アトピーの原因はとてもシンプル。科学的・歴史的に説明ができる
今回は、アトピー性皮膚炎の原因がシンプルであるということについて記事にしました。
アトピーは肌バリア機能異常から始まる
アトピーには悪化サイクルがあり、アトピー性皮膚炎の三位一体論として京都大学で提唱されています。
※ 詳細は アトピーと免疫の関係性 〜 アトピー発症メカニズムの科学的解説①
よくアトピーの原因物質としてTh2細胞、TARC、IgE抗体、といった物質が挙げられますが、これらはアトピー発生の途中生成物・結果であり、最初にアトピーがはじまる原因物質ではないとされています。
アトピーのはじまりの原因は肌のバリア機能異常であり、その原因を特定することがアトピー治療に直結します。
科学的に説明できるアトピーの重要因子
そしてその肌のバリア機能異常を引き起こす最大の原因、アトピーの最大因子が存在します。その影響が非常に大きいことを科学的かつ論理的に説明ができます。
2018年の国際調査では、成人アトピーの有病率は日本では2.1%と言われており人口では266万人となります。ちなみに、米国4.9%、EU4.4%となっています。(引用:成人におけるアトピー性皮膚炎の疫学)
2019年の矢野経済研究所調べでもアトピー患者数は137万人と推測されており、少なくとも日本だけで100万人以上がいることになります。
それだけ多数の人が罹っている病気ですから、共通点があると考えられます。そして、アトピーの最大因子は、実際に、あなたが私と同じ人間である以上、小さな影響で済むはずがないものです。
アトピー性皮膚炎の普及は、歴史的・学術的にも説明可能
アトピー性皮膚炎という医学用語が登場するのは1933年にアメリカ人の皮膚科医が使用してからだそうです。
そして、日本国内で、新聞報道でアトピー性皮膚炎が初めて紹介されたのは1962年です。「過敏な体質は遺伝 卵の白身などで起る」と紹介されたそうです。
1987年には、国際皮膚科学会シンポジウムでアトピーが急増しているとの報告があったそうです。
これらは、有料記事に書きましたが、私が特定したアトピーの根本原因の普及から説明が可能です。現代でのアトピー性皮膚炎の急拡大と時系列が一致しています。
アトピーのような強い炎症が、長い歴史上で1962年になって突然新聞に現れるほど急速急激に増加しているというのは異常な状況です。
私は、アトピー性皮膚炎の患者数の増加が、その原因の歴史的普及で起こっているという私の自説が学術研究で明らかになる日が来ないかと期待しています。
このことが、今後に研究によって焦点を当てられていけば、アトピーという病気が無くなる未来があるのではないかと思っています。
アトピーの原因はとてもシンプル
アトピーを治すことができて思うのは、アトピーの根本原因はとても単純だったということです。
下記の記事で、その根本原因を科学的に解説しています。
治った今となってはその発症の大きな原因は明確で、私はそれを回避することでアトピーの再発を防止できています。
もちろん、人によってアトピーの原因は違うと思います。私が明確だと思った原因を取り除いても、完全に治るかどうかは保証できません。
アトピー治療が難しいのは、最初のアトピー発症原因とその後の慢性化(アレルギー化)の原因が異なるからです。
ですが、私にとってのアトピーの最大原因は、他のアトピー罹患者全員にとって小さいはずが無いと断言できるものです。最初の原因の対策は必須であり、それにより慢性化したアレルギー反応も緩和できる、というのが私の考えです。
アトピー相談でも全員が納得感を得ている
これまで、私が口コミでの紹介でアトピー罹患者の相談を受けたりアドバイスを行ってきた中で、原因対策を実際に試してみた方は、現時点では100%例外なく大きく改善しています。
とても感謝してもらえますし、私としてもアトピーの苦しみから解放された方を見るのはとても嬉しい限りです。
そして、その方々と話して感じるのは、どなたも、自分が治ったことに納得感があるということです。
それは、治ってしまえば、これが原因でないはずがないと思えるほど明確であり、なぜこの原因に気づかなかったのかが不思議になるほど理に適っています。
私自身は、この原因説明が、自分が過去に見聞きしてきたどんな治療法よりもダントツに合理的・論理的であると考えています。
アトピー治療においては、自分が信じられる・納得できる方法を探すことが大事だと思います。
アトピーの根本原因と治療方法について
アトピー性皮膚炎の根本原因を科学的・論理的に解説しています。こちらもご参照ください。
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