メアリースチュアート

【劇評162】『メアリー・スチュアート』絶対的な孤独。☆★★★★

 国王ではない。女王の物語である。

 フリードリッヒ・シラー作の『メアリー・スチュアート』(森新太郎演出)は、宮廷の権力がいかに移ろいやすく、儚いものかを描いている。

 スティーブン・スペンダーによる上演台本は、メアリー・スチュアート(長谷川京子)とエリザベス一世(シルビア・グラブ)を軸にすえて、彼女たちをめぐる宮廷の貴族たちの忠誠と変節を嘲笑している。

 ハンサムなレスター伯は、ふたりの愛

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明日は、今日よりいい一日になりますように!
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高い水準の舞台。台詞劇を成立させるためには、スタッフの総合力が必要だとよくわかった。

希望を語ります!

「ふたりの女王 メアリーとエリザベス」

原題:Mary Queen of Scots 
監督:ジョージー・ルーク
製作国:イギリス
製作年・上映時間:2018年 124min
キャスト:シアーシャ・ローナン、マーゴット・ロビー 

 2019年春、スコットランド議会でニコラ・スタージョン自治政府首相は、スコットランド独立の是非を問い2度目の住民投票に向けた法整備を進めると説明があった。昔の話ではなく現代の話だ。

 ふたりの女王を描いて

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読んでくださってありがとう
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