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私が考える「複業」とは〜取材を経た今思うこと〜

先日、雑誌の取材を受け、私自身の複業の話をさせていただいた。

会社の副業解禁も気づけばまもなくで5年。
私がVENTURE FOR JAPAN(VFJ)に加わり9ヶ月。
これまでさまざまな団体でお手伝い・サポートは多々していたが、ガッツリお仕事として関わるのは昨年になってから。

いただいた機会を通じて振り返って話をしたことが、限られる紙面だが企画にそったポイントで綺麗に伝えてくださった今回。
とはいいつつ、なんだか完璧な人のように感じたり、ここでは伝えきれていない想いもある。

感謝の気持ちと、取材から時間も経過しているなかで考えた私の「複業」についてお話しようと思う。

複業のきっかけ

すでにこのnoteに綴っているので、興味がある方はこちらをご覧ください。
まもなく1年か…と感慨深くなりつつも、まだまだできていないこと・深く入ったからこそやっていきたいと思うこともたくさんある。

複業してからやってきたこと

正直もっともっとできたはず…との思いも多いが、目の前のことが迫るなかであっという間に過ぎていった。
振り返ってみると、noteでの発信をスタートさせ、説明会だけでないイベントを多々実施。
ゲストや講師として、たくさんの方にご協力いただいたことで、少しずつでも学生さんに知ってもらう日々だった。

またサポーター・アドバイザーの皆さんと小松さんの対談シリーズは世代関係なくたくさんの方にご覧いただき、VFJを知っていただくことができた。
「20代の皆さんへ伝えたい」とはあるが、幅広い世代の皆さんから嬉しいお声をいただいているので、もしまだご覧になっていない方はぜひ。

大学生もコロナ禍で「大企業で入ることが全てではない」と思ったり、「地元に貢献しながら働きたい」と想いを抱える人も増えているはず。
だからこそ、まだまだ伝えきれてないVFJの魅力のお伝えしつつ、双方向でのコミュニケーションを取っていきたいと思っている。

そんな活動からの気づきは多く、気持ちの変化や次へのアクションも見えてきた。

「責任」ある環境下で「私が役立つ」ことへの充足感

私は人の役に立つことが好き、やりがいを感じるタイプ。
だからこそ私にはロート製薬・VENTURE FOR JAPAN以外の居場所も多くあり、たくさんの方との関わりがある。
それでも深く関わって変化を共にすることはまた別であると感じている。

その差は「責任」があるかどうか。
この言葉はネガティブに捉えることもできる。
それでも最近の私は何かをポジティブに変えていく際には必要なモノだと考えている。
ネガティブな状況下ではどうしても他人事で批評してしまいがち。
でも「責任」があることで自分事化して動くことができ、自分の力でいかようにでも変えることができる。
もちろん責任がなくても自分事化はできるが、気持ちの維持は容易でない。
少なくとも色々なものに興味を持ってしまう私は結構難しい。

もちろんいいことばかりではないし、想定外のこともある。
それでもありたい姿に向かってみんなで進み、そこから生まれる変化がまた次の一歩につながることを実感する。

当たり前すぎる話だが、VFJでは支える数も少なく一人ひとりの存在が大事だからこそ、より強く感じるのかなと。

より意識するようになった、組織のなかでの「個」

私はロート製薬にもVENTURE FOR JAPANにも所属をしている。
どちらも大事。
「個」の時代と言われるが、結局私は組織に属している「個人」である。

そして、120年を超える知名度のある会社と今年3期目もっと知名度を高めたい団体は全てが正反対。

VFJで外部のパートナーさんと打ち合わせで、ロートの話をすると驚かれたり、新たな一面を知っていただくきっかけに。
またロート社内も含めてあらゆるところでVFJの話をすると、「面白いですね!」と興味を持ってくださる方も多い。
東北にいた時にも感じていたが、組織も人から伝わることが多いので何だか身が引き締まる。

「それぞれに関わる私」は何者なのか?
どんな形で社会に貢献していくのか?

もともと考えていなかったわけではないが、より意識するようになった。

「色々やっているよね」との言葉はたくさんの方からもいただいているが、私自身も認識している。
少しずつ方向性づけたいなと、今年一年の動きになりそうだ。
もちろんこの点に正解はないし、日々考え続けながらも今のアクションからさらに重ねていこうと思っている。

さらなる掛け合わせのコーチング

コーチングに踏み出したのは、HR領域の事業であるVFJの存在も大きい。
VFJの1・2期生や大学生と接していると、私自身はどうありたいのか?本当にやりたいことは何なのか?と全て自分自身に跳ね返ってくる。
コーチングもコミュニケーションスキルの一つ。
もともと協調性を持ちながら、チームで動くことが好きなので「やはりやりたいことだった」と感じながら、勉強やセッションを重ねている。

先日のnote公開後、ありがたいことにお問い合わせや連絡も多々いただいている。引き続き、時間が許す限りお受けすることにしています。
こちらもご興味ある方がいればぜひ。

これからやりたい、複数の組織に属する身での組織づくり

今考えていること。
互いに多様な働き方容認・推進しているからこそ、それぞれのどんな組織が理想なのか?在り方とは?
さらに少し視点を下げ、PRの立場や個としての私の存在についてどうあるべきなのか?

これからより拡大をしていくVFJに身を置くなかで、組織・風土づくりにおけるPRの存在の大きさは改めて今痛感をしている(のでやっていく予定)。

またロートでも、約1,500人の社員がそれぞれ取り組んでいることをどのように世の中に発信・コミュニケーションをしていこうか。
またさまざまな事業領域に展開する今、大切にしていること・それでも世の中の変化に伴って変わることは何か?考えながら、仕事をしている。

最初のきっかけは「誰かに話をしてみること」

社会に目を向けると5年前どころか1年前でも情勢は変わっている。
敷いたレールの上に乗っていることへの危機感は、より一層高まっているように感じている。

小さくても一歩アクションをすると新たな気づきがある。
それがまた新たな私を形づくる一つになる。

それでも自らでどんな一歩を踏んで歩むか?には正解がないし、方法はさまざまだ。
なかなか難しい…と思う人には「誰かに話をしてみること」をおススメしたい。

一歩を踏み出すことが怖く、頭で考えることが先行してしまいがちな私。
それでも「誰に話をしてみること」で背中を押され一歩踏み出さざるを得なくなったり、できるかも思うようになって飛び込んでみたり。
繰り返すことで自分からで一歩踏み出すようになってきた。

取材でのお話から、3年半前に東京に戻ってきた時に連日さまざまなコミュニティに参加していた時のことを思い出し、なんだか懐かしくなった。
その時に出会った皆さんに感謝の気持ちと、あの時間があったからこそ、拓けた世界で今があるんだな…とつくづく感じたのだった。

若干コーチングの話に戻ってしまうが、身近な人には…と思う人には第三者の人に話をしてみることで、確実に一歩踏むことができるはず。
そもそも「話す」との行為がすでに第一歩なのだから。

私にとって複業とは?

色々振り返りながら、またこれからやっていきたいことを考えながらこのnoteを書いていた。

「稼ぐために…」とも言われがちな複業。
ふと思ったが、今回のnoteで「稼ぐこと」に関しては一切触れなかった。笑

やはり稼ぐための手段ではないのだと感じながら、今の自分を活かしながら次への一歩をつくるものなのだなと。
チャレンジの先にはまたチャンレジがあるはずだと思い、これからも終わりのない日々を過ごしていきたいと思う。
まずは2021年1月の想いとして、改めて今回の機会やそれぞれの会社・団体、日々支えてくださる方々に感謝の気持ちで終わりたいと思う。

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年末、マーケティングトレースで有名な黒澤さんがロートや入山先生がおっしゃる「『知の探索』と『知の深化』」を取り上げてくださっていた。

このように注目してくださっている方がいらっしゃるのだな。また頑張ろう、とパワーといただいて年越ししたことを思い出した。こちらもぜひ。

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