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志を立てて伸ばす、3つのステップ

おはようございます。はたらくオクノです!

やりたいことが決まってない、進路で悩んでいる、後輩育成で最初に何をすべきか分からない、就職先をうまく絞れない、転職の判断軸がない、目標設定ができない、などなど。新しいステージにあがろうとする時や、定例イベントとして目標設定の提出を求められる時、自分が納得する答えを出すのって難しいですよね。

目的や目指す先に向かってブレることなく、あるいは、多少ぶれたとしてもこの範囲なら大丈夫という、大切にする価値観を見定めておけば、初めての場面でも大きな誤りを回避することができます。

今回は、私がここ5年ほど続けている「志を立てて伸ばす3つのステップ」をご紹介させていただきます。自分の志を立てるときや、周りの方の目標設定をお手伝いする時に有効だと思います🙌

STEP1【自己開示】自分の置かれた状況を整理する

「志を立てるぞ!」「目標を設定してみよう!」といきなり言われて、すらすら言葉が出てくる人は稀だと思います。まずは気構えず、自分の中にある思考の材料を準備する気持ちで、自分(志を立てる本人)について洗い出してみましょう。

ノートか適当な紙を用意してください。そして、下記問いの中から、答えてみたいものに答えてみてください。(回答は紙に書いて、言語化してみましょう。)

・得意なことは何?/不得意なことは何?
・自分で動く・人を動かす、どちらが好き?
・昨年の活動の中で一番印象に残っていることは?(それはなぜ?)
・ずっと頭の中にある出来事・タスク・人・場所・本は?(理由も)何個でも
・どんな時に情熱が湧いてきますか?
・どんな時に不安や恐怖を感じますか?
・気持ち良い・喜びを感じる瞬間とは?
・一番感謝している人は誰?(それはなぜ?)
・困っていることは何?助けて欲しいことはある?

思いつく限り、現在の心境のまま書き出してみます。筆が進むものと、答えづらいモノが出てくると思います。アウトプットしたものから連想ゲームのように、言葉は続いてくので大丈夫です。最初の一歩が踏み出せない時は、赤羽雄二さんのゼロ秒思考メソッドがおすすめです。

【ゼロ秒思考】
①A4のコピー用紙を用意
②左上にテーマ・問いを書く
③制限時間1分以内に、テーマに対する考えを書き出す

とにかく、最初のアウトプットはが重要です。質は後からついてくるので、安心してじゃんじゃん書き出してみてください。一つの問いに対して3〜10回ほどゼロ秒思考するもよし、一つひとつ1回ずつゼロ秒思考するもよし。

あるいは、各問の答えを付箋に書き出すのもアリです。付箋1枚に対し、一つの答えを書く感じです。2人で取り組む場合は、片方が質問の答えをしゃべって、もう片方がそれを付箋に書き込む、という役割分担をすると、一人で取り組むよりとてつもなく想いを量産できます。準備に若干手間がかかってしまうのですが、構造化が簡単になるので、付箋の活用はおすすめです。

STEP2【将来妄想】ありたい姿・幸せのイメージを具現化する

「将来」とは、いつのことを指すのでしょう。5年後、10年後、30年後、50年後、、、。まず、いつの時点の自分をゴールに据えるかを設定します。そして、下記3つの問いと向き合ってみてください。

①将来、を幸せにしていたいですか?(自分・家族・パートナー・友人・困っている人・地域社会の◯◯・絶滅に瀕する動物など、生き物なら何でもOK)

②「そんな姿になれたら」清々しい、誇らしい、めっちゃ嬉しい状態とは、どんな貴方ですか?

③家、地域、会社、社会、日本、世界など、どのフィールドに立っていたいですか?複数ある場合、それぞれの割合は?

書くこと・言語化によって、頭の中だけでは気づかなかった違和感に気づけたり、より多くの選択肢がうまれやすくなります。また、「やっぱりこっちかな」と言う方向性や価値観について、ニュアンスの微調整がしやすくなります。

書いたものを見て、加筆・修正したり、さらに考えを深める過程を通じて、自分の興味・思考の対象がだんだんクリアになってきますので、まずは書いてみることが重要です。キーワードだけでも良いですし、ピンときた音楽や有名人でも構いません。

自分の中にある未来のイメージについて、妄想・想像・アイデア・思いつきなど、浮かんだものはすべて自分にしかないオリジナルな未来です。何でも良いのでアウトプットしてみましょう。

STEP3【社会的結合】世のため・人のためにつながる内容に深める

自分さえ良ければいい、私利私欲のみ、自分のためだけの目標は、実現するのも「自分だけ」の力で成し遂げなければならない場合が多く、むしろ実現が難しいものです。自分の目標が世のため・人のために、どのような貢献をするのか、役に立つのか【つながり】を見つけると、「それいいね!」と応援する人や、手伝ってくれる人が出てきたりと、「周りの力」をいただきながら実現に向けて前進することができます。

STEP1で自分を見つけ、STEP2で将来のありたい姿を具現化しました。STEP3では、そんな将来の自分がどのように他者と関わりたいか、どう頼られているか、感謝されているかをイメージしてみます。

ここまできたら、ビジネスの場面でよく言われる目標設定メソッドをやってみてください。大枠は五つのステップです。

1:目標設定(達成したいことは何か/どのような状態になっていることか)

2:動機設定(達成は自分・チーム・組織にとってどんな意味があるか)

3:水準設定(達成・大幅達成の水準を数値・状態で示す/成果物は何か)

4:差異分析(現状と目標とのギャップ整理する/目標達成に向け、①現状の改善点はあるか、②新しく取組むことは何かを明確化する)

5:行動計画(優先順位をつけて具体的アクションをスケジュール化する/必要な資源(経験・知識・スキルなど)を集める/最初の一歩は?)

STEP1〜3までを2時間ほどかけてやってみて、目標設定は別途時間を取って取り組むのがベターかと思います。

いきなり一人で取り組むのが大変な場合は、友人や同僚、あるいは家族とやってみても有効です。お互いを理解することにつながりますので、気の置けない人・仲を深めたい人とやってみると、さらに仲良しになるでしょうね。

【毎日の習慣】志を立てて「のばす」ために

ゴールを定めずスタートしてしまうと、日々目の前の仕事を処理することに終始してしまって、成長実感が得られなかったり、「このままでいいんだっけ?」と悩んでしまったりと、逆に作業効率が落ちてしまってもったいない状況に陥りがちです。

今回ご紹介させていただいたステップは、自分の大切な価値観を可視化する作業です。大事なことは、その大切な価値観を大切にできる日常を送ることだと思います。

志や目標を立てたら、目につくところに貼っておきましょう。そして、日々の生活の中で、志とリンクするような出来事を記録してみてください。

志とマッチするような出来事が起こってきたら、その方向で進めてOK。

他方、明らかに違和感ある出来事が頻発したら、自力が強い人は「協力を仰いでみる」など、勘どころを見定めて変化を起こしてみることをお勧めします。

志や目標は、ゴールですが、スタートです。一度たてた目標も、日常向き合う中で違いが見えてきたら修正する勇気も大切です。

ただ、「めんどくさい」「億劫だ」と言う理由で修正するのはちょっと待って。仲間と一緒なら、また次の一歩も踏み出せるかもしれません。

人生は死ぬまで続きます。せっかくなら、最高にハッピーなものにしていきましょう。私も日々、精進したいと思います!

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