おがさん

ヤンキー漫画の新旋風!喧嘩だけではない強さを手に入れる物語『WIND BREAKER』

ヤンキー漫画の新旋風!喧嘩だけではない強さを手に入れる物語『WIND BREAKER』

【レビュアー/おがさん】 『WIND BREAKER』はマガジンポケット(マガポケ)で連載中の作品です。にいさとる先生が描く本作は、ジャンルとしてはヤンキー漫画ですが、みなさんがイメージするそれと一味も二味も違う面白さがあるので紹介します。 人の思いを守るために戦う者たち 『WIND BREAKER』(にいさとる/講談社)より引用 『WIND BREAKER』(にいさとる/講談社)より引用 この物語は、主人公の桜遥(さくら・はるか)が偏差値最底辺の風鈴高校で喧嘩によ

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仰げば尊死、間違いなし!息つく暇もない青春ハイスピードラブコメ『顔だけじゃ好きになりません』

仰げば尊死、間違いなし!息つく暇もない青春ハイスピードラブコメ『顔だけじゃ好きになりません』

【レビュアー/おがさん】 ※このレビューは36歳(♂)が書いています 顔だけじゃ好きになりません 舞台は美乃和総合高等学校(通称:美和総)。イケメン大好きJK・知見才南(ちけん・さな)がSNSで見ていたのは、イケメンすぎる一般男子高校生・宇郷奏人(うごう・かなと)が映った投稿。 彼は美和総の2年生であるという噂が流れており、本人はSNS等一切やっていませんが、写真がアップされる度にバズっています。 そんな宇郷奏人は授業をサボりすぎて退学寸前。退学を免れる為には、美和総の

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【音漏れ注意】漫画表現の限界にして到達点!! ロックという合法の快楽に酔いしれる『SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん』

【音漏れ注意】漫画表現の限界にして到達点!! ロックという合法の快楽に酔いしれる『SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん』

【レビュアー/おがさん】 天才は27歳で死ぬ。 音楽業界でまことしやかに語られるこの都市伝説は、海外の伝説的なミュージシャン達が27歳で亡くなったことに起因しています。 ブライアン・ジョーンズ(ローリングストーンズ)、ジャニス・ジョプリン、カート・コバーン(ニルヴァーナ)、ジム・モリソン... 死因はいずれも不明瞭なものが多く、27歳で亡くなったミュージシャン達は「The 27 Club」と総称されます。その中にジミ・ヘンドリクス(通称:ジミヘン)がいます。エレキギタ

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魔王を倒してから始まる物語は、後悔のない生き方を教えてくれる『葬送のフリーレン』

魔王を倒してから始まる物語は、後悔のない生き方を教えてくれる『葬送のフリーレン』

【レビュアー/おがさん】 『葬送のフリーレン』は週刊少年サンデーに連載中の作品です。「このマンガがすごい! 2021(宝島社)オトコ編」の第2位にも選ばれ、目下大注目の本作を、今回は未読の方に向けてレビューします。 魔王を倒した後から始まるアフターストーリー 本作は勇者達4人のパーティーが、10年の歳月をかけて魔王を倒したところから物語が始まります。 『葬送のフリーレン』(山田鐘人/アベツカサ/小学館)1巻より引用 平和な世界を取り戻した後も、魔法収集の旅に出たフリ

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狂気と信念が地球を突き動かすーー。これは、異端の傑作漫画『チ。―地球の運動について―』

狂気と信念が地球を突き動かすーー。これは、異端の傑作漫画『チ。―地球の運動について―』

【レビュアー/おがさん】 バケモノみたいな作品が現れた。 1話を読んだ時、そう確信した。理由は「痛み」から始まる話だからだ。 Twitterで拡散されるストレスのない漫画とは真逆のストレスフル作品 漫画を拡散させる為には、もはやSNSは欠かせないツールである。そのなかでもTwitterは漫画好きが多くいるSNSではないだろうか。 そんなTwitterで拡散されやすい漫画には共通点、まさにトレンドが存在する。 2020年のTwitter漫画のトレンドは「ストレスがか

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過去の自分が恋敵。タイトル表記の謎から読み解くツギハギだらけの大人恋愛ミステリー『九龍ジェネリックロマンス』

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【レビュアー/おがさん】 ジェネリックとは ジェネリック医薬品は新薬と同じ有効成分で作られ、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」にもとづくさまざまな厳しい基準や規制をクリアしたお薬です。 効き目や安全性が新薬と同等であると認められてから発売されます。開発にかかる期間が新薬と比べて短い分、費用が安くて済むため価格を安くすることができます。 (沢井製薬株式会社「ジェネリック辞典」より引用) 今回は、そんな「ジェネリック」という言葉をタイトルに冠す

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大喜利で人を救う。日本に充満する「不謹慎」を克服する方法『キッド アイ ラック!』

大喜利で人を救う。日本に充満する「不謹慎」を克服する方法『キッド アイ ラック!』

「笑いで人を救えるか?」 『キッド アイ ラック!』は単純そうで難しいこのテーマを愚直に問い続けます。大喜利を題材とした数少ない漫画ですが、ギャグ漫画ではありません。面白いことはもちろんですが、ただひたすらに泣けます。笑えて、泣けて、感動する。笑いの本質がふんだんに詰まった、愛があふれる漫画です。 本作は、『月刊ビッグガンガン』にて連載中の音楽漫画『SHIORI EXPERIENCE~ジミなわたしとヘンなおじさん~』と同じ、長田悠幸先生と、町田一八先生のタッグで制作されて

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