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訪問リハビリあるある!注意散漫な利用者さんへの関わり方は?

・運動を途中で止めてしまう。
・上の空でボーっとしてしまっている。
上記のように、
注意散漫な利用者さんのリハビリでは、
困ってしまうことはないでしょうか?

以前の私は、
できるだけ注意が向くように、
注意が持続するように、
必死に声掛けしながら、
リハビリを行っていました。

しかし、外部からの刺激により、
注意をコントロールしても、
生活に役立つリハビリとは、、、
なりませんでした。

今回は、注意散漫の状態を分析し、
効果的なリハビリの進め方を紹介します。

注意散漫の状態とは

注意散漫とは、
1つのことに選択的に
注意を向けることができない状態。
つまり、
集中力が低下している状態になります。

では、
集中力が低下している状態とは、
どのような状態でしょうか?

ズバリ、
身体的、精神的に疲れている状態です

そのため、
生活に即した実践的なリハビリを行う前に、
疲れを取るための対応が必要になります。

疲れを取る方法

身体的、精神的な疲れを取るとは、、
脳疲労を取ることになります。

脳疲労?
これは、
前頭前野への血流が低下している状態です。

つまり、疲れを取る方法は、、、
前頭前野への血流を
良くしてあげることになります。

その方法は、
「軽いリズム運動を行う」です。

軽いリズム運動は、
散歩やラジオ体操などになります。

それでは、理由について述べていきます。

リズム運動の効果 その1

リズム運動を行うと、
アルファー波がでます。
アルファー波は、脳をリラックスさせ、
エンドルフィンというホルモンを
分泌させます。

エンドルフィンは、
別名:脳内麻薬とも呼ばれ、
脳を活性化させ、
・ストレスの解消
・痛みの軽減

などの作用があります。

つまり、
エンドルフィンは、
精神的な脳の疲れを取ってくれます。

リズム運動の効果 その2

もう1つのリズム運動の効果は、
セロトニンの分泌になります。
セロトニンは、
別名:幸せホルモンとも呼ばれ、
脳内の興奮性ホルモンや
自律神経の調整役に働きます。

そのため、
脳の暴走を抑えてくれるために、
疲れをコントロールしやすくなります。

また、セロトニンは、
睡眠ホルモンである
メラトニンの原料になります。

つまり、
セロトニンをしっかりと分泌させると、
夜ぐっすりと眠ることができるため、
身体的、精神的な疲れを取ってくれます。

このセロトニンは、
リズム運動、咀嚼、日光浴により、
分泌されます。
しかし、午前中にしか分泌されません。
そのため、
午前中に日光に当たりながら、
散歩することがおススメです。

注意散漫な利用者さんへの
 リハビリの進め方 ~まとめ~

注意散漫な利用さんは、
脳が疲れている状態であり、

1.軽いリズム運動として、体操や散歩する。
2.午前中の日差しを浴びる。
3.夜にぐっすり寝てもらう。

上記のことできれば、
疲労が取ることができます。

その後、
集中力が発揮できる状態になってから、
生活に即した実践的なリハビリに
挑戦することをおススメします!

最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。
ご意見・ご要望、質問があれば、
気軽にコメントをお願いします。


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