見出し画像

2021年2月に読んだ本【知識を貯めた2月】

こんにちは!

今月は9冊の本を読みました。全体量少なめ、小説も少なめ(仕事でも小説が少なかったもので)。

なので、知識を貯めた2月だったなぁと思っています。

それでは、今月読んだ本へレッツゴー!


「図書館の外の嵐/穂村弘」

大好きなほむほむの書評本です。本当にほむほむが大好きです。何が好きかって、まとう空気感(会ったこともないのに、何言ってんだって感じですが)。とにかく、ほむほむの文章がまとう空気が、なんとも言えない雰囲気が好きなんです。歌人ならではの独特の文章表現が癖になること間違いなし。


「ミステリー倶楽部へ行こう/山口雅也」

子供時代に図書館で借りて読んで、それをこの歳になりふと思い出して買って読みました。でも、私が読んだのは講談社文庫版。それを探してネットをさまよっています。ミステリーの知識がつくと同時に、埋もれた古典ミステリーや、まだ見ぬ翻訳ミステリーについてたっぷりと学べます。ミステリーについてのエッセイが読みたいのなら、この本をどうぞ。


「疫病・災害と超古代史/原田実」

母に「読んでみてほしい」と言って渡された本です。母は歴史が大嫌いで、興味がないのに面白そうと思ったそう(嫌いなのに?)。言われたので読みましたが、終始薄目、白目で読みました。あまりにも難解ですし、予備知識なしに読んでもほんの少ししか理解できないです。そもそも、一般人に理解させようとして書いているかも不明。私は歴史は大好きですが、超古代史と言いつつ、偽書がメインなので歴史感はあまりなく。面白いとは思いましたが、全体を通して「面白い」と思っただけで、どこが?と訊かれると困ります。


「蜘蛛男/江戸川乱歩」

「ミステリー倶楽部へ行こう」の載っていて、「乱歩は長編が少ない」ということを知ったので大事に読みました。乱歩好きにはたまらないと思います。怪奇趣味、耽美趣味、乱歩が自分の趣味全開で書いたな、という感じ満載でたまらなく面白かったです。


「ワイルドサイドをほっつき歩け/ブレイディみかこ」

仕事で読みました。書評はこちらに。


「面白いとは何か?面白く生きるには?/森博嗣」

仕事で読みました。書評はこちらに。


「わたしを離さないで/カズオ・イシグロ」

仕事で読みました。書評はこちらに。


「旅のラゴス/筒井康隆」

仕事で読みました。書評はこちらに。



「幸運は死者に味方する/スティーヴン・スポッツウッド」

東京創元社さまのゲラ先読みに当選して読みました。女性版ハードボイルドのような感じでかなり鼻息荒く読みました。面白いです。先読みした私が自信を持って勧めます。ハードボイルド読まないなぁ……というそこのあなた。この本をきっかけにしてはどうでしょうか。軽めのハードボイルドなので、そこまでバイオレンスでもなく、しかし、アクションあり、それでいてミステリとしても一級品!3月に発売とのことなので、是非とも予約してお待ちください。


今月のナンバーワンは断然に「わたしを離さないで/カズオ・イシグロ」です。ぼろ泣きした一冊。理由は書評を読んでいただけるとわかってもらえると思います。ぜひ、リンクから私の書評を読んでいただける嬉しいです。

「ドラマ見たしなー」「映画見たしなー」という方は、本と比べてみるのはどうでしょう?私は映像作品を見れない人間なので、本と映像を比べることは永遠に叶いません。映像作品だけで、「本は難しそう」と尻込みしている方のきっかけに、私の書評がなればいいなと思っています。

来月もたくさんの面白い本と出会えますように。

それでは。

はるう












この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?