青桜さら/久稀
散文詩、自由詩、徒然… 私のお気に入りマガジン。(個人的に)
詩集です。 お題は友人と揃えております☆
和風ファンタジー小説。 純愛。 好きだけど共に生きて行けない理由があった。 更新していきます。
花言葉を使った文字創作。 詩的な世界。
心の底に溜まりゆくもの 見て見ないふりをしてきた でもそれは確かに増殖していて 私はそれに飲み込まれる 逃れる術もなく ただ荒れ狂うそれに飲み込まれ 抑えていたものは暴走した それは私の本性ではない 声を大にしても 誰にも気づいてもらえない 豹変したもう1人の私は嗤う 『誰もお前を愛しはしないよ』と
本年はお世話になりました。 新年もよろしくお願いします。 皆様、良いお年を! 燈月なのは。
深く深くどこまでも深い暗闇 そこに生きるもの 深淵を覗くたびに 私を見つめ返すモノよ ひとりで孤独で音もなく ただそこにいるだけのモノ けれど確かにそれはそこにいる 形容し難いモノが 私を見ている 希望がみえない時 生きる道を見失う時 私自身の存在に迷う時 深淵は開きソレは私を見る 誘うかのように 宥めるかのように 寄り添うように 一体私になにを求めているの? ソレはニタリと嗤う 『共に落ちていきましょう。どこまでも堕ちていきましょう』 その顔は 私にそっくりで
すっかり詩的なものを書く場所になってしまいました。 小説でもSSでもないものが降ってきたときに、書くと自由詩になるという。 (そんな意図は全くないです) 創作のメモ的な何かだと思って頂ければ幸いかと思います。 これからもどうぞ、よろしくお願いします。
ふと思い出す記憶 君が言ってくれた言葉 『自分を大切にして。痛くて見ていられない』 そう言ってくれたのは君だけだったね いまは別の道を歩いている君は 隣にいてくれないけれど それでも多感な年頃の私にとって 誰よりも救われた言葉 家庭の中で人にはいえないことが たくさんあった 酒とタバコの臭い そして毎晩の怒鳴り声 想像出来る? 生きている中で家庭が一番危険だったなんて 母は耐えて耐えて……入院した まだ小学生の私 生きるために家事だって覚えてしまった 結局、母は父がこの
目を閉じて耳をふさいで そうして頭の中に思い描くの ここは私の世界 私の記憶 過去の思い出 いろんな引き出しをひらいて ひとつ ひとつ 大切なものを取り出しましょう 手を繋ぎ共に見たイルミネーション 旅先で感じた空気 人のあたたかさ ハートのような形の小石 道端に咲く草花達 シロツメクサに菫、クローバー、たんぽぽ そして秋桜 私の中の美しき記憶 いつでも目を閉じれば それらは私へ寄り添ってくれる
空は青く 雲は流れる 人びとは歩き 車が走りゆく いつもの光景 当たり前のような背景 同じようで気づかない 本当は日々ちがうことに気がつけない 息は詰まり あるはずの空気が胸に届かない 重い身体を引きずり 今日も 今日とて わたしは生きる 希望はなくとも 明日はきっと来る
たくさんの方の魂が空に旅立ちました 望んではいなかった現実 きっと……やりきれない思いを抱えての旅路でしょう 私も悲しい これから活躍していく人々 これまでも支えてきた人々 願うのはただ一つ どうか、やすらかに またいつの日か会いましょう
目の前を流れていく 文字の欠片が散りながら 拾うことさえできなくて 私は慟哭するしかなかった ノートが白いまま 時間だけが過ぎていく 悔しくて悔しくて悔しくて悔しくて 涙がこぼれる 流れていくのは文字だけではない 時の流れもまた残酷 人の流れが変われば人の心も変わる 私もまた変わったのかもしれない 文字だけが心の支えだった 何も書けない私に なんの価値があるというのだろう 思考もながれ 記憶も流れ 深くえぐれた傷あとだけが 私を苛む もう時は流れないで欲しい
吹き荒れる風は何を思う 雲はながれ 雨が降る まるで空が 泣き叫ぶかのよう 尊い命は風に乗り 空へ舞い上がっていく 残されたものの慟哭も 空へ巻き上げていく
私は貴方の元へ嫁いだけれど 身分の違う私は 肌を晒すことはなかったわ あと僅かな私のともしび だからせめて 心の中で思うことを許して欲しい ずっと女性として生きてきたわ それは貴方も欺き 他の者達も欺いてきたの そう、私の性は男性 だから何があっても貴方の想いに 応えることはしてこなかった 貴方が好きだからこそ 己の性を知られたくなかった 愛してる きっと生まれ変わっても 再び貴方を愛することでしょう きっとまた巡り会える これは神子としての感よ だから私を探して
「今日、お前は何をしていた?」 一緒に暮らすようになって十年の間に いろんな変化が多くありました 子を授かり、酷いつわりで仕事を辞め 十年ずっと寝不足で私は壊れたわ 何もせずに過ごすようになり 生きているので精一杯な日々 それでも理解などされないの 「今日は何をしていた?」 あぁ、またこの質問だわ 水もさわれなくて、外にも出られない 貴方はただの怠慢だという 「今日も寝ていたのか?」 横にならないと動悸とめまいにおそわれるの 気合いでどうにかできていたら 私が壊れ
どこまでも高く広がる青い空 白い雲は遠く 風はまだ冷たい 陽射しだけが私をつらぬく なんて残酷な程に晴れた空なのだろうか
アネモネの花びらが 足もとに散る 儚い想いと共に #恋という字を使わずに失恋を表現する