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保育士が思う「おふざけは許しません論」と、絵本の選別について

逃げた先には

モノクロからの孵化

森に住まう妖

むかーしむかし あるところに くろいおおかみがおりました おおかみは あかいひとみが とてもきれいでした

6年前

迷いの森

人ならざるもの

おんなのいるせかいは とてもしずかだった きぎが ある かわが ながれる かぜが ふく それだけでも おと はする なのに、おんなのまわりは おと がしなかった

6年前

くろいおおかみの けいやくを うわがきして くろいおおかみに じゆう をあたえた 「……じゆうというのは わたしにひっついていることではないわよ?」

6年前

ないはずの 「こころ」というものが うごいた 「おや、わたしとおなじ ひとみ なんだね」 おんなは とても つよかった

6年前

「のろいをはこぶ くろいおおかみ わたしに なにかごようかしら?」 ばらのように つきのように ほほえむおんな くろいおおかみの しょうたいを しっていても おそれず ほほえむ きじょうで つよいおんな

6年前

くろいおおかみとは すこしちがう あかいひとみ こきゅうをわすれるほど みいっていた

6年前

「はじめまして」 すずのなるような こえ 「なにか ごよう? しっこくの おおかみさん」 ほほえんだおんなに くろいおおかみは おとこの めいれいをわすれた

6年前

くろいおおかみを めのまえにして さけんだり おびえたり おこったり にんげんは とてもさわがしい でも いま めのまえにいる くろかみのおんなは ちがっていた おびえも いかりも なにもない ただ しずかに くろいおおかみに ほほえんだ

6年前

もりのなか ひとり すんでいる くろかみのうつくしいおんなは とてもしずかだった

6年前

とあるひ くろいおおかみは くろかみのうつくしいおんなを きずつけろ とめいれいされました

6年前

おとこは くろいおおかみに なんども なんども ひとをきずつけさせました なにも かんじずに くろいおおかみは おとこに したがいます

6年前

とあるおとこに つくられた くろいおおかみ だれかを きずつけるために うまれたことを しっていました それでも くろいおおかみは なにも かんじずに そんざいしていたのです

6年前