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山アイロン部

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山アイロン部 in 雲取山(1日目)

山アイロン部 in 雲取山(1日目)

早朝に七ツ石小屋を出発。心配していたほどの冷え込みはない。青藤色の空は優しく、鳥たちの声が眩しい。目を凝らすと富士山の山容が仄かに見えてきた。「富士山!」昨日は全く出会えなかったその御姿。月明りを頼りにシャッターを切る。気分も体調も万全。さあ向かおうか雲取山。東京最高峰を目指して。

今回山アイロン部が向かったのは件の雲取山。初日は途上の七ツ石小屋に泊まって、2日目に雲取山に登る計画だ。

1日目

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山アイロン部 in マダム・タッソー東京

山アイロン部 in マダム・タッソー東京

お台場で有名人を撮影してきた。

行ってきたのはこちら。
凄まじいクオリティ。楽しすぎる。
しかし何とも言えない作品も。

わかる。わかるけれども・・・何か惜しい。

満足できるスポットだったのう。

山アイロン部 in 岩殿山

山アイロン部 in 岩殿山

夏の尾瀬以来、山アイロン部が集結。岩殿山という大月駅最寄りの低山へ。富士山の展望、鎖場のスリル、見頃の紅葉が期待できる。いいロン活ができそうだ。

登山口から数十分で山頂。いきなりこの見晴らし。我々は撮れ高が上がると足が軽くなる。意気揚々と、山尾根に沿って続く天神山へ。

落ち葉で足を取られるし、際どい岩場が多くて気を遣った。みんな何とか乗り越えて無事下山。いい山だった。また来よう。

山アイロン部 in 尾瀬(2日目昼)

山アイロン部 in 尾瀬(2日目昼)

尾瀬は好天に転じた。雨雲は過ぎ去り、長らく堰き止められていた陽光が放流されて一帯は美しい萱草色に煌めいている。最高だ。

山アイロン部は「撮りたい!」となったら留まることを知らない。暑さと撮り疲れで息が切れても、晴れ渡った尾瀬を永遠と撮り続ける。

しかし山の鼻の手前で急転。舞台は再び闇に包まれた。乾いた地表に雨が落ち始める。1日目の比ではない大降りに。鳩待峠までの1時間、叩かれながら黙々と登って

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山アイロン部 in 尾瀬(2日目朝)

山アイロン部 in 尾瀬(2日目朝)

山小屋での目覚ましは心臓に悪い。マイ個室から弾ける狂乱のサンバ音。こいつを0.1秒でも早く止めないと周りの住人を起こしてしまう。スマートフォンを掠め取り指をスライディング。戻る静寂、午前4時。

我々は日の出を見ようと目論んでいた。2日目も雨を覚悟していたけれど、午前中は晴れる予報に変わっていた。まだ暗いうちから宿を出る。

霧の尾瀬の情緒たるや。
明るみに溶けゆく姿を漏らすまいと撮り続ける部員た

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山アイロン部 in 尾瀬(1日目)

山アイロン部 in 尾瀬(1日目)

上毛高原駅でメンバーと合流。車で戸倉駐車場に向かう。念願の尾瀬なのに浮かない空気の車内。「今は降っていないけども」「いずれ」

雨雲が、寝そべった猫みたいに尾瀬全域にへばりついていた。散策2日間とも雨予報。景色も花も楽しみたかったのに。

戸倉駐車場からバスで鳩待峠へ。1時間ほど歩いて『山の鼻』に到着。雲は広がっているけれどまだ降ってはいない。

「今のうちに」と撮りまくる一同。このまま降らなけれ

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山アイロン部 in 鎌倉

山アイロン部 in 鎌倉

GW、日帰り鎌倉。気持ちのよい古都歩き。
山でもアイロンでもないけれど、チーム名はもはや概念。
各自、心の中でアイロニング。

山アイロン部 in 入笠山(2日目)

山アイロン部 in 入笠山(2日目)

2日目。朝からわしは後悔していた。2月の冬山とは一体?と混乱するほど暖かく、澄んだ空気が流れる美しい朝。何でまだ寝ているのだろう。もし仄暗い内から立ち上がり、アウターを羽織り、チェーンスパイクを装着して、滔々と山頂に向かっていたら。360度パノラマ入笠山の高台で、それはもう完璧な日の出を望むことができたはず。冬山でこんな好条件の朝はそうあるまい。それなのに、ああそれなのに、我々は誰一人焦ることなく

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山アイロン部 in 入笠山(1日目)

山アイロン部 in 入笠山(1日目)

雪山に登りたい。
ビーフシチュー食べたい。
アイロン掛けたい。

そんな夢を叶うべく山アイロン部が向かったのは入笠山。ゴンドラで1,780mまで上がり、そこから2時間程度で山頂を望めるので雪山経験の足りない我々にはうってつけの山だ。

中腹にある『マナスル山荘』のビーフシチューは絶品と名高い。1日限定50食。ビーフシチューのために登る人も数多くいる。そんなん聞いたら食べたい食べたい。出遅れると終わ

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山アイロン部 in 江古田

山アイロン部 in 江古田

「猫がいる居酒屋があるらしい」
「ど、どこっ」
「江古田駅のそば」

江古田、馴染みのない地名。調べると池袋から西に約5㎞。最寄りにはいくつか興味深い施設があるようだ。池袋駅からスタートして、スポットを巡り歩いて、夕方に件の猫居酒屋になだれこむ計画を猫部長が立案してくれた。

猫を眺めてビール、撫でてハイボール、撮りながらサワー。雑居ビル2F のフロアで4匹が思いのまま過ごしている。テーブル上を練

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山アイロン部 デイキャンプ

山アイロン部 デイキャンプ

11月はCAMP充実月間であった。自転車キャンプあり。ソロキャンプあり。そしてもうひとつ、山アイロン部でデイキャンプを実施したんさ。

わし以外のメンバーはまだキャンプ素人なので、まあわしに任せてくれという感じ。それなのに、お肉を焼こうとしたとき重大なことに気がついた。

「油忘れた」

バターない。マヨネーズない。代替品何もなし。ストイックなブッシュクラフトでも、最低限オイルは用意するだろう。焼

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山アイロン部 in 松戸

山アイロン部 in 松戸

地元柏の最寄り駅、しかしあまり思い出のない街、松戸。この日は山アイロン部らしく登山を予定していたのだけど、副部長の腰痛により計画変更。「猫がいる喫茶店があるらしい」という猫部長の一声で未開の地、松戸に集合と相成った。

wikiによると松戸は、千葉市、船橋市に次いで千葉県内で第3位の人口規模という。しかし閑散とした駅前。数十年前に訪れた景観と変わらない雰囲気で一向に垢抜けていない。これは期待できる

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山アイロン部 カタクリを撮る

山アイロン部 カタクリを撮る

コロナで自粛の山アイロン部。
3月20日、カタクリを撮るため集結。
三毳山に向かった。

三毳山は栃木県佐野市に横たわる低山。
いたるところにカタクリ群生。
首を振ればカタクリ。足を伸ばせばカタクリ。
思う存分に撮って歩いて心地よいハイキング。

佐野ラーメンを堪能(絶賛してもらえた)して
栃木市蔵の街へ。小江戸と呼ばれる一帯。
舟に乗り、巴波川に揺られて
30分のタイムスリップ。

その後、岩下

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山アイロン部とおばさま

山アイロン部とおばさま

今年はまだ初山アイロンしていないので調子が出ない。いつか雪山で掛けてみたいのう。(写真は昨年12月の高水三山にて)

「エクストリームアイロニングですか?」この奇妙な儀式を行っていると、しばしば声を掛けられる。実は山でのEIの知名度は意外と高い。知らない人はそもそも近寄らない(あやしいので)のだけど、この高水三山のときは通りがかったおばさま達が足を止めてしげしげとこちらを見ていた。「それ、アイロン

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