母親か聞いていなかったのか、成人するまで普通の家族と思っていたようです。義父は夜になると、相手の家に行っていたので疑われる事もなかったのでしょう。驚いたでしょうね。お墓の場所を教えて欲しいと私とメール出来るようアドレス交換して別れました。もう一人の方とはお会いできませんでした。

新盆の提灯は白い。葬儀屋さんがつけてくれた。私はお盆に詳しくなかったが、義母は良く知っていたので、張り切っていた。一昔前はお供えは本物の胡瓜と茄子で牛さんとお馬さんを作ったが、今は可愛いものが売っている。１つ１つ購入しなくてもセットで売っている。体験してみると意味があって面白い。

実家の不動産売却は窓口を一つに絞る専任媒介契約にした。当時は引っ越しの片付けも義父の事、お墓や法事の事等含めて同時進行。見積もりは3件依頼、あまり差がなかったので、大手の会社にお願いした。45年あまりメンテナンスしなかった家は数字が付かないが、勝手に解体しない方がいいそうだ。

税金の怖さを感じた。税務署は容赦ない。どんな理由があるとは言え、もわかる。知り合いの司法書士の先生に何で住民票を直ぐに移したの、と言われた。実際、義父がこんなに早く亡くなると思わなかったし、土地を売却する時には義父の名前で不動産契約したし、今となっては不運と思うしかない。

義父から聞いてない期間でした。そんな事もあるんですね。主人も知らない事で義父のルーツを知ったようで、意外な経験をしました。再度申請前のチェック、そうなんです。今回は私が遺言書を預かっていた”申立人”という形で申請。遺言書をいつ、何処に保管していたかという項目もありました。

義父の葬儀が終わり色々な手続きが待っています。死亡届から役所関係はスムーズに、銀行の解約、父の関連への連絡葬儀屋さんからもらったパンフで大体はもれずに流れていきます。我が家は義父の書いた遺言書もあり、事が大きくなる前に、会ったことのない義父の家族に連絡しなくてはいけませんでした。

少し手続き等が落ち着いた頃、1周忌法要の連絡があった。日時、人数、会場、お塔婆の申し込み等。当日はお位牌と写真、お墓参りの用意、お供え物、御布施。御位牌は魂が入っていること、お骨から御位牌に移す魂入れという儀式があること、御布施を住職に渡すタイミングがあること、知らなかった。

実家は1年で売却成立。素人なので精算時は緊張しましたが、不動産売却の仕組みがわかり良い経験になりました。土地の登記簿に新たな名前が載るのだなと思いました。45年住んでいた家を義母はどう思うのか。暫くは寂しいと言っていました。新たに家を建てた様子を1年後に車で通り母に見せました。

当日、相手の方が来るかドキドキでした。主人にとっては義母兄弟の初対面。待合に1人の男性が。挨拶する事なく、裁判所の方の案内で一緒に入室して初めて確信する。入室してからは会話ができず、雰囲気からは感じの良い人。特に相手の方も遺書の内容に反論も無く、検認作業後に外で話す事になった。

父の事に戻りましょう。介護施設も利用料金が掛かります。長期だと、収入の無い父は役所で、低所得の手続きで、かなり抑えられました。人によるようなので、調べた方が良いです。何でもそうだけど、調べるとそういう事は結構ありますね。介護保険と医療保険が一緒に使え無いこともその時知りました。

お坊さんは派遣：義父は檀家でないので葬儀のお経を葬儀会社の紹介で依頼、戒名も電話で父の人柄、職業で決定。火葬は市の火葬場、式は民営。こうゆう事は食品と違って数字の目安は分からず、合計金額は怖いことに。親戚の手前簡素すぎても。自分の時はと考えちゃいます。葬儀代は市から気持ち援助が。

何とか義父に会って貰おうと工夫しましたが難しかった。義父の80歳の誕生日施設でお祝いして頂き、メガホン借りて皆さんにお礼を言っていた義父は少しずつ起き上がれなくなり、食事も誤嚥を避けたいと、少し咳き込むと食事無しになりました。介護施設では治療が出来ない為仕方ありませんでした。

義父の遺言書を有効にする為に公正役場で、公正証書を作成することに。公正役場は相談でなく手続きのみと言われ、知人の司法書士の先生に、義父の話を聴いて頂き協力を要請。そんな矢先、施設から義父に対して最後の対応をする話が出てくる。そんな状態でも主人も義母も話を聞くのは私だけでと。

義父は元々前立腺肥大で、入院が長くトイレが遠くなった事で、排尿障害になり薬の服用とカテーテルを付けることに。定期的に専門病院に通うことに。外出が増えて外の空気と景色に触れて少し元気になってくれました。ただ、主人も義母も駐車まで一緒でも病室まではいきませんでした。理由がありました。

週1、２回義父をランチに誘う。定食屋の卵かけ納豆、焼き魚。ラーメン。久しく食べていなかったので、喜んでくれた。車椅子生活だったので、リハビリ兼ねて車の乗り降りをしてもらっていたが、後半、車椅子乗ったままの介護タクシーを使う。予約や帰りの手配が難しかったが色んな出会いがあった。

父のMRI検査で知ったこと。 車椅子に乗っていたので、検査室に入る時は専用車椅子に乗り換える。 機械の磁気が強くて車椅子さえもくっつけてしまうらしい。 ある意味、そんな磁気を体に通す事も恐ろしく感じた。 やはり健康が一番。

父の介護施設探しが始まった。私が施設との連絡等を担当、自宅と施設の距離を考えて３つの施設の見学、面談、申し込み。１つに選べれば良かったが、空きのタイミングで選んだ。運良く一番父に向いてそうな所になる。温泉あり、担当者の方も親切。明るい雰囲気で、父も気に入ってくれました。