HARUNA

高校教諭(地理歴史・公民科)。読書録、テレビの感想等の備忘録です。

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最近の記事

大崎博子『89歳、ひとり暮らし。お金がなくても幸せな日々の作りかた』

読んだ理由 新しいことや若い人が好きで、Twitterでいつも前向きなツイートをしている著者を、老後のお手本にしたいと思っていたから。 気付き 健康な体があれば、お金がなくても幸せを感じられる。 子どもへの遺産というほどの物はないが、自分が倒れた時に備えてのお金は準備している。 To Do 毎日8000歩歩く。 遺産を残すより、生きている間に子どもに負担をかけないようにする。

    • 岸見一郎・古賀史健『幸せになる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教えⅡ』

      読んだ理由 前作『嫌われる勇気』に深く共感したため。 気付き ほめて育てるのではなく、感謝で育てる。 相手に尊敬されたいなら、まず相手を尊敬する。たとえ相手が子どもであっても。 相手を尊敬するとは、ありのままのその人自身を認めるということ。 結婚とは、自分の幸せのためでも相手の幸せのためでもなく、「わたしたちの幸せのため」のものである。 To Do 「よくできたね」ではなく、「ありがとう」「助かったよ」と声をかける。 ありのままの子ども自身を認める。

      • 岸見一郎・古賀史健『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え』

        読んだ理由 以前からアドラー心理学に興味があった。人間関係で悩んだ時のヒントになりそうだと思った。 気づき ・アドラーはトラウマを否定する。原因論ではなく目的論。 e.g.×過去にトラウマ(原因)があるから不登校になる   ○親の注目を引くため(目的)に不登校になる   ×昔親に暴力を受けたから、親が嫌いだ   ○親と関係を修復したくないから、昔の辛い記憶をわざわざ思い出している…今の不幸を親のせいにするほうが楽だから ・アドラーは承認欲求を否定する。承認欲求を満たすため

        • 「選択縁」について

          今日の朝日新聞beの読者からの悩み相談コーナーより。 相談者は、近所の主婦の井戸端会議に入れずに悩んでいた。 それに対して、回答者は、 「井戸端会議なんて古い。今の時代は各家庭に洗濯機がある。井戸端からは逃げられる。変えられない血縁、地縁だけでなく、習い事など外の居場所を探そう。このような自分で選択できる縁を『選択縁』と呼ぶ。」 と。 私も血縁や地縁にこだわるのは全く好きではない。しかし、親族との関係に悩む自分もいる。「選択縁」という考え方は、私の心を軽くしてくれる素敵な考

        大崎博子『89歳、ひとり暮らし。お金がなくても幸せな日々の作りかた』

        • 岸見一郎・古賀史健『幸せになる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教えⅡ』

        • 岸見一郎・古賀史健『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え』

        • 「選択縁」について

          村中直人『〈叱る依存〉が止まらない』

          読んだ理由 子どもを持つ親として、教育者として、叱って育てることに長年疑問を抱いてきた。叱って育てることの良し悪しを、科学的根拠をもとに知りたかった。 気づき ・叱る=権力者が下の者をコントロールしようと強い口調で咎めること。 ・叱って育てると、脳の防御システムが反応する。これは危機に直面した時に「戦うか、逃げるか」を瞬時に判断する原始的な能力であり、知性や理知的思考を育てるものではなく、成長を促さない。 ・多くの者はその場では謝り、言うことを聞くので、「叱る=即効性のある

          村中直人『〈叱る依存〉が止まらない』

          NHK「カムカムエヴリバディ」を観て思うこと

          若者が自分の人生の進路に迷うことができる現代は幸せだ! 昔は、若者の生き方に選択肢など無かった。 男性は長男というだけで跡継ぎになることを求められ、女性は結婚して家を守ることしか選択肢が無かった。 そうしないと生きていけなかったからだ。 現代のように自由に職業を選べる時代ではない。 新しい土地や家を購入できるほど豊かな若夫婦はほぼいない。 戦時中になると、男性は戦争に取られた。 みんな貧しい中で必死に生き延びた。 そうやって先人たちが苦労しながら命を繋いでくれた。 そして

          NHK「カムカムエヴリバディ」を観て思うこと

          松井恵子『#仕事もプライベートもあきらめない!女性教師の「働き方」』

          読んだ理由 育休復帰後、仕事とプライベートを両立できるか不安だったから。教師としてサステナブルな働き方をしていきたいから。 気付き 「他人からどう思われるかはコントロールできない。そんなことをうじうじ悩むような、女々しい気持ちは捨てなさい!」という力強いメッセージに、ハッと目を覚ました。自分がコントロールできることだけに邁進しよう。女性教師に勇気とエールを与えてくれる本だった。また、提出物や小テストは授業中に点検してその場で返却するというのも、教師の時短になるだけでなく、子

          松井恵子『#仕事もプライベートもあきらめない!女性教師の「働き方」』

          有島武郎「小さき者へ」(『小さき者へ/生まれ出づる悩み』より)

          一昨年に産まれた第一子の育休中。 NHK教育のテレビ番組「にほんごであそぼ」の中で歌われる、ある曲の歌詞がとても気になっていた。 前途は遠い しかし恐れてはならぬ 恐れない者の前に 道は開ける 行け 勇んで 小さき者よ まるで私自身に言ってくれているような、一方で私の愛する息子に伝えたくなるような、心に響く詞。 有島武郎の小説の一節だと知り、本書を手に取った。 短い話だが、親として深く共感し、涙を流した。 私の親も、このように私を愛してくれているのだろう。 そして、いつ

          有島武郎「小さき者へ」(『小さき者へ/生まれ出づる悩み』より)

          チコちゃんに叱られる!2022.1.28

          なぜ食事用ナイフの先は丸いのか? 説1 ナイフの先で歯の隙間を掃除するのをやめさせるため。 ルイ13世の宰相(今でいう総理大臣、政治の実権を握る)リシュリューは、生粋の貴族階級で上品。ナイフの先を爪楊枝のようにして歯の隙間を掃除する者たちに我慢ならず、ナイフの先を丸くした。 説2 ルイ14世が食事の際に暗殺されるのを恐れたため。 どちらの説も彼らの人物像がよく表れており面白い!

          チコちゃんに叱られる!2022.1.28

          チコちゃんに叱られる!2022.1.21

          現代にもあるギザギザの鍵の仕組みは、紀元前数千年の古代エジプトで生まれたらしい。やはり古代人はすごい。

          チコちゃんに叱られる!2022.1.21

          坂本良晶『「学校現場」を大きく変えろ!MISSION DRIVEN』

          読んだ理由 育休復帰後に働き方を改革したいから 気付き マズローの欲求…心身の健康がまず基本 ミッションを持って働くことの大切さ 教師はお金・経済について知るべし TO DO ミッションを持って仕事をする フォレスタネットの活用 投資信託を始める

          坂本良晶『「学校現場」を大きく変えろ!MISSION DRIVEN』

          江澤隆輔『教師の働き方を変える時短 5つの原則+40のアイディア』

          読んだ理由 育休明けの働き方改革のため。 気付き 机上に物を置かないことでノイズキャンセリングできるという方法に納得。 TO DO 机上をできるだけ物を置かないために机を整理する 教材研究は午前中、午後は単純作業 眠育 クラスメイトノートを作る マウスをワイヤレスに変える

          江澤隆輔『教師の働き方を変える時短 5つの原則+40のアイディア』

          大嶋信頼『スルースキル-あえて鈍感になって人生を楽にする方法-』

          読んだ理由 自分にはスルースキルが足りず、つい感情的になってしまうところがあるため 気付き 自分を攻撃してくる人は、動物の本能で嫉妬の発作を起こしているだけ。このことが分かっただけで気持ちが楽になった。 TO DO 相手をスルーしたい時は、「嫉妬の発作」を思い出す。

          大嶋信頼『スルースキル-あえて鈍感になって人生を楽にする方法-』

          Joe『私を振り回してくるあの人から自分を守る本』

          読んだ理由 公私ともに、どのような人間に対しても平常心で適切に対応してトラブルを防ぎたいから。 気付き 「心のままに」動くのではなく、「心のために」動く という考え方に目から鱗が落ちた。その2つはイコールであると思い込んでいたが、「心のために」動くには、自分の心と逆の動きをすべき時もあると。それはつまり、自分を振り回す人と接するときである。 TO DO 威圧感をまとう方法…不敵な笑み、大きくゆったり動く、地声でゆっくり話す⇔断る時は短く爽やかに。

          Joe『私を振り回してくるあの人から自分を守る本』

          樺沢紫苑『学びを結果に変えるアウトプット大全』

          読んだ理由 アウトプットとコミュニケーションを主とする職業に就いているが、コミュニケーション力に今一つ自信がなく、公私ともに人間関係に悩むこともしばしば。仕事とプライベートのストレスを減らし、毎日の生活を向上させたい。 気付き ・インプット→アウトプット→フィードバックの繰り返しで人は成長する ・インプット:アウトプットは3:7 ・アウトプットしなければ現実は何一つ変えられない 他にも、日常生活から仕事まで役立つ内容が盛りだくさん。何度も繰り返し読みたい。 TO DO 授

          樺沢紫苑『学びを結果に変えるアウトプット大全』