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動いた、2021年。

 年男だったこの1年。あっという間に過ぎた気がします。次の年男のときには、1年がもっとあっという間に感じるようになっているのでしょうか。
それはさておき、年末なので今年を振り返ります。

年始に立てた目標の達成度は曇り時々晴れ

 今年は、年始に『築』という漢字をテーマに、5つのプライベートな目標と1つの会社での目標を立てました。目標のタイトルの横に、
☀:よかった
☁:ぼちぼち
☂:うーん…
を記載し、それぞれ簡単に振り返ります。

目標① 家族の絆をより深くする(☀)

 目標達成に向けた施策として、年始から家族会議を月1でスタート。次の月のお互いの予定の確認や現在感じているモヤモヤなどを共有していました。ただ6月を最後に、美濃への移住の話が立ち上がったりと色々バタバタし、7月以降途絶えてしまいました。しかしながら、家族会議はしていませんでしたが、私たちにとって新しい土地である美濃に家族で来て生活を立ち上げていったことで、家族としての絆は深まったのではないかと個人的には感じています。
 また、リモートワーク中心のおかげで、息子と触れ合う時間を十分に確保できました。息子の日々の成長において、こんなに傍に入れたのはとてもありがたいです。

目標② 醸造に関する知識・経験を積む(☂)

 今年こそホームブルーイングをするぞと意気込んだものの結局は開始せず。有言不実行でした。
 その理由として、どの器具をどれくらい揃えればいいのかよくわからないけど、適当に試しに買って結局無用の長物にしたくない(損したくない)、という心理的な障壁が大きいのではないかと考えています。
 つまり、「できない」ではなく、「わからない」が原因。この「わからない」を解消できれば次に進めるのでは。そのためには、ホームブルーイングをしている方々の集まりに顔を出すのがよいかも?・・・なんて言い訳を並べましたが、ここは今回の件に限らず私自身の根本的な課題だとずっと思っています。「やる」と決めたらやればいいのに、頭で色々考えて行動が遅れがち。すぐに行動に移す人には尊敬の念しかありません。
 一方、知識に関しては、仕事柄、ビール醸造の基本的なプロセスなどは学習完。ただ、実際の醸造では、器具や酵母の特性を理解した『知恵』が重要だと思うし、これは実践しないと中々習得できないでしょう。
 あと、ビア検2級取得。

目標③ センスを磨く(☂)

 「うつくしいもの」「うつくしいこと」という本を読み、『美』に関する知識を得ようとトライ。また、たまたまアーティストのお話を聞く機会があったのですが、アーティストは何を考えてどう表現しようとしているのか、そこを知るのは面白かったです。アートは、作品単体ではなく、どんな文脈の中で何を伝えたいからこの表現方法にしているという背景まで知ると味わい深くなると思いました。
 センス(Sence)って日本語訳にすると「感覚」だけど、人が『美しい』『かっこいい』『素敵』と感じるモノ・コトに対する知識がなければ、センスを高めることができないのではと気付きました。ただし、気付いただけで、センスが磨かれたかというとそこまでは至っていないです。笑

目標④ クラフトビールの角打ち兼酒屋を始めるために動く(☁)

 蒲田在住時、大田区の創業支援機構に創業の相談にいったり、家の近くのビアバーで、一時期トライアルで商品の発注管理など仕入れのオペレーションのお手伝いをさせてもらったりとクラフトビールの角打ち兼酒屋をスタートに向けて動きました。美濃へ移住した後は、「泊まれる酒屋」をコンセプトに企画書を作成し、それをベースに実現に向けた打合せをスタートさせています。また、東京にいたときは、いろんなビアバー、角打ちで現地調査も実施しました(←ただ飲みたいだけ笑)。
 また、クラフトビールの事業に関わるという文脈では、大森山王ブルワリーが企画するサンデーカンパニーというプロジェクトに参加しました。大森山王ブルワリーでは、クラフトビールを単に売るというのではなく、クラフトビールを起点に「どのような体験があれば、ファンに満足してもらえるのか?/ファンになってくれるのか?」を大事にしています。私としては、その考え方にはとても共感していて、大森山王ブルワリーの代表である町田さんと繋がったことで得た学びはたくさんあります。また、2号店である『Special End』の立ち上げにも関わることができたのもよかったです。いよいよこれから考えてきたことの実装というタイミングで美濃に移住したのですが、東京に行くタイミングに合わせて今も何とか参加しています。


 まだまだクラフトビールの角打ち兼酒屋の実現に向けた道のりは長いですが、今年色々動いてきたことで朧気ながら実現に向けた道筋が見えてきています。

目標⑤ 発信者になる(☀)

 Twitterでビールのログの発信をスタート。数はまだまだ全然少ないけど、フォロワーは年始に比べると2倍以上には増えました。
 一方、noteでの発信も月1の頻度で意気込んではいましたが、結局2か月に1回程度の発信になってしまいました。発信した内容を改めて見てみると、テーマがバラバラでまとまりがない(笑)。そして、文章がまじめ過ぎてあまり面白みがない。もっと肩の力を抜いた文章の方がいいのかも。
 あと、文章を書き始めるとあれもこれもと書いていって長くなってしまいがち。文章を書くのに時間をかかりすぎています。文章の断捨離が必要。

目標⑥ サッポロビール内でカイタク者になる(☁)

 年始からスタートした社内のプロジェクトに参加し、経営層への施策提言を行いました。それにより、普段の業務では関わらない他の部署の人とも仲良くなりました。久々に大手企業で働いて思うのは、個人で色んな部署とのつながりを持っていると仕事がやりやすくなるということ。あと、色んな部署にそれぞれ優秀な人はいるし、リソースもそこそこあるはずななのに、組織としてのパフォーマンスではなぜかそれらを存分に発揮できないこと。これなんでなんでしょうね。
 また、自部署である知財部内でも、今後の自部署が目指したい姿を言語化する企画を主導しました。この辺は、知財ではない、前職で得た知見・知識が活かせたと思います。
 ただ個人的に、この1年の業務では、何か新たな知見やスキル・能力を得たというよりは、これまで得てきたモノを切り売りしながら仕事をこなしてきたと思っていて、これではいずれ限界が来てしまう。来年は自分をアップデートするために投資する必要があると思っています。

私的今年の漢字は『動』

 今年は、目標達成に向けて積極的に動いた1年でした(当社比)。そして何より、今年一番の出来事はやっぱり、住み慣れた東京の蒲田から岐阜県美濃市へ移住したことです。私の人生において最も動いた出来事です。
 なお、美濃への移住に関しては、以下の記事で詳しく書いています。


 したがって、私的今年の漢字は『動』でした。

 来年は今年の『』を当然の水準とし、さらに動き回っていきます。そして最終的にはまずはクラフトビールの酒屋を興したい。また、自分のアップデートのために興味のあることを学んでいきたい。そのため、来年のテーマは『』にしたいと思っています(暫定)。具体的な目標はまた別途書きます。

最後の余談

 最後に、余談です。有名なコンサルタントである大前研一氏の言葉で以下のものがあります。

人間が変わる方法は三つしかない。一つは時間配分を変える、二番目は住む場所を変える、三番目は付き合う人を変える、この三つの要素でしか人間は変わらない。もっとも無意味なのは、「決意を新たにする」ことだ。かつて決意して何か変わっただろうか。行動を具体的に変えない限り、決意だけでは何も変わらない。

大前 研一(経営コンサルタント)|時間とムダの科学

  美濃に住み始めたことで、住む場所は変わりました。そして住む場所が変わったことで付き合う人も変わりました(変わったというよりは、新たな人々と付き合い始めたという方が正しいかも)。また、最近は、子供を寝かしつけるタイミングで自分もそのまま寝て朝4時くらいに起きるようにし、時間配分も変えました。

 その結果、自分自身の行動も変わりました。早朝の時間を自分の時間にあてることができるので、より自分のやりたいことに集中できています。夜だと、どうしてもだらだらしがちだったので、自分には合っている時間の使い方なのかもしれません。

 また、美濃に住み、そこで地域を盛り上げるために精力的に活動している方々と日々触れ合っていることで、自分の『やりたい(Want)』『やれそう(Can)』が刺激され、コトを興すための行動に加速がかかりました。

 大前研一氏の言葉って本当だな~と体感しています。そのため、自分を変えたいと思っている人は、まずは住む場所を変えてみるといいかもしれません。もしよければ、美濃へ来て一緒にがんばりましょう!笑
( 「・・・お前はどこの誰やねん!」って突っ込みお待ちしています笑)

 それでは、末筆になってしまいましたが、今年も私と関わってくださった方、本年もお世話になりました。そして、来年もよろしくお願い致します!

 それでは、今年最後の…乾杯!!🍺

インプットしたものを何かでアウトプットしたいと思い登録。いずれブルワリーを自分で立ち上げ、それを中心にビアバーやゲストハウスなどシナジーがありそうなことを始めることを妄想中。ビールを囲んだコミュニケーションでみんなを笑顔にしていきたい。