見出し画像

学生が考える、「建設的なフィードバック」が必要な理由

プロジェクトN(以下:プロN)」というN高校の独自授業が存在する。
このプロNですが、TEPICと呼ばれる、5つの能力を育む授業として取り入れられており、5つの能力に付随して違う能力も求められることがある。

引用:https://nnn.ed.jp/project-n/

その中でもプロNはグループワークで行うため、「リーダーシップ」であったり、「臨機応変さ」「フィードバックの質」などを求められる。

今日は、「フィードバックの質」に当たる、「建設的なフィードバック」(批判的な評価を伝え、改善を促す)の重要性について書こうと思う。


そもそも「建設的なフィードバック」とはどのようなものなのか?
世界最高の話し方」という書籍をもとに定義づけをまずしよう。


建設的なフィードバックの定義

本書では、このような順序で定義づけをしている。

  1. 叱るべき事実を伝える。

  2. なぜ、それはダメなのか(理由)を伝える。

  3. それについて自分はどう思うか(主観)を伝える。

  4. 解決策を提示させる。

そして、建設的なフィードバックにおいて、
やってはいけないことも書いている。
一方的に考えを押し付ける「説教」や相手を傷つける「決めつけ」などを
本書は書いている。

これをもとに私の持論展開をして行きたいと思う。

建設的なフィードバックが必要な理由(持論)

私がプロNを受けて、グループワークでは必ず「建設的なフィードバック」をする必要があると感じた。

その理由は主に2つある。

1つ目は、フィードバックでメンバーの
モチベーションを変えてしまう力があると自分自身が実感したから。
2つ目はその後のメンバーの「解決策」を一緒に考えることができ、
一緒に解決策を実施することができると考えているから。

まず、1つ目の「モチベーションを変えてしまう力がある」については、
リーダーになった時、メンバーのモチベーションを握っているのは
リーダーと感じた。
そして、リーダーはメンバーのモチベーションの維持、変動を緩やかにする、そんな役目があると思っている(あくまでもプロNでの体験で自分が感じたことです。)

そして、メンバーのモチベーションを下げてしまう要因として大きいのが、
「フィードバック」の仕方だと個人的に感じた。

私は1学期、リーダーシップで大きな失敗をしました。(以下、記事)

やはり、フィードバックの質や順番、やり方などを失敗してしまうと、
全体的に雰囲気や、活動の意欲みたいなものが阻害されると感じた。

2つ目を詳しく掘り下げると、「解決策」を相手に提示させるという
やり方をする必要がある。

改善策を言うことはすごく簡単ですが、改善策を互いで
共通認識、理解しておく必要がある。

そして、理解するための最短ルートとしてフィードバックをした人に
考えさせる、これが建設的なフィードバックの最後の肯定であり、
リーダーもこれを忘れてはいけない。

忘れず、お互いに理解しているからこそ、次の続きのプロジェクトなどでも
生かすことができ、お互い解決策を実行できると言うメリットがある。

今だからこそ、建設的なフィードバックがいる時代。

現在、私は建設的なフィードバックがかなり必要だと感じている。
その理由として、「生成AI」の進化が関係している。

ここまで、人間の「価値」みたいなものが脅かされている中、
フィードバックが雑でしたでは済まされないと思っている。

また、リーダーの立場でも周りとの協力、協働みたいなものは
これからも常に必要とされるだろう。

その中で「建設的なフィードバック」ができているだけで
そのプロジェクト、会社はかなりいい方向に向くとプロNで実感した。

だからこそ、建設的なフィードバックと言う言葉でも
頭に止めて、月曜日のプロNに臨みたい。