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★自分のいちばん星を目指して★

 今更ながらですが、今回(2020年10月)の転職を機に、もう少し発信しようと思いましてnoteをはじめます。このnoteでは、私の将来のやりたいことである「自らビールを提供し、ビールを囲んで語らう場をつくる」という目標の実現に向かって、

  ・学んだり思考したこと
  ・今後やろうとしていること
  ・目標への道中で起こったことや感じたこと

などをメインにまとめていきたいと思っています。
 もし私のnoteを読んでいただき、何か感じたことがあれば、批判でも応援でも何かコメントをいただけると嬉しいです。
※ただ、私は「ナイーブ」なところもあり、どぎつい批判だと一人でむせび泣くかもしれないので、お手柔らかな批判でお願いします。笑

0.初投稿は最初が肝心!何を書くんや?

 今回が初noteの投稿です。そのため、まずはそもそもどういった経緯で「自らビールを提供し、ビールを囲んで語らう場をつくる」ことをやりたいと思ったのかについて書いていきます。
 ちなみに、私自身が将来やりたいことを友人や知人に話したりすると、
「やりたいことや目標が明確にあっていいね。僕/私はあまりしたいことがないんだよね」
ということを仰られる方もたまにいらっしゃいます。
 なので、今現在「自分がやりたいこと」を探している人にとって、私がこれからどんどん書いていく(ホンマに書けるんか?)noteが何か考え方のヒントになればいいなぁと思っています。

※書き終えたら、本記事は約5000文字に達していました。「まとめ」を読めばこの記事で書きたかったことが端的に読めるので、そこだけを読んでいただければと思います。笑

 なお、念のため言葉にしておきますが、私は「やりたいこと」を必ず持つべきだというつもりはないです。目標や夢をもちそれに向かって進み続ける人はもちろん素敵です。しかし、例えそういう明確なものがなくても、人生の「今」を楽しみながら生きる人も同等に素敵です。つまり、自分の人生なので、どう生きるかは自分で選択するべきだし、その選択に対して他人の私がとやかく言ううつもりもありません。でも、もし何かに迷っているのであれば、何か考え方の参考になればいいなという想いです。

1.これまで「何となく」道を選んできた

 いきなり大風呂敷を広げてしまい、期待値調整にミスってる感がありますが、まず初めに、私のこれまでの生き方について簡単にお話します。私が社会人になったのは2013年。それは28歳の年のときでした。「え、めっちゃ遅いやん!自分何してたん?」と思われたかもしれませんが、別に何もしていなかったわけではないです(笑)。大学院の博士後期課程で半導体の研究をしてました。今思えば、夜な夜なクリーンルームに入って実験をしながらデータを整理しつつ、学会発表に向けた資料作成などわりとハードによくやってたなぁと思います。
 私が博士後期課程に進んだ理由としては、大きく2つあります。

理由①
 修士のときに進めていた実験がうまく進んでいて論文が出せたり学会発表ができたりで、日本学術振興会が博士後期課程の学生向けに提供する給与「特別研究員(DC1)」(※)が取得できる確率が高く、親にお金の迷惑をかけることなく研究できそうだったから。
※「給与」が適切な表現かはわかりませんが、ここでは「給与」と表現しておきます。

理由②
 今後理系人材として勝負していくのであれば、博士号を持っていた方が(その当時の)今後のグローバル化の進展上有利だと思ったから。

 大きく2つとは言いましたが、おわかりのとおり全然大した理由ではないです。学会で出会った博士後期課程の方には、「このテーマを突き詰めて〇〇を実現したい」など明確なビジョンを持っている方がいましたが、素直に「明確な目標をもってめっちゃすごいなぁ、かっこいいなぁ」と思っていました。
 私が博士後期課程に進んだのは、「まぁお金で親に迷惑はかけへんし、今研究しているテーマも面白いっちゃ面白い。世界的に見ても博士号あった方がええかな」くらいの何となくな気持ちで、「何かを探求してやる/実現してやる」みたいな熱いモノ(やりたいこと)はありませんでした。
 これは博士後期課程に進んだときだけではなく、人生を振り返ると、大きな選択の節目でも同様です。

・高校の選択→自分がいける公立の中で最も偏差値が高いところ狙おか~
・大学の選択→センター試験が意外とよかったから、ダメもとでワンランク
         上の大学狙ってみよか~
・就職の選択→理系関係でいずれ自分でビジネスをするならば、知財に詳し
         い方が良さそうやし、知財部狙ってみよか~

 しかし、就職して仕事をしていく中で、何となく選んできたツケがやってきました。新卒入社して3年目くらいの社会人がよくぶつかるやつです。

 仕事は楽しくないわけではない。会社の先輩・同僚・後輩も良い人で人間関係に不満も特にあるわけではない。でも、思ってしまう。

「あれ?おれってホンマは何がしたいんやっけ?」

2.対話による自己探求

 自分が何をしたいのかわからないまま、でも仕事はしないと生活はできないので、悶々と日々を過ごしました。何か行動せねばと思い、「お?」と思ったセミナーなどにも出たり、色んな交流の場に出てみましたが、あまりピンと来るものはなく…。
 そんなとき、当時ルームシェアをしていた大学サッカー部同期がきっかけで知ったWorkleという団体の中で対話をするようになりました。

 対話のパートナーは、 私よりも若い青年(最年少でコーチングの資格を取得したゴイスーな子です!)なのですが、彼との対話なくして「自分のやりたいこと」は見つからなかったと思っています。彼はかれこれ3年以上は二人三脚で伴走してくれています。やりたいことを明確にするにあたり、その「彼」との対話を是非おすすめしたいのですが、それはまた別の機会に記したいと思います。
 対話のなかでは、私自身が今現在感じていることや考えていること、悩みなどを話しながら、適切なタイミングで彼が「問い」を投げかけてくれます。個人的な経験からも感じることですが、人は「問い」かけられて初めて思考をし始めます。
 ということは、思考を始めたいのであれば「問い」を自ら立てればいいわけなのですが、「問い」であれば何でもいいということではなく、その「問い」の粒度タイミングが重要だと私は考えます。例えば、いきなり「自分は何をしたいのか?」という問いを立てたとしても、「うーん…」となって前に進むことはほとんどないです。また、基本的に人は自分が経験してきた範囲内ででしか「問い」を立てられないので、中々自分の思考の枠を超えることができません。

 一方、対話においては、パートナーが自分の状態や話している内容を踏まえながら適切な粒度・タイミングで「問い」を与えてくれます。その「問い」をきっかけに思考をしてそれを言葉にして伝え、また「問い」をもらう。それを繰り返すことで、思考を深めていき自分の想いに気づいていきます。場合によっては、最初もらった「問い」をきっかけに自分で新たに「問い」が浮かび、そこから思考がどんどん深まることもあります。
 なので、自分の中での「やりたいこと」を明確にするにあたり、対話はとても有効です。が、対話をすれば「やりたいこと」が必ずすぐに明確になるのかというと、そうではないことも多いです。それでも対話や自分への問いかけ(自己の探求)を続けていると、ある時急に自分の視界がふわっとクリアになる瞬間が決ます。「あ、おれがやりたいことはコレかも」という瞬間です。逆に言うと、根気よく自己を探求しなければ、そう簡単に「やりたいこと」はなかなか見えてこないものだと思います。

 ところが、多くの場合、「仕事が忙しくて考える時間がない…」とか「やりたいことを見つけたいとは思ってるんだけど中々見つからなくて…」という一種の言い訳を免罪符に、自己を探求する、もっというと、自分と向き合うことをしないことが多いのではないでしょうか。個人的には、「やりたいこと」を見つけるためには、自分と向き合うことが第一歩だと思っています。ちなみに、私自身の話でいえば、3年くらい対話を続けてようやく「自らビールを提供し、ビールを囲んで語らう場をつくる」というやりたいことが明確になりました。この3年を長いと感じるか短いと感じるかは人それぞれですが、要は「やりたいことを見つけるにしても、自分と向かい続けていかないと中々明確にはなりまへんで」ってことです。

3.なぜビールなのか?

 さて、いつのまにか長くなってしまいました。端的に書くつもりが、いつのまにか約3500文字に達しています。対話を通じてやりたいことを考えていく中で、なぜ「自らビールを提供し、ビールを囲んで語らう場をつくる」になったのか?ということです。
 なお、予めお伝えしておきますが、決して提供したいのがビール「のみ」がいいというわけでないです。蒸留酒もワインも日本酒も大好きですし、それぞれの良さがあります。ですが、私の「やりたいこと」を考えたときに、世界共通言語的な位置づけで飾らず気取らず気軽に楽しめるといえば、ビールなのではないかなと感じています。もちろん、圧倒的個人的主観です。
 
 私が初めてビールに興味を持ったのは、博士後期課程のときにベルギーに短期インターンシップにいったのがきっかけです。ビール好きにありがちなエピソードですいません。
 それまで日本の大手メーカーのビールしか飲んだことがない私にとって、フルーツ感のあるビール、モルトの味が濃厚だけどすっきりしたビール、めっちゃ飲みやすいのにアルコール度数15%くらいあるビール、など数多くある自由なビールスタイルに衝撃を受けました。特に、スーパーマーケット行くと、100種類くらいはあろうかというビールが商品棚に陳列されており、「ビールってこんなに種類があるんや!」と圧倒されました。
 また、各ビールには必ず特徴があり、それに合わせたグラスも作られていて、ビールに対する拘り(クラフトマンシップやアート的な感性)がかっこいいと思いました。そして何より、そんなビールを囲みながら話していれば、初めて会う人だろうと元々知っている人だろうと関係なく話すことができることがとても面白いと思えました。

 お店に行ってビールのメニューを見ると、どれも知らないビールばかり。お店の人と話しながらおすすめされたビールを選ぶ。どんなグラスに注がれてどんな香りや味がするんだろうというワクワク感。いざ目の前にグラスを置かれてビールが注がれ、「こんなグラスもあるんだ」「初めて体験する香りだ」「面白い味だけど、自分好みではないかもなぁ」など「!」な体験。飲み干した後に「次は何を選ぼうかな?」という楽しみ。そして、ビールが進むといつの間にか知らない人と楽しくしゃべっている。
 私はかつてそんな体験をしていました。しかし、その体験と自分がやりたいことが結びついていませんでした。ただ、対話を通してその体験の輪郭を思い出していき、後付け的な意味づけかもしれませんが、ビールってビール自体も楽しめるし、ビールを媒介に色んな人とつながれる素晴らしいものだと思ったわけです。その結果、私も自分らしいビールを作って提供し、それを囲んで人と人がつながる場を作ってみたいと想い至るようになりました。

4.まとめ

 初投稿で気合いれすぎたのか、長文になってしまいました。なんか余分なこともたくさん書いたきがします。最後にまとめると、

・私もこれまで「何となく」道を選んできたが、その結果「結局自分が何をしたいのか?」がわからない事実と直面せざるを得なくなった
・そんな時、対話を通じて自己を探求し続けると「やりたいこと」があるとき急に明確になった
・その「やりたいこと」は「自らビールを提供し、ビールを囲んで語らう場をつくる」であり、そのきっかけはベルギービールとの出会いや体験を対話を通して思い出し意味づけしていったから

になります。すごい端的にまとめられました。これまでの文章は余分かもしれません。笑
 最後までお読みくだりありがとうございました。これから定期的に発信していきますので、よろしくお願いします!

この記事が参加している募集

インプットしたものを何かでアウトプットしたいと思い登録。いずれブルワリーを自分で立ち上げ、それを中心にビアバーやゲストハウスなどシナジーがありそうなことを始めることを妄想中。ビールを囲んだコミュニケーションでみんなを笑顔にしていきたい。