人気の記事一覧

『稲盛和夫一日一言』 1月13日

月と六文銭・第十六章(19)

1年前

お美奈は美人ではなかったが 男を惑わせるだけの手練手管は熟知していた ハナブサが目に欠ける手下のほとんどはすっかり彼女の虜にあった そして一番の頼りである「ホン」は絵に描いたような恋の奴隷で… 美奈はホンに彼の動向を探らせた 滅多に感情を露わにしない彼の恋は意外に解り易かった