天正7年(1579)2月3日は北条氏直が家臣の垪和(はが)又太郎に「直」を与える一字書出が行われた日。元服のとき烏帽子親がその子の命名のため自分の諱の一字を与え、その一字を記して与えた文書。実際の親子に限らず主従の間でも文書の発給は行われ、より強い絆をあらわしたものとされている。