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シネマこんぷれっくす!(作画 ビリー)近年増えた、映画話の漫画作品の決定版‼︎

2010年代の後半辺りから、急に映画題材の漫画が増えたと思わないかね?(唐突な問いかけ)

以前俺が取り上げた「邦キチ! 映子さん」もそうだし、「木根さんの1人でキネマ」や篠房六郎先生の「おやすみシェヘラザード」等、なぜか増えてきた印象。

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「木根さんの1人でキネマ」より。ヒューマンガスもいいけどイモータンジョーも素晴らしい‼︎

俺が映画をちゃんと見始めたのは2010年に古本屋を辞めた後から現在の職に就くまでの役1年間、職探しの合間の、気の狂いそうな程の広大なるヒマ時間を埋めるためにTSUTAYAの会員になったのがスタートと言ってもいい。当時27歳とかで、周りに映画好きがいた事はあってもとにかく見なかった(細かいこたぁ省くけど、とにかく良い映画館体験が無かったし、そもそも映画館は学生には高いしね……)。

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「木根さんの1人でキネマ」より。ジブリも別に嫌いじゃないんだけど(何作かは)、好きな人の圧が強すぎてなぁ……

後は、古本屋時代は車で長い距離走る事がまぁまぁあって、車の中でよくラジオを聴いていた。その中で、以前も話した通り映画やアイドルなど当時の俺にあまり馴染みのないカルチャーを語るヒップホップグループ「ライムスター」の宇多丸氏にはだいぶ影響を受けたのであるよ。元々俺は学生のころロックバンドをやってて、ヒップホップをあまり聴く方じゃ無かったんだけど、ライムスターはロックフェスなんかにも出てくるし曲がカッコいいなと思っていたし、何より宇多さんの話の面白さは俺の周りでも評判になるほどで、その人がラジオなんて面白いに決まってんじゃん! と思って良く聴いてたなぁ。お陰で映画館に1人で行くのが抵抗が無くなったくらい。

当時は土曜の夜にだけやってた「ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル」。当時は求職中の焦りや恥ずかしさを、芸人の深夜ラジオやこの番組にずいぶん救われたもんだった。現在この番組はTBSラジオの月〜金の夕方に「アフター6ジャンクション」として生まれ変わり、物凄い情報量となっている‼︎

それ以後、木ローや金ローくらいでしかなんとなく映画を見なかった俺が能動的に映画を見るようになり、だいぶ付け焼き刃な映画ファンとなった今は映画の話でワイワイしてる作品はなんか好ましいというか、結構無条件で評価アップしてしまう傾向があるな。そんな中、青春映画話漫画というこれまた珍しい感じの漫画が終わってしまったんだ……

シネマこんぷれっくす!

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徹頭徹尾映画ネタ、まぁ正直わからんことの方が多いんだけどつい見ちゃう。

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1話の冒頭からもうスターウォーズネタで攻めてくる‼︎(俺スターウォーズ一切見たことないけど‼︎)

驚くほどざっとしたあらすじを書くと、熱い青春が送りたいとの気持ちを持って梁木学園に入学した映画マニアの熱川顎人が、謎の女子3人に誘われて映画研究部に入るのを拒否するが

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結果色仕掛けで陥落。映画研究会で映画を撮ろうとするが、やる気のない先輩たちにのらりくらり交わされ映画トークの日々を送るのであった……

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色仕掛けといってもこの程度だし、なんならあまりエロ要素がないので残念でした‼︎

扱うジャンルが豊富

この漫画の良いところ、存分に映画の話が出てくるところ!

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名作から

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駄作(諸説あり)

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イモータンジョーに

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ヒューマンガス様‼︎

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ハイローに

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バーフバリ‼︎

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アニメから

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ヤクザ映画まで!!

幅広く取り揃えております。まるでTSUTAYA渋谷店‼︎

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「ファイアパンチ」より。トガタも満足な品揃え‼︎

映画駄話の楽しさってあるよね‼︎

映画をあーでもないこーでもないと楽しむのは、なんか楽しい。俺もよく覚えてるのが、大学の連中とかと6人くらいでなんかのライブの帰りに飯食ってた時に後輩から「先輩的に絶対にこれは見た方がいい映画ってなんですか?」と問われ、即答したのがミストだったんだが

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そういやこの漫画にも若干ミストの話あったな。

その後輩以外の5人は皆ミスト見たことあって、あんなヒデェ話なのにまぁ大盛り上がりしたわけよ。内容についてはちょっと喋った瞬間ネタバレになるから一切言えないけどね‼︎

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ミスト、最悪な話だけど見てほしい‼︎

なんつーかな、見解が分かれる分かれる‼︎ その後輩も怖いの苦手と言っていたけど、その俺たちの盛り上がりっぷりが面白かったようで怖がりながらも見たようだった‼︎

なんの話だって言われそうだが、基本的にはそういう「映画駄話」系のマンガなんだよ。サイコーだよね‼︎

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ホラー映画好きなんですよ。

でもそんな中に、意外と物語があった‼︎

というのを、こないだ出た最終6巻を読んで思ったんだよね。実はこの物語はずっと一貫したテーマがあったんだよね。まぁ上でも言ってるので繰り返しはしないが、まさかこの方向で終わるとは思ってなかったんですわ……

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まさかこんなふざけた漫画に、感動すら覚える結末とは……⁉︎

基本ふざけ倒している漫画なんだけど、映画駄話が好きな人は読んでオッケーだし、いくらでも読んでられた作品だけにマジで終わったのがショックなんだよなぁー。

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「美味しんぼ」より。富井副部長もお怒りになってますよ!!

映画漫画、色々あるけど俺はこれがトップ級に好きです‼︎ ビリー先生が次どんな漫画を描くかはまだわからんけど、次の漫画も好きになれそうな気がします‼︎ ありがとう‼︎

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「ファイアパンチ」より。トガタさんも納得の作品‼︎
以上、注釈のない画像は「シネマこんぷれっくす!」より

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