はせおやさい
子育てにまつわる短いエッセイです
ブログ「インターネットの備忘録」から自分で気に入っている記事をよりぬきました
はじめに2019年8月、高円寺・小杉湯でスタートした企画『パパママ銭湯』。いま手元にある資料をみる限り、すでに500名を超える方にご参加いただいているようです。いつもご参加ありがとうございます。 どういう企画かというと、ご協力いただける東京都内の銭湯さんで、開店前もしくは定休日の時間を『パパママ銭湯』タイムとして貸切にしていただき、その時間は保育士や育児経験者、地域や子育てに関わりたいと思うスタッフがお子さんの入浴をサポートしますよ、というもの。入浴料以外は料金を取っておら
2013年に猫を引き取ってから、もう8年になる。体も小さく、目と足の悪い子猫はなかなか貰い手がつかなかったようだ。が、最終的には我が家に腰を落ち着けた。その後、わたし自身が離婚をしたり、再婚をしたり、海のそばへ引っ越したり都内へ戻ったり、妊娠して出産したりと、慌ただしい人生を送っていた間も、猫はずっとわたしの家にいた。 心配していた片目の濁りは生活するぶんには困らず、弱々しかった後ろ足はすっかり丈夫になった。たいした病気もせず、今年で8歳になる。雄猫だからなのか、体格がどっ
先日、娘が2歳になった。2年前のあの日、あんなに小さく弱々しかった生き物がもう2歳だなんて、信じられない。娘は生まれた瞬間、肺気胸でNICUへ送致になり、しばらく母子別離が続いた。その間、夫が2つの病院(産婦人科のある病院にはNICUがなかったのだ)それぞれに通い、娘の様子を教えてくれていたが、どこか他人事のような、現実感のない話を聞いている気がしていた。 先に娘が退院し、同じ病院で数日を過ごすことになったのだけれども、初めてちゃんと抱いたときの小ささは、今でも忘れられない
5月のある日、父からLINEが届いた緊急事態宣言下の今日このごろ、大きな懸念がひとつあった。この状態がこのまま続いたとして、離れて住む高齢の両親に、二度と娘を会わせることができないのでは?ということだ。 もともと頻繁に行き来があるほど仲が良いわけでもないし、お互い距離感を持った付き合いのある両親だけれど、もうすぐ2歳、可愛いさかりの孫娘の成長を見られないのは、さぞ残念だろう。 とはいえ父は江戸っ子らしく強情でぶっきらぼう、「仕方がないものは仕方がない」の人なので、無理を押し
二元論で分類されてきた女性のキャリア緊急事態宣言が延長され、保育園休園も延びる見込みが強くなってきた。こうなってくると、自分の手元の問題、つまり育児と仕事のバランスに悩む時間が増えてくる。 わたしは20〜30代、ずっと仕事をしてきたものの、「バリキャリ」というほどの学歴や職歴があるわけではない。遅いキャリア形成のスタートに慌てて、ハードワークとスタートアップ企業へ潜り込むことで経験を近道し、なんとか40代の今でも仕事にありつけている。そういう状況だ。 一方、わたしが取り得
世界のルールが変わってしまった自宅保育が始まり1週間、在宅勤務になってから1ヶ月以上が経つ。なんというか、これまであった世界のルールが変わり、新しいゲームの中でサバイバルしていかなければいけない気分だ。会社に出社して着席して、すべきことをしていれば良かった時代は終わり、誰も監視していない状態で常に「成果は出せているか?この時間は無駄ではないか?」を考えるようになった。 保育園からは「生活の維持に必要な仕事に就いている場合を除き」保育を自粛してくれと言われている。わたしの仕事
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朝、起きたら着替える朝じゃなくてもいいんですけど、仕事するぞーの時間になったら、気分転換という意味でも着替えるのがいいんじゃないかと思います。 勤めていた頃は外出着→部屋着≒寝間着くらいだったのを、自宅で仕事をするようになってから部屋着を増やしました。デスクワークなのでミニスカートとかタイトパンツとかは避けて、でもある程度はだらしなくない感じ。 本当に本当にやる気がでないときには、さらにシャワーしたり化粧したりコンタクトを入れたりする、いわゆる「仕事を始めるぞの儀式」みたい
高円寺の銭湯『小杉湯』で開催している『パパママ銭湯』ですが、順調に開催が続いておりまして、無事に第7回目が終わったところで振り返り。 9月時点での振り返りはこんな感じ。 どういうイベントかというと、11時〜13時の間を『パパママ銭湯』タイムとしていただき、通常営業と並行して子連れ歓迎の銭湯タイムを設けて、現役パパやママ、保育士や保健師などのスタッフがパパママの入浴をサポートする、というものです。ありがたいことにNスタ(TBS)や未来スイッチ(NHK)といった番組で紹介して
物理的ご近所さんができたといっても実家の話。 現在、両親がそれぞれ入院をしていて、実家が人間不在のためこまめに帰って犬の世話や掃除や頼まれごとをしているのだけれど、きのう帰ったとき、お向かいさんが出てきて「ご両親どうかされましたか?」と尋ねてくれた。 聞けば両親は思ったよりご近所づきあいをきちんとしているようで、お惣菜をおすそ分けしたり、車のライトがつけっぱなしだったのを知らせたり、まあそういう細々としたお付き合いがあったようだ。 そういう相手がいたことも知らなかったし
1月11日(土)12日(日)に、高円寺の「小杉湯」で「こどもととなり」というイベントを開催します。 11日は絵本の読み聞かせや紙芝居、銭湯体験のように「銭湯にまだ馴染みがない」人が『場』としての銭湯を楽しんでもらえる企画を、12日は毎月第3日曜日に開催中の「パパママ銭湯」拡張版を開催し「久しぶりの銭湯」を満喫してもらえるよう、翌朝のお楽しみになりそうなおいしいパン、ネイルサービスなど、いろいろ企画しています。 この企画ができるまで、小杉湯の平松さん・塩谷さん含めいろいろな
今日はお昼を外食して、そのまま荻窪タウンセブンの屋上「あおぞらぱーく」へ家族で出かけた。 「あおぞらぱーく」は入場無料の屋上スペースで、遊具があり広場があり休憩所があり、子供連れにはうってつけの場所だ。混雑するエレベーターに乗って屋上へ着くと、走り回る子供たちがたくさん見られた。 我が子はまだ1歳7ヶ月なので、設置されている遊具で遊べるほどでもなく、広場をよちよち歩いていると鬼ごっこをしているお兄さんお姉さんの邪魔になる。隅っこの方で夫と娘を遊ばせ、という名の単なる散歩をさ
8月に初回開催し大好評だった「子連れ歓迎!パパママ銭湯」、実はもう第5回になります。ありがたいことにボランティアスタッフも増え、保育士さんや保健師さんなどにもサポートしていただき、ありがたい限り……。 単発のイベントとして始まった「パパママ銭湯」ですが、10月から定例化し、「毎月第3日曜はパパママ銭湯の日」として小杉湯さんにご協力いただいております。お子さん連れで、のんびり広いお風呂に入りに来てください。昼間の開催ですが、湯冷めにご注意を。あたたかい格好でいらしてください!
「ちゃんとしたお嬢さんね」と言われるのが、小さい頃好きだった。近所の人から、親戚から。両親はめったに褒めてくれなかったし、母は持病で入院がちだったから、コミュニケーションをとる機会があまりなかった。 両親との接点が薄い少女がおのずと評価を求める対象は「親以外の大人」になった。どうしても褒められたかった。存在価値を認めてほしかった。褒めにはいくつかバリエーションがあって、「しっかりしたお姉ちゃんね」「ちゃんとした娘さんね」「おうちのことを任されてて偉いわあ」などあった。つまり
夫婦で日記をつけ始めたのですが、意外と楽しい https://hatunatu.hatenadiary.com/
9/15(日)に高円寺・小杉湯で開催しました『パパママ銭湯』第2回にご参加いただいたみなさん、ありがとうございました!共同企画にコンテンツプランナーの小沢あやさん、共同開催を「銭湯ぐらし」のみなさんにご協力いただきました。 どういうイベントだったかというと、小杉湯という銭湯で11時〜14時の間を『パパママ銭湯』タイムとしていただき、通常営業と並行して子連れ歓迎の銭湯タイムを設けて、「銭湯ぐらし」のスタッフがパパママの入浴をサポートする、というもの。第2回の開催では、イベント