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2022年、『興す』1年に。

遅ればせながら、新年、明けましておめでとうございます。

年が明けてから何だかんだで早速1週間以上が過ぎてしまいました。早い。

ところで、これまでの年越しでは、私的には『ガキの使いやあらへんで』の笑ってはいけないシリーズを見ながら年を越していました。しかし、今回はこの笑ってはいけないシリーズの放映がなかったので、今年の年越しは本を読んで年を越すことにしました。読んだ本は以下です。

普段はあまりエッセイを読みません。しかし、年越しに読むから…というよくわからない理由で普段は読まないものを読んでみようとなり、エッセイコーナーで本を探していたところ、何となく気になってこの本にしました。

やりたいことをするには、健康な身体があった方がいい。がんを含め病気にはいつなるかわからない。そのために日々の健康には気を使っていきたいし、そして何よりやりたいことをして1日1日を後悔なく過ごしていきたい。

本を読み終えそんなことを思い、元旦に身が引き締まりました。1年のスタートとしてはよかったです。

今年のテーマは『興』

2021年の振り返り記事でも触れましたが、今年のテーマは『』です。

この『』には、「自分の夢に向かう第一歩として、事業を起こす(興す)」「自分自身のアップデートのために、興味のあることを学ぶ」という意味を込めています。

そして、『』というテーマを基に、今年は以下の3つの目標を立てました。

1.業務の一部をソフトウェアを使って自分の手で改善する
2.美濃でクラフトビールの角打ち酒屋を始める
3.活きた『醸造』を学ぶ(ビールに限らず)

1.業務の一部をソフトウェアを使って自分の手で改善する

以前からプログラミングには興味をもっており、プログラミング言語の勉強をスタートさせたこともあったのですが、結局続かず身に付きませんでいた。学習が続かなかったのは、プログラミングを使って『何をしたいのか』が明確ではなく、ただ漠然と「プログラミングを学ばなきゃ」という意識だったからだと思います。いわゆる、手段が目的化していた状態でした。

一方、ここ最近、人工知能(AI)や機械学習で膨大なデータを解析したり、『No code』でプログラムが書けなくてもプログラムが組めたり、とプログラミングを含めたソフトウェアに関するスキルの重要性は高まっています。このソフトウェアに関するスキルは、現在のところ市場価値のあるスキル(※)です。
なお、価値があるかどうかはソフトウェアの言語・分野によって違うかもしれませんが、ここではそれも含めてざっくりとソフトウェアと表現します。

しかしながら、いずれにせよ、かつての英語のように、『No code』のツールを利用することも含め、ソフトウェアを自分で組めることが当たり前に求められる時代がすぐに来る(あるいはもう来ている)と考えています。

実際、2020年から小学校でプログラミングは必修化されています。

https://coeteco.jp/articles/10368

そこで、今年1年、現在の会社での知財業務のうち、AIを使って改善・効率化できるところを検討し、自分の手でソフトウェアを作ってみたいと思っています。AIで何をするかにもよりますが、プログラミング言語としてはPythonが汎用的なようですので、そちらを中心に学習&ソフトウェア構築を並行で進めていきます。

なお、私が所属している会社には、いわゆるDXを推進する部署があります。ソフトウェアに詳しい方々が多くいらっしゃるので、その方たちも巻き込みながら進めていければな~と思っています。

2.美濃でクラフト角打ち酒屋を始める

昨年、クラフトビールの酒屋を始めることを目指し、角打ちをやっているお店に入ったり、ビアバーでボトルショップを始められる際に少しお手伝いしたり、と色々動いてきました。いよいよ今年は、それまで動いてきたことや考えたことを現実のものとし、実装していく年にしていきます。一言で言うと、クラフトビールを中心とする角打ち酒屋を起業することを目指します。

ちなみに、なぜ飲食店ではなく、角打ち酒屋なのかという点について、大きい理由が2つあります。一つ目は、『角打ち酒屋』の方が飲食店をするより周囲の飲食店に好影響を与える可能性があること、そして二つ目は、『角打ち酒屋』であれば現在の美濃にはない役割を担える可能性があると考えていること、です。

クラフトビールが飲めるお店というのは、基本的に美味しいフードを提供しています。そして実際、クラフトビールとフードのペアリングを楽しみにしている人は多いと思います。私個人的にも、クラフトビールを飲む際のお供として、ハンバーガーやナチョスなどジャンキーなものを食べるのは好きです。

東京であれば、飲食店があるエリアに新たにクラフトビールの飲食店ができたとしても、そのエリアにある飲食店のシェアを多少奪うことにはなるとは思いますが、そもそもの市場規模が大きいのでそんなに大きな影響は出ないと考えています。

一方、美濃の場合、市場規模が大きくないので、新たな飲食店ができたときに周囲に与える影響は無視できないのではと考えています。もちろん、取り扱うフード次第ではお客様がかぶらず、むしろ好影響を与える可能性も多分にあり得ます。しかしながら、もしそうだとしても、飲食店という形態でその可能性を目指すよりは、飲食店ではない『角打ち酒屋』という形態により、拘りのあるクラフトビールをメインに楽しんでもらって周囲の飲食店でしっかり飲み食いしてもらう方が、周囲の飲食店にも好影響を与え、ひいては地域の経済により貢献できるのではないか。そんなことを考えています。

また、『角打ち酒屋』の機能としては、クラフトビールを楽しめるだけでなく、『地域内外問わず、人と繋がれる場所』という機能を持たせたいと考えています。現在の美濃には、美味しい飲食店は多くあるのですが、いずれの店もがっつり食べながら飲むお店しかありません。したがって、1~2杯のお酒を軽くたしなみながら周囲の人々と会話をし、サクッと帰ることができるような酒場がありません。もしそういう場所があれば、『美濃に住んでいる人(地域内の人)』や『美濃を訪れた人(地域外の人)』が気軽に立ち寄って交流が促進され、美濃に住んでいる人は自分の地域をさらに誇りに思い、美濃を訪れた人は美濃をますます好きになってくれるのでは、という壮大な仮説を持っています。

なお、私が目指したいお店のイメージとしては、以下のお店があります。どちらのお店も、クラフトビールを起点に、その場で生じる偶発的な出会いや交流にフォーカスを当てた(と私は思っている)角打ち的なお店です。

すごせる酒屋 MUGI(むぎ)https://twitter.com/mugi_shizuoka/status/1464154287890591745

Drifter’s stand
https://twitter.com/StandDrifter/status/1356528207478939650

『角打ち酒屋』をする場所については、可能であれば、うだつのある街並みの中の空き家や古民家を改装してできればいいなと思っています。しかしながら、その辺はタイミングにもよるところもあるので、美濃で購入した家の一部が倉庫になっているので、そこを改装してこじんまりとスタートするのもありかなと今は考えています。

最後に、余談ですが、美濃は車社会です。したがって、東京を筆頭とした都市部のように気軽に飲んで電車や徒歩で帰るということが難しいです。そこで、その特性を踏まえ、飲んだらそのまま酒屋で泊まっていいけるとお客さんとしても嬉しいかも?!と考え、『泊まれる角打ち酒屋』というコンセプトも考えました。笑

しかし、最初に色々手を出し過ぎると軸がぶれてしまう可能性もあるなということで、まずはクラフト角打ち酒屋の立ち上げにフォーカスしていきたいと思います。そして、そこである程度安定したキャッシュを得られるようになったら、次のステップとしていよいよ醸造所を立ち上げていきたいです。また、「泊まれる」はまた別の事業として検討します。

なお、以下は『泊まれる角打ち酒屋』のプランを考えた際に書いたドキュメントです。殴り書きで読みにくい部分もあるとは思いますが、美濃における『角打ち酒屋』の意義についてもう少し深く考えているので、もし興味があれば是非読んでみてください。笑

感想などを頂けると嬉しいです!

3.活きた『醸造』を学ぶ(ビールに限らず)

ここしばらく言い続けていますが、今年こそ私にとってのHome Brewing元年にしたいです。醸造では、酵母という生き物を扱うので、醸造規模や器具、さらには場所なども要因となり、学んだ知識どおり中々生産できないことが多いです。したがって、学問という観点で『醸造』を学ぶだけでなく、実際に手を動かすなかで得た経験から学べる知恵も特に大事になってきます。

それを学ぶためには、醸造所で働くというのが一番早いのですが、家族と共に暮らすことと両立を目指すのであれば(※)、Home Brewingで経験を積む方が良いと考えています。実際、アメリカでは、Home Brewer出身の有名なブルワリーも数多く誕生しています。英語ですが、ビール醸造に関する知識にもアクセスしやすいので、こちらを活用しながら経験を積んでいきたいです。

ただ、決意を新たにしても行動は変わらないので、時間の使い方を中心に自分の行動を変えていくようにしたいと思います。

誰か一緒にHome Brewing始めませんか??笑

※詳細な条件までは知らないのですが、醸造所の労働条件(特に金銭面)は厳しいところが多いそうです。業界の特性だと思いますが、将来このあたりも改善したいです。

また、今年は日本酒造りについても学びたいと思っています。美濃には、小坂酒造場という日本酒の蔵があります。そこのフラグシップの日本酒の一つである『百春』が美味しく、あまり日本酒を飲むことはこれまでなかったのですが、美濃に来て日本酒を飲むようになりました。日本酒も色々種類があって面白いですね。あと、日本酒を飲むようになって思ったのは、日本酒はやっぱり日本の食事に合うということです。ワインでいうテロワールってやつですね。

ちなみに、小坂酒造場の建物は、安永二年(1773)に建造されたという記録が残っており、国宝にも指定されるほど歴史のある建物です。うだつの上がる街並みの中にありますので、美濃に訪れた方は是非訪れることをお勧めします。

この小坂酒造場の現当主である小坂さんは、妻のシェアオフィスの物件の所有者というご縁から、何度かご挨拶をさせていただき個人的なつながりができました。そのため、折角美濃に住んでいるので、小坂酒造場で日本酒造りを学べないかと思い、新年のあいさつのときに小坂さんへその旨をお伝えしました。日本酒で得る学びは、必ずビール醸造にも活きてくるはずです。

さいごに

以上、つらつらと(だらだらと)今年のテーマと目標について記載しました。途中にも触れましたが、このように目標を立てて決意を新たにしても、行動が変わるわけではないので中々目標を達成することはできません。この目標を念頭に、時間の使い方やつき合う人をはじめ、自分の行動を促進させる仕組みや環境をどう作っていくかが肝要になります。そこだけは忘れないようにしていきたいです。

あと、目標には入れていませんが、動画による発信も今年はチャレンジしてみたいです。何を発信したいかがまだ何もないので、結局やらないままに終わるかもしれませんが…笑

それでは今回は以上です。

本年もどうぞよろしくお願い致します!

新年に乾杯🍻

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インプットしたものを何かでアウトプットしたいと思い登録。いずれブルワリーを自分で立ち上げ、それを中心にビアバーやゲストハウスなどシナジーがありそうなことを始めることを妄想中。ビールを囲んだコミュニケーションでみんなを笑顔にしていきたい。