アップルパイ、カレーパン、クロワッサン

 小学校の運動場で休み時間に遊んでいると、パンの甘い香りが運動場中に漂っていた。その香りは今も覚えている。
 小学校から道路を隔てたところに大きなパン工場があったからだ。
 あの頃の生徒たちは、あのパンの甘い香りを今でも覚えているのだろうか。
 子供がパンを食べている絵が描かれているトラックが何台もその工場から出発して行く。あの甘いいい香りのパンをトラックにたくさん乗せて各地に運ばれて行こうとしている。

 美味しいパン屋を見つけるとテンションが上がる。パン屋では、アップルパイとカレーパン、クロワッサンが美味しかったら何度も足を運ぶ。

 美味しいパン屋が車で10分くらいのところにあった。いつも人気があって、アップルパイなど、お昼にはもう売り切れている。そこのパン屋では、パン屋のロゴの入ったバッグを毎回持参したらスタンプを押してくれる。いっぱいになったら500円分のパンが買える。
 なのに、閉店になった。そのバックはもう出番もなくキッチンの椅子の上に置かれたままだ。
 私はパンは冬の時期に良く食べる。けれど春が一番パンが美味しいと思う。秋に種を蒔いて春に収穫する小麦が美味しいからかもしれない。

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