断頭台の女王
16世紀のスコットランド女王メアリー・スチュアートの肖像画です。エリザベスⅠ世の王位を脅かす存在として捕らえられ、19年間の幽閉の後に1587年に処刑された「断頭台の女王」。
絵を見ていただくとわかりますが大変美しい女性でした。身のこなしも優雅でファッショナブル。その劇的な生涯から亡くなった直後から多くの人々の関心を呼び、特に19世紀の劇作品から音楽まで彼女をテーマとした作品が次々と作られました。本資料は19世紀に制作されたクロモリトグラフという多色刷りの石版画です。資料の下部にあるように彼女に対して親しみを込める時“QUEEN OF SCOTS”と呼ぶそうです。
参考文献:・『オペラでわかるヨーロッパ史』 ・『歴史を作る女たち3』
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