「外資系IT企業のマネージャー」から「フィットネスを進化させる人」へ
私、シンペイは、「外資系IT企業のマネージャー」から、「フィットネスを進化させる人」になりました。
もう少し具体的に言います。
フィットネス業界に革命を起こすスタートアップ企業のメンバーになりました。
そして、これまで勤めていた外資系IT企業を、退職することにしました。
何が、この進化をもたらしたのか?
書いていきたいと思います。
フィットネスで人生が変わる
時は、約7年前の、2016年ごろまでさかのぼります。
当時、私は、日系物流企業のインドネシア法人の副代表を務めておりました。
輸出入フォワーディングの法人営業や、機械器具設置の搬入据付の現場リード、海外進出企業へのコンサルティング、など、
物流の枠にとらわれない活動をしておりました。
一定の成果を挙げていたと自負しています。
その一方で、
いつも、心は満たされずに、何かに追われているような感覚でした。
「周囲のすべての人に対して全力でコミュニケーションをとらなければならない」「自分の能力を発揮するには、常に120%以上出さなければいけない」という“呪い“を身にまとっていました。
毎日、会社に出社するやいなや、「集中!」と念じ、ブラックコーヒーを一気に飲み、自分を奮い立たせる、という日々でした。
その反動か、退社後や休日は、周囲とのコンタクトを極力避けていました。
そうでもしないと、精神が病んで、つぶれてしまいそうでした。
そんな中、筋トレと出会います。
書籍「筋トレが最強のソリューションである(testosterone:著)」や、
筋トレ系YouTuberの方々(Sho Fitnessさん、NATURE FITNESSさん、などなど)の発信に刺激を受け、
筋力アップ、筋肥大をメインとしたトレーニングを、本格的に始めました。
筋トレは、すぐに生活の軸となりました。
そして、筋トレを本格的に初めたその月から、いろいろな変化が現れました。
生活習慣の改善、体格の変化、栄養学や運動生理学などの知識の会得。
なにより、明らかに自分のマインドが変わっていきました。
自信がつき、「人生は、自分軸で生きていいんだ!」と思えるようになってきたのです。
体も、心も、充実する日々が始まりました。
フィットネスに恩返しがしたい
「常に何かに追われている日々」から「自分軸で生きて心身が充実する日々」に日常が変わっていくにつれて、
「この喜びを少しでも多くの人に味わってほしい。何か貢献できることはないか?」と考えるようになりました。
どうせならば、仕事の領域で貢献したい。
スポーツやフィットネスの業界で仕事をしたい、と思うようになりました。
ただ、この時の私は、「仕事(心の底からやりたいことで人の役に立つこと)」と「ファイナンス(お金を稼ぐこと)」を混同していました。
「スポーツ・フィットネスの業界で仕事をすること」=「今の職場より"給料の高い"スポーツ・フィットネス関連企業に転職して働くこと」と考えていました。
“給料の高いスポーツ・フィットネス企業に転職する"ために、その準備のアクションプランを立てました。
①専門性があり、かつ、普遍性の高い職種(組織開発や人事など)を経験すること
②もしくは、同業種(物流)でネームバリューのある企業に勤めること
①の機会は、偶然おとずれました。
2018年、外資系消費財メーカーのインドネシア工場の物流請負事業の入札があり、そこに参加することになりました。
結果、グローバル競合7社に競り勝ち、事業を受注しました。
プロジェクトマネージャーであった私は、事業立ち上げをリードし、そのまま、代表として、約250人のメンバーをかかえる事業所を経営することになりました。
この、機能型拠点の代表経験は、とてもタフなモノでした。
命の危険にさらされることもありました。
大好きだったお酒も断ちました。リスクヘッジと、ムスリムの方へのリスペクトのためです。以降、お酒を飲むことはありません。
一方で、経験値としては、申し分ないものになりました。
Mission/Principle策定、約370名の採用面接、採用の仕組みの構築、配置、トレーニング、評価制度策定、給与テーブル作成、安全衛生、品質、オペレーション改善、ファイナンス管理、等々。
何より、この経験で得た一番大きなもの。
それは「人の成長に貢献できる喜びと尊さ」を知ったことです。
代表としては正しくはないかもしれませんが、利益や最上品質よりも、「いかにメンバーが意欲高く生きられるか」ばかりを考えていました。
“結果として“、黒字化、KPI達成、が実現しました。
②について。
2020年12月、前述の日系物流企業から、外資系IT企業に転職しました。
転職先は、いわゆる"GAFAM"のうちの一社で、企業ブランドは申し分ありませんでした。
ただ、「知名度やブランド力のある企業だから転職先に選んだ」というのは少し違います。
私がこの外資系IT企業に転職しようと思ったのは、「人の成長をドライブできる仕組みが高いレベルで整っている」と感じたからです。
自分のピープルマネジメントの能力を、より高い水準に持っていける、そう思いました。
コーチングとの出会い
外資系IT企業に転職後、初年度(2021年)は、物流の仕組みを構築するチームリーダーを任せてもらいました。
チームリーダーという「メンバーの成長に貢献する」ど真ん中の役割で、非常にやりがいがあり、自己効力感も満たされました。
2年目(2022年)になり、カイゼンをリードする部門に異動となりました。
経営層に直接提案ができる刺激的なポジションではあったものの、自分のやりたかった「メンバーの成長への貢献」をダイレクトに感じられる環境ではありませんでした。
恵まれた環境の中にありながら、心の中にモヤモヤを感じていました。
何か現状を変えたいと思っていたとき、ふと、コーチングのことが頭に浮かびました。
筋トレが生活の柱であった私は、サラリーマンをしながら筋トレの様子を発信するYouTube「AKIOBLOG」のファンでした。
その中で、YouTuberのAKIOさんが、「サラリーマンをやめて経営者になる、そのきっかけがコーチングである」という発信をされていました。
「コーチングを受ければ、何か現状を変えられるんじゃないか?」
そう思い、AKIOさんが経営されている会社GOAL-Bのコーチング動画を購入し、食い入るように見ました。
そして、その日のうちに、GOAL-Bのコーチングセッションを申し込んでいました。
*コーチングを受けてからの変化、そして、自身がプロコーチを目指しスクールに通い始めるまで(2022年5月〜10月)は、こちらに詳しく書いております。
https://note.com/hasta_siempre/n/nfacfba0fa5ab
アイデンティティが更新される
コーチングスクールで学んだことは、数多くあります。
学んだ、というよりは、血肉化された、という表現のほうが正しいかもしれません。
その中でも、特に感銘を受けたことがあります。
それは、「コーチは生き様」ということです。
すなわち、コーチ自身が、現状の外のゴールを決断して挑戦しつづける、ということです。
「あなたならできる!」と言っているコーチ自身が、挑戦せずに現状にとどまっているのは、違和感しかないですよね?
私も、
プロコーチを目指し学ぶことと並行して、
自分自身のゴールを設定してチャレンジしていました。
その中で、仕事の領域では、
「外資系IT企業のSCMマネージャーという職業機能が与える価値において、より視座高く影響範囲を広げた現状の外のゴールを設定する」というアプローチをしていました。
このアプローチ自体は、間違ってはいません。
ただ、どうしても自分の中で残っていた“しこり“がありました。
それは、「どんな自分になっていたいか」ということです。
約7年前からの想い
「フィットネスで得たこの充実感を、少しでも多くの人に味わってほしい。何か貢献できることはないか?」
ずっと、消えることはありませんでした。
先々月の1月28日、
コーチングスクールのメンバーと、近況を共有しあいました。
そこで、仕事のゴールの話になりました。
私は、前述の「外資系IT企業のマネージャーである私が与える価値において、視座・責任範囲を現状の外に広げる」という方向性のゴールを共有しました。
違和感がありました。
その違和感に、自分は気付いていました。
そして、何かが吹っ切れたように、話し始めました。
「てか、本当は、フィットネスを仕事にしたいんですよ。別に転職しなくても、今の職場(外資系IT企業)でもいいから、フィットネスを広める活動だけしたいぐらい。マジで、能力高い人がめっちゃいるんですよ、うちの会社。でも、中には、なんか楽しくなさそうな人もいる。これだけスゴイ人達が、働くのが楽しくなかったら勿体ない。正しいフィットネス活動をするだけで、全然変わってくるのに」
驚くほど饒舌でした。
メンバーが言ってくれました。
「シンペイさん、めっちゃ楽しそうじゃないですか!」
ハッとしました。
「俺、やっぱり、フィットネスを仕事にしたいんだ。フィットネスを仕事にして、みんなが健康で前向きに生きられるような社会をつくりたいんだ!」
私のマインドは大きく動きました。
と同時に、あるアイデンティティが頭に浮かびました。
それは、「フィットネスを進化させる人」というものです。
私が、フィットネス業界を進化させ、世界にインパクトを与えているイメージが、映像として現れたのです。
その時から、私のアイデンティティは、
「フィットネスを進化させる人」になりました。
マインドが変わると、行動が変わる
マインドが変わった瞬間、すぐに行動が起こります。
コーチングスクールの先輩プロコーチであり、フィットネス業界で仕事をされている方に、早速コンタクトをとりました。
コンタクトをとった翌日の2月1日には 、その方とランチをしていました。
お互いの才能は何か、フィットネスに対する想い、フィットネス業界の未来、などなど、熱く意見交換しました。
食事をとることも忘れ、3時間ぐらい語り続けました。
目の前のカルボナーラは、気づいたときには一つの塊になっていました。
そして、私はこう言っていました。
「ぜひ、一緒に仕事がしたいです」
話は進み、その方がCHROを務める、フィットネスクラブを経営するスタートアップ企業の社長に会わせてもらうことになりました。
1月28日にマインドが変わり、アイデンティティが更新されてから、
1週間も立たずに、現実が超加速しました。
決断とは、「決め」て、「断つ」こと
このフィットネス企業の社長に会う目的は、
「何か自分が役に立てることがあれば、そのエリアを請け負わせてもらうこと」でした。外資系IT企業に勤務しつつ、並行して、業務委託契約という形でフィットネス企業をサポートさせてもらう、ということです。
未経験の業界、未経験の業務形態(個人事業で業務委託契約)
これだけでも、十分に"現状の外"と言えそうでした。
しかし、更新されたアイデンティティは、ここをコンフォートゾーンとはしませんでした。
そして、ひとつの「気持ち悪さ」が出てきました。
それは、「なぜ、ゴール世界にないことに生命時間を多く使っている?」という疑問です。
具体的には、外資系IT企業での勤務です。
待遇の良さを"言い訳"に、中途半端な二足の草鞋を履こうとしている現状に、気持ち悪さが拭えませんでした。
決断しました。
2月11日、フィットネス企業の社長にお会いさせていただきました。
そこで、私が発した言葉は、こうでした。
「このチームにJoinさせて下さい。人生をかける覚悟があります」
自身の人生のビジョン、SuperPower、提供できる価値を、プレゼンしました。
自分でもビックリするぐらいに落ち着いて、しかしパッションはほとばしっていました。
私の熱意、経験、カルチャーフィットを高く評価していただき、
その日のうちに、社員としての採用が決まりました。
そして、外資系IT企業は、2月28日の最終出社を最後に、退職することにしました。
心の底からやりたいことに人生をかける、決断と許可
ここまでの内容だけでも、十分に、人生の加速といえます。
しかし、私にとって最も衝撃的だったのは、その後に起こったマインドの変化です。
それは、
仕事の"引越し"を決断して以降、
Joinするフィットネス企業のサービスやプロダクトが、愛おしくて仕方がなくなったのです。
24時間、寝ているときも、サービスやプロダクトのことばかり考えていました。
「自分が死んでも、このプロダクトは守る。このプロダクトさえ生きていれば、健康な社会は実現できる」
大げさではなく、こんな気持ちです。
仕事というものは、こんなに楽しくて愛おしくて仕方ないものなのか
全力を出し切っていいんだ
思いを込めてもいいんだ
こんな感情になったのは、生まれてはじめてです。
これまでの職場でも、楽しく、やりがいを感じる瞬間はたくさんありました。
ただ、今思えば、どこか「制限付き」の楽しさであったのだと思います。
今回、
「本音でやりたいことに、人生をかける」決断をし、
「本音でやりたいことに、人生をかけてもいいんだ」と、自分に許可を出しました。
その結果、今まで解放されてこなかった感情が、一気に溢れ出ててきたようです。
このフィットネス企業のミッションは、「健康なまま生涯を終えられる社会をつくる」ことです。
私の人生の究極のゴールは、「人々が、進化と貢献によって、心身ともに充実しつづける社会の実現」です。
そのゴールの実現に向けて、確かな一歩を踏み出しました。
コーチとしてのシンペイ
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
現在、期間限定ではありますが、コーチングのモニターセッションを実施中です。
自分の本音の才能を知り、人生を進化・加速させたいという方は、ぜひご連絡ください。
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こちら👇をご一読ください。
https://note.com/hasta_siempre/n/n4b391521e02b
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