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断片の鳥類学
植物画をご覧いただきましたので、鳥類の絵もご覧ください。
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本資料はドイツ語で書かれていますので、ドイツ製で間違いないと思います。上部に書かれているのは「在来の鳴き鳥」ドイツにいる鳴き鳥でしょうか。時代は植物画と同じ時代だと思います。
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鳥類学の世界で最も古く歴史のある学会はイギリス鳥学会で1858年に設立されました。鳥類学の学術誌でもっとも古いものは、ドイツ鳥学会誌で創刊が1853年です。植物画もそうですが、近代の自然科学を牽引した国はイギリスやドイツなどカトリックではない国が多い気がします。
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色彩は植物画が石版印刷に手彩で彩色を施していたのに対して本資料は”MARY QUEEN OF SCOTS”と同じくクロモリトグラフです。クロモリトグラフとは石版画家のエンゲルマンが1837年に名付けた最大16色の石版画の技法です。この技法は色ごとに石版が作成され正確に位置決めされ印刷されています。
美しい彩色がされた鳥の絵。飽きずにずっと見ていられます。
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