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【モノローグエッセイ】"口"についての私の知見。

人間性が出るみっつの"口"がある。

悪口、陰口、電話口。

20年そこらしか生きていない若造の私が、若造なりに今のところ得た、知見のひとつです。

あ、ほんと、若造の知見なんで、当てにしないでくださいませね。
本屋で、お、なんだこの本、どーれどれ、と、興味半分にパラパラ立ち読みするくらいの程度で、
または、Twitterなんかで、お、なになに、へーそんなことがあるのか、と、RTで回ってきた面白ツイートを見かけるくらいの程度でいいんです。

ほんと、これ、あくまで私の知見なんで。

その口から言葉が出る。
その口から態度が出る。
その口から性格が出る。
その口から育ちが出る。
その口から環境が出る。
その口から知性が出る。
その口から品性が出る。


と、思う、または自分で自分の発言を省みることがここ数年しばしばありました。
あー、あの時の私の発言て、これが原因で出たなあとか、あの言葉ってアレに影響されて出たなあとか。

悪口と陰口は面白いくらいその人の育った環境と性格が出るなあと色んな人のそれらを聴いていて思います。人が使う言葉は使う本人のいる環境と交友関係に影響されるという話がありますが、わー本当にそうだなって思うことが多々ありました。もちろん自分の過去のそれらを省みてもそう思います。あー未熟だな、気をつけなきゃなと思います。どうせ悪口言うなら韻を踏んだり、文学的、芸術的な要素を取り入れて言った方が100年後に「会議は踊る、されど進まず」
的なフレーズに様変わりするかも。知らんけど。
でも、韻を踏んだ罵倒の連続は、ラップバトルになるから有り得なくもないかと?

話をもどす。

私、学生時代コールセンターのバイトをしていたことがありまして。電話口なんかは、否が応でも1対1のコミュニケーション、いやあ面白いくらい色んな人とお話をしてきました。中には、プロポーズのサプライズで、指輪をどうやって出したらいいかの相談に乗ったりなんかも。(もちろん、真摯に答えてあげましたよ。通話が終わった後、「幸せになれよ!」と思わず呟きました。)
本当に色んな人間のオンパレードで、第一声だけで、あ、この人せっかちだなあとか、この人は気配りができる人だなあとか、この人絶対トイレの便座下げない人だなあとかが分かってきます。どこの国の王様でしょうか?という人もいたりして、面白かったです。芸の肥やしですね。


話を変える。

私、椎名林檎さんと東京事変が好きなんですが
東京事変のアルバム「音楽」のライナーノーツにて


その人の声の出し方に世の中への態度が出る
だから即ち、口の開け方で口のフォルムが出来てくるから4、50代になってくると口を見るだけでその人の品性が分かる


と椎名さんが話していて、なるほどなぁと感じました。

そう思って世の中の人の"口"を見ていると面白い。
今はマスクで見えないから、なおさら、その人の核を理解することは難しくなってきているかも。
そして、昨日からマスク着用は個人の判断に委ねられた。数年振りに見る人達の口はどんな形になっているだろうか。

何はともあれ、いくつになってもチャーミングなお口でいたいものです。
そして、私の口がひん曲がってたら、それを直してくれる友人に囲まれていたいと切に願います。


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