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三春タイムズ

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福島県三春町での暮らしや季節の行事、風景など ゆるやかで心地よい時間の流れを 「三春タイムズ」と題して追っていきます。 題字をはじめ、毎回文章に合わせて 素描家shunshunが… もっと読む
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記事一覧

vol.48 大寒「光のつぶ」1/20~2/3

 こよみを意識して生活するようになってから数年が経つ。それは三春で暮らし始めた時期とも重…

4か月前

vol.40 秋分「ニラの花」9/23〜10/7

   お隣りのお宅の庭にニラの花が咲き始めた。白くて可憐な花。朝、出がけに見かけて、その…

8か月前

vol.46 冬至「モミの木」12/22~1/4

  カサッ、クシュッ、カサッカサッ、クシュッ。 カラッカラッに乾いた落ち葉を踏む音が耳に…

5か月前

vol.45 大雪「ストーブ」12/7~12/21

 陽が暮れるのが日に日に早くなっている。午後を過ぎてin-kyoの白い壁に、冬のやわらかな光が…

5か月前

vol.44  小雪「ゆべし」11/22~12/6

 東京でお店を構えていた頃から今も、なぜか食べ物をよくいただく。それは甘いお菓子やパンの…

6か月前

vol.43 立冬「昭和歌謡」11/7~21

  朝の開店準備は、まずは入口のドアを開け放ち、箒で店内の掃き掃除を始める。ヒヤッとする…

6か月前

vol.42 霜降「バス待ち人」10/23〜11/6

 「あぁお腹が空いた」と、時計を見るともうすぐお昼。私の腹時計はだいたい正確にできている。切りのいいところで仕事の手を止め、お湯を沸かしお弁当を広げる準備をする。in-kyoの大きなウィンドウの向こうに目をやると、12時のバスを待つ人たちが停留所前のベンチに座っている姿が見える。この時間帯は行き先の違う町営のバスが2台続く。スーパーでのお買い物の帰りだろうか、それともこれから病院へでも行くのだろうか。 バスを利用する人はご年配の方が多く、待つ人どうしでおしゃべりをしているその

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vol.41 「新米」寒露 10/8~10/22

 カラリと乾いた風が心地良い秋晴れの日が続いている。日中は汗ばむような陽気でも、金木犀の…

7か月前

vol.39 白露「井戸」 9/7〜9/22

 自宅の敷地内には古い井戸がある。この辺りの水はその昔、三春城下の名水のひとつに数えられ…

8か月前

vol.38 処暑「送り火」 8/23〜9/6

 お盆が近づくと、in-kyoの二軒隣にある花屋「まるおん」さんの店先にはお供え用の花が束とな…

9か月前

vol.37 立秋「蝉」 8/7〜8/22

 朝からジリジリと強い陽射しが照りつける。気づけば家の軒下や木戸には、セミの抜け殻があち…

9か月前

vol.36 大暑「駅」7/22〜8/6

 今年に入って、以前から興味のあったアロマテラピーを学ぶために、月に一度いわき市にお住い…

10か月前

vol.34 「お庭探訪」夏至 6/21〜7/6

 まだ梅雨入り前だというのに、天気予報は雨マークが続いている。と言っても、1日中雨が降る…

11か月前

vol.33 「梅干先輩」芒種 6/5〜6/20

   今年も梅農家を営む知人に梅干し用の南高梅を注文した。梅が届いたらすぐさま大きなザルに広げて黄色くなるまで追熟を待つ。数日経つと、青梅は次第に色づき、ポッと頬を染めたように赤みを帯びてくるものもある。そうなってくると、部屋中が甘酸っぱいような、なんとも言えない芳しい香りに包まれていく。    梅干を漬け始めるようになったのはいつ頃からだろう?震災があった年は途切れてしまったけれど、それを除けば10年以上は続けている。食べたいから作っているのはもちろんだが、梅しごとの作業自

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