男は、王冠の形をした紫色の香水を拾う。 手首に吹きかけたが、香りはない。変な液体だったのだろうか。 急いで服の袖で拭い去ろうとするが、その袖は白と青と金色の生地で、さっきまでとは違う服に。 「ここにおられましたか王子!」 髭の爺さんに声をかけられ、男はどこかへ連れていかれた。