカシトカゲです!

危険を逃れるために尻尾を使うようですが、自切機能が尾椎にあります。再生できるのですが、違う色になる可能性があるとのこと。

原始的な構造の頭蓋骨
引用:WordPress.com


腹肋と鈎状突起の両方がある
引用:WordPress.com

③寿命が長い!


35歳くらいまで成長を続け体長約0.5メートル、完全に成長すると最大1.5㎏になります。
平均寿命は60歳とのことです。100歳まで生きることがあるとされます。

途中で色が変わることがあるそうです。

・オリーブグリーン
・茶色
・オレンジレッド

など様々な個体がいるようです。
年に1度、脱皮します。

(参照


オレンジ色っぽい個体
引用:Orokonui.nz


110歳を超えているヘンリーは、人気があって有名!
引用:Sounthland Mureum and Art Gallery


ヘンリーと50年の友情関係を持つLindsay Hazley さん
ヘンリーの外見は変わっていないが、性格はお尻の腫瘍があった間、不機嫌だったそう。2002年に腫瘍が除去され、繁殖プログラムに参加したとのこと!
引用: Stuff



④繁殖:オスに生殖器は無い

オスに、トカゲのような半陰茎も無いのも珍しい。
その為、交尾は総排出口を合わせて行われます。

繁殖サイクルは非常に長く、性的に成熟するのに10年以上かかり、メスの交配と産卵は4年に1度。(オスは毎年挑戦するようだが…)

夏に行われる繁殖期には、オスは皮膚を暗色化して背中のとげを逆立ててメスに行進してメスの周りをまわるようです。

受精から10か月後、地面を掘って8~14個ほどの卵を産んで埋めます。孵化まで12~15か月かかるというので、本当に長い時間をかけて次の世代が生まれてくるわけですね。

孵化した子どもは、高温だとオス、低温だとメスに。22℃では、80%がオスになるらしい。21℃で半々。18度でほぼ100%がメスになる。


赤ちゃんのトゥアタラ
まだ背中のトゲは無い
引用:WILDBASE RECOVERY

⑤食べ物と好きなもの

主に、無脊椎動物のを食べます。トカゲ、海鳥の卵、ひよこも食べます。時に自分の子どもを食べることもあるようです。

歯は、私たちのように生えていません。顎の骨に直接くっついたギザギザのものを使って食べます。頭蓋骨の骨をもう一度、ご覧ください。

爬虫類としては珍しく、涼しい気候で活動できますが、日当たりの良い場所で日光浴をします。25℃以上では活動せず、7~22℃で活動するようです。気温が低いと、巣穴に留まるようです。(参照)


我が家ににあるトゥアタラのコースター🎵
左上の鳥は希少種サドルバック(滞在記③で紹介)

トゥアタラを紹介出来て本当に嬉しいです。
ティリティリ・アイランド島以外にも、ニュージーランド内で保護区は多くあり、そこで見られます。

(引用:Discovery UK "What ON Earth Is A Tuatara? Modern Dinasaurs)


ニュージーランド保全省のTUATARAの紹介ページは、正しい情報のみ書いてあるので、興味を持った方は現状をチェックしてみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございます!
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よろしくお願いいたします!

鳥見はつみょん💛

【追記】
無人島滞在記①~⑤をまだご覧になって無い方、ぜひちょっとでも覗いてみてくださいませ~🥰
島への行き方について紹介した記事も最後にあります🎵

★行き方はコチラ⤵⤵⤵✨


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