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伝える、伝わる。

最近、「伝わるように伝える」が自分の課題だと感じている。
日々、コミュニケーションをとっているが、
伝わっているかは、不透明だ。

だからこそ、その不透明さをいかに透明にするか?
つまり、「伝わる伝え方」の勉強を自分もしようと思い、
その途中経過を皆さんにお伝えします。


見た目は伝わる、中身は伝わらない

よく、「人は見た目が9割」という話を聞きます。
私も含めて、多くの人が見た目も判断材料として
人を見ていると思う。

そして、それを反論するかのように、
「人は見た目だけではわからない」いうだろう。

しかし、実際、その人の性格、考えていることが全てわかるかと
言われるとそうではないはずだ。

そして、この2つの事例で伝えたいことは、
「見た目は伝わる」→目に見えているから
心の中など、見えない部分は瞬時に判断ができない
→「伝わりにくい」ということになるでしょう。

つまり、人は目に見えているもの、耳で聞こえるものなどは
伝わる情報として、届きますが、
目に見えない、感情、感性、などは伝わりづらい情報に
自然となるわけです。

そうなると、日本人がよく使う「言わなくてもわかってほしい」などと
口にしますが、ほとんどが伝わっていないと考えるべきでしょう。

一度で伝わるはずがない

小学生や中学生の時によく、
「一度言ったんだから、わかって」と言われたことがあります。

皆さんは、あるグラフを見たことはないだろうか?

エビングハウスの忘却曲線

このグラフは人が何かを記憶した時、
20分後には、約42%を忘れる。
1時間後には、約56%を忘れる。
1日後には、約66%忘れる。
6日後には、約75%忘れる。
1ヶ月後には、79%忘れる。

エビングハウスの忘却曲線_Wikipedia

そうなると、自分が伝えた情報が忘却する可能性は
十分、あり得ることになえる。

そして、まだ脳みそが幼いからといって、
忘れないとは限らないということだ。
だからこそ、人間関係でも
相手に伝えたいことは、繰り返し伝えることが
必要だ。


伝わる構造

伝え方の勉強は「バナナの魅力を100文字で伝えてください」という
書籍で勉強した。

その時、伝わる構造が存在するとわかった。

まず、伝わる構造では、
まず目的、何のために伝えるのか
これを明確にすること、これを踏む必要がある。

その次に挙げていることは、
納得感だ。
ゴールを達成するために相手の納得感を得る必要がある。
自分の言いたことが相手に伝わっている場合、相手は
納得するはずだ。
だからこそ、ゴールを明確にし、納得感を求める。

その次は、相手ベースだ。
伝わったというのは、
相手がいるからこそ、相手に伝わるのである。
そのため、伝えたいことを喋りすぎても、
伝わるはずがありません。
つまり、相手が理解する、腑に落ちる、納得する。
この順序がないと、伝わらない、
つまり、相手をベースに伝えないと、伝わらない。
これを覚える必要がある。

その次は、見える化だ。
自分の伝えたいこと、それを相手がイメージできるかで伝わるか
伝わらないかは大きく変わってくる。

つまり、イメージできるものであるのか?
そして、相手の頭の中と自分の伝えたいことが
どれだけ近いかによって、
伝わるかが変わってくることになります。

そして、意外にも、聞く力が必要になってくる。
相手が求めていること、これを聞くことで、
自分の伝えたいことが変わってくる場合がある。
例えば商品の紹介で相手がどんな立場なのか?
それを分からないまま伝えてしまうと失敗する。

相手の話をまず聞いて、そこからお客さんにあった商品を
紹介する。
だからこそ、伝えることを前提にまずは
相手の話を聞くことから始める。

その次は親近感だ。
私もそうだが、親近感のない人のアドバイスなどをもらっても、
聞く耳を持たないはずだ。
逆に、友達だったりした場合、
聞く耳を持つ、どんな話でも聞くことができる。

つまり、親近感も必要になってくる。

そしてこの書籍では、

  1. 共通点を見つける

  2. 相手に興味を示す

  3. 自分のダメを曝け出す

  4. 笑顔

この4点を大切にすると、親近感が湧くらしい。
そして、試したところ、本当にそうだった。

だからこそ、一回試してみる価値は十分におあります。

そして最後は、信頼感です。
この本の例えでは、

「たくさんの失敗が成功を引き寄せます」
「今僕がしているたくさんの失敗は、将来、成功を引き寄せるはずです」

この2つの文章を見比べたとき、ほとんど内容は同じだ。
しかし、1つ目の方が断然、信頼性がある。

そうなると、かなり、説得力も必要なのか?とも
個人的には思った

最後に、(思ったこと)

書籍に要約と自分の考えを少し絡めて記事を書いていて、
思ったことがある。

それは日々の生活に活かせるものばかりだが、
それを活かすまでが難しいということ、
そして、伝え方に悩んでいる人のほとんどが
実践しないまま、ただうずくまっていることも
事実だろう。
だからこそ、今日から自分も生かしていきたいと思った。