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それぞれにお知らせが届き それぞれのタイミングで気づく。 側から見れば遅いとか早いとか いろいろ言えるけれど 本人に合ったペースが一番。 一緒に居るだけで何かが伝わる。 気づく時には気づくし 気づかない時は全く伝わらない。 そうやって時を紡いで 凸凹作りながら日々を織り上げる。

全ては丁度良い速度で進む。 その流れに調和しながら 細大漏らさず自覚して 心を行き渡らせる。 遅いと感じた時はこの瞬間の 何かを見落としているかも。 速いと感じた時は別の何かに 気を取られてしまっているかも。 本当は既に調和している。 それに気づけば良いだけ。

今この瞬間に心も身体も 全身全霊で開け渡す。 手放す事も受け入れる事も どちらも世界と一体化する事。 身体はここに在るけれど 心の居場所を探さない。 居場所を見つけると そこに安住しようとする。 それは不安と怖れの裏返し。 世界は今ここに共に在る。

覚醒するためには 夢中になる必要がある。 睡りの中に没入する事で 余計な思考が収まる。 睡蓮は泥水の中から すっくと立ち上がり 美しい花を咲かせる。 敢えて渾沌の中に舞い戻り その時を静かに待つ。

身体が休めといっている。 心が止まれといっている。 でもアタマは動けと 動かなくちゃと言い続ける。 上手く回らない歯車たちが あちこちでギシギシしてて どうしようもない時間が ただ流れ続ける。 ありのまま、納得いかなくても そのままに。全然素敵じゃないけど。

今この瞬間にも時空を超えて拡張できる。 35億の過去から果てしない未来まで 足元の一点から銀河の果てまで ビックバンに始まりどんどん広がって 今この瞬間がここにある。 全ては繋がり連なり織り合わされた命。 何一つ取り残さない。何一つ排除しない。 何故なら始まりは一つだから。

変更不可能な過去にも 予測不可能な未来にも どちらにも拘泥せず。 今この瞬間の現在、 目の前にあるものが現実。 余計な思考を無くして 余計な記憶も振り払って。 身軽に気軽に生き暮らす。

自分の行動や思考について あれこれ点検したり判断したり 常に休まる暇がない。それは 過去に引き摺られている証拠。 今この瞬間に生きるには その習慣をしないこと。 気づくことから始めて 次第にやらずに済むようにする。 何もない空間が広がるのを感じる。

先入観を一つ取り去る。 期待していた事が一つ失われる。 生き方や見方の軌道修正を 余儀なくされる。それでも 必要な事はやって来るのだ。 今この瞬間の状況に調和して そこから得られるエネルギーを 細大漏らさず転換する。 状態が出来れば次に進める。

実はもっとシンプルなのかもしれない。 それを複雑にしてしまって いつの間にかそれに心地良さを感じ どんどん複雑に複雑を加えて もう何が何だか分からなくてなって 四苦八苦、右往左往、七転八倒。 頬っぺた張り倒されて気がつく。

「充足の経済」は 必要以上に何かを作り出して 蓄えたりしない。 常に心が満たされている。 「成長の経済」は もっともっと…を繰り返し どんどん不満足になる。 幸せは身近なところにある。 目に見えないのは近過ぎるから。

今この瞬間の姿を認める。 みっともなくてどうしようもなく ダメダメで情けない姿であっても。 そこからしか始まらない。 悟る前は誰しも欲に塗れたエゴイスト。 だからこそ気づくことができる。 煩悩だって存在意義がある。 在るものは否定しない。 無いものは求めない。

ズレも歪みもありのままに 敢えて正そうとせずに受け入れる。 それらは理由があって今ここにある。 壁は闘ったり逃げたりしている限り 決して消える事なく立ちはだかる。 壁を認めそのままに受け入れると 次第に薄れて向こうが透けてくる。 全て必要があってそこに在る。

背骨のアンテナがすっくと伸びると 世界の見え方が変わる。 視界が広がって遠くまで見渡せる。 姿勢って大事だな。 聞こえ方も違ってくる。 微かな囁きも耳に届くよう。 それは身体の中と外と どちらからも聞こえてくる。 見えないモノ、聞こえないオト。 でも感じることはできる。

一度に一つ、 大事なこと出来ることを 丁寧にじっくりゆっくりと。 あれもこれも、と欲張らず 今日の調子に合わせて まず一つ、そして次の一つ。 ゆっくりでも動き出せば 心も身体も回り始める。 緩やかに流れる時に導かれ 唯一無二の今日を生きる。

良かれと思って始めた事が 思わぬところで損害を与える。 慌てて元に戻そうとしても 元通りには戻らない。 既に変化してしまっている。 時間は逆回し出来ないけれど 変化を受け止めて 馴染ませていくことは可能。 途方も無い時間を要するけれど。 そうやって35億年、地球は回っている。

思考の蔓延に気づき それをそのまま受け止め 思考と一体化する。すると もう充分となり思考が収まる。 忌避しない熱望しない無視しない。 ありのままであればやがて 丁度良いに辿り着く。

ネガティブな感情が起きた時に 逃げず騒がず嫌がらず抑え込まず しっかりじっくり体験する。 しばらくするとその感情が ゆっくり収まってくる。 まるで水の濁りが沈殿するように。 心の奥底に沈殿した経験は 心の強さの礎になる。 次の一歩の力強さを実感する。

何も拒まず打ち捨てず 良い事も悪い事も丸抱え。 それが心と頭と身体にとって 肥やしとなり豊かさに繋がる。 道中は決して安楽ではないけれど それが自然の摂理に適うならば 覚悟して引き受ける。やがて 道の先に小さな光明が見える。