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私が転職し事業立ち上げを決断した理由

この投稿では私という人物の紹介をしながら、
なぜ転職し事業立ち上げという選択をしたかを話したいと思う。

私は20歳のときに妻に出会い24歳で結婚、子宝にも恵まれ現在4歳と2歳の息子で計4人家族である。
妻の実家が前職の地元ということもあり、長男が生まれるタイミングで同居させてもらった。サザエさんでいうマスオさん状態である。

前職の旅館で入社当初は能力が低く・常識がない人間で周りに迷惑をかけてばかりであったが、配属先の上司や同僚にも恵まれたことと、野球で培った負けず嫌いで目立ちたがりな性格でがむしゃらに仕事に専念したことで運良く25歳でリーダーに昇級することができた。

休みを返上して仕事が朝から夜中までかかることもあったが大手旅館ということもあり、国際会議・ディナーショー・団体旅館貸切・ブライダルといった大きい案件の責任者という緊張感のあるやりがいのある仕事もあった為、充実した後悔のない10年間だった。

ここから本題
やりがいがあり充実していたがなぜ転職を決断したか・・・
理由は大きく2つある。
①代表取締役社長の辞職により尊敬する上司が辞職
②子供が生まれたことによる優先順位の変化
この2つが決断をした要因である。

まず1つ目の理由についてだが
私は旅館のトップ(支配人)を志し日々業務を行っている最中で会社の上層部でいざこざがあり、社長とその右腕にあたる私の上司が辞職するといった出来事があった。
その上司を私は公私ともに尊敬しておりその方が辞めたことが私にとって大きく心が変わる影響となった。
その上司は仕事に対しては忖度なく厳しく指導し、常にお客様目線に立って物事を判断する凄腕の人物であり、飲み会になると人生や仕事の悩みの相談に乗ってくれる存在で公私ともにお世話になりダメダメな自分を更生させてくれた恩師であった。
辞めてしまった当時ショックはかなり大きかったが、いつまでも上司に甘える様な人間であってはならないと思い、粘り強く頑張っていた。
だが今年の年度末にもともと社長とその上司の派閥の組織にいたことが影響し、新社長と新組織の構想から外れていることに気づく。俗にゆう干されている状態だ。
自分の能力が劣っており不遇を受けるなら仕方のない話だが、現場を見ない上司(支配人・副支配人)しかいない状況で700人収容できる旅館をほぼ1人で管理し身を削って頑張ってきたが、評価されずそういう扱いを受けている現状にかなりの苛立ちを感じていた。

ここで2つ目の理由が混ざってくるのだが、
妻は20歳で付き合ってから私が仕事優先で動くことや会社で成り上がる為の上司との飲み会やお客様接待を許してくれており、寛大な心を私は心から尊敬し私にとって自慢の妻であった。
しかし子供が生まれた段階で優先順位が子供に変わり、
「家族が幸せになることも考えて仕事をしてほしい」
ということをしばしば口にすることが増えてきた。
仕事ばかりで家庭崩壊しない為に私はマスオさんとなり、妻の家族にも子育てをフォローしていただく環境に変えたわけだが、妻にとっての問題は子育てはもちろんだが何より「家族で過ごす時間」がほしいということであったのだと思う。
それは当たり前のことで悪いのは仕事と家庭を両立できない自分だということは分かっていた。
しかし経営者が変わった会社では退職する人が後を絶たず、人員が足りない尻ふきは当然責任者である私が拭うことになり家庭との両立とは程遠い状態だった。
優先順位が子供になったが妻は私が苦労していることを理解し言いたいことや文句はたくさんあるだろうが変わらず応援してくれていた。優先順位が変わった今でも尊敬し自慢のできる妻であることは変わらず、任せきりの自分が情けないと感じていた。

11年も会社にいれば好きな先輩・仲間・かわいい後輩がたくさんいたが、この状況を打破せねば家庭も私も崩壊すると思い、仲間と家族を天秤にかけ、仲間を切り捨てる覚悟で転職活動を始めた訳である。
仕事と家庭と両立すべく土日休みの総務職を第一希望で探した訳だが田舎であり高校卒業の資格しか持たない自分にはなかなか条件にあったものが見つからず困っている中で、たまたま地元で小売業を営む会社の社長と話す機会があった。社長といろいろ会話をする中で
「新規事業でグランピングを検討しているから是非一緒にやらないか」
と声をかけていただき、もともと事業を立ち上げるということに憧れがあったことと自分の経歴や長所を活かせる仕事という点がマッチし6月に退職し7月転職した。
現在は事業計画と運営オペレーションを練っている段階で休日もしっかり確保し家族の時間とやりがいのある仕事を両立できている。
事業が始まればまた大変になるだろうが、前職での経験を糧にし同じミスは繰り返さない様立ち上げの段階で運営の基盤を構築していこうと思う。

長文になったが以上が私の大まかな12年間である。
細かい話はまた呟いていきますので次回をお楽しみに・・・

本日投稿した写真は 白川郷×秋桜 です。




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