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紛れこんだラブレターを探す

深夜に書いた恋文は出すな、とよく言われるけれど、あえて書いてみよう。

わたしとしては、むしろ深夜の恋文の方がロマンチックでときめくのではないかと思うのだが。。。感覚的には、深夜に食べるポテチが最高に美味い!みたいな感じだ。


ラブレターを書いたことがありますか?

わたしは何度もある。あるけれど、渡した事はない。

なんとなく覚えているのは、悩んで悩んで、何度も読み直して、書き直して。それはそれは、時間をかけて、丁寧に文章を繋いでいったことだ。

書きながら、相手のことを考えて、ニヤニヤしたり、ドキドキしたり。

そんな風に書き上げたラブレターは、内容がどうであれ、ものすごく温かなエネルギーに溢れていたと思う。

相手のことを思いながら、心を込めて書いているからだ。


『もっと、自分の気持ちに素直に生きたい』と望み始めてから、好きな人にラブレターを書くように、日常の中で、自分の気持ちを丁寧にみてあげたいなと思うようになった。


自分の本心を知る作業は、郵便局の大量の手紙の中から、自分が出したラブレターを探す作業のような気がする。

愛のエネルギーが詰まったラブレターは、純粋な自分の望みを綴ったものとエネルギーが似ていると思う。


例えがなんとも、ふんわりしているけれど、要は、自分の本心というのはそれくらい純粋で、それくらい愛に溢れていて、そして、それくらい探し出すのが大変なんじゃないかと思うんだ。

それくらい、わたしたちは、世の中の情報や、常識や、他人の概念に自分の大切な本心を隠されてしまっているんじゃないかなと。


思いを寄せる人に書くラブレターのように、自分の本心を丁寧にほじくり出して書いてみるのどうだろう。


自分とじっくり向き合う時間というのは、愛に溢れている。

自分への愛を感じる時間だ。

自分へのラブレターを書いてみよう。


晴海たお



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