- 運営しているクリエイター
記事一覧
君はぜんぶ忘れてしまうんだろう
先日、娘が2歳になった。2年前のあの日、あんなに小さく弱々しかった生き物がもう2歳だなんて、信じられない。娘は生まれた瞬間、肺気胸でNICUへ送致になり、しばらく母子別離が続いた。その間、夫が2つの病院(産婦人科のある病院にはNICUがなかったのだ)それぞれに通い、娘の様子を教えてくれていたが、どこか他人事のような、現実感のない話を聞いている気がしていた。
先に娘が退院し、同じ病院で数日を過ごす
「心理的ご近所さん」を作ろう
物理的ご近所さんができたといっても実家の話。
現在、両親がそれぞれ入院をしていて、実家が人間不在のためこまめに帰って犬の世話や掃除や頼まれごとをしているのだけれど、きのう帰ったとき、お向かいさんが出てきて「ご両親どうかされましたか?」と尋ねてくれた。
聞けば両親は思ったよりご近所づきあいをきちんとしているようで、お惣菜をおすそ分けしたり、車のライトがつけっぱなしだったのを知らせたり、まあそうい
家族らしいことをする
今日はお昼を外食して、そのまま荻窪タウンセブンの屋上「あおぞらぱーく」へ家族で出かけた。
「あおぞらぱーく」は入場無料の屋上スペースで、遊具があり広場があり休憩所があり、子供連れにはうってつけの場所だ。混雑するエレベーターに乗って屋上へ着くと、走り回る子供たちがたくさん見られた。
我が子はまだ1歳7ヶ月なので、設置されている遊具で遊べるほどでもなく、広場をよちよち歩いていると鬼ごっこをしているお
「ちゃんとした」女の子
「ちゃんとしたお嬢さんね」と言われるのが、小さい頃好きだった。近所の人から、親戚から。両親はめったに褒めてくれなかったし、母は持病で入院がちだったから、コミュニケーションをとる機会があまりなかった。
両親との接点が薄い少女がおのずと評価を求める対象は「親以外の大人」になった。どうしても褒められたかった。存在価値を認めてほしかった。褒めにはいくつかバリエーションがあって、「しっかりしたお姉ちゃんね
親子イベント『パパママ銭湯』に思うこと
9/15(日)に高円寺・小杉湯で開催しました『パパママ銭湯』第2回にご参加いただいたみなさん、ありがとうございました!共同企画にコンテンツプランナーの小沢あやさん、共同開催を「銭湯ぐらし」のみなさんにご協力いただきました。
どういうイベントだったかというと、小杉湯という銭湯で11時〜14時の間を『パパママ銭湯』タイムとしていただき、通常営業と並行して子連れ歓迎の銭湯タイムを設けて、「銭湯ぐらし」