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北海道編⑦【能取岬は霧の中】四輪紀行

能取岬は霧の中

2022年6月20日。ホテルを出て朝一番に道の駅 オホーツク紋別に行くと休館日.. スタンプだけはゲットできた。後ほど気付いたのだが、カニの爪のオブジェに寄ろうと思っていたことをすっかり失念していた..失敗々々..

サロマ湖の砂嘴の先端近くにある龍宮台に向かった。空には晴れ間が広がってきた。ずっと曇り空や雨模様が続いていたので久しぶりに青い空を見た感じ。

龍宮台の展望台に登り、広い駐車場の方を見ると自分の車だけがポツンと停まっている。そのまま細長い砂嘴の先に目をやると、右手に静かなサロマ湖、左手にオホーツクの海が一望でき、背中がゾクゾクっとするほど良い景色。風にあたっていると気持ちイイ。

サロマ湖 龍宮台

展望台から先は工事柵があり通行止め。砂嘴の道を引き返し能取岬に向かった。サロマ湖畔には道の駅 愛ランド湧別 と サロマ湖 がそう離れていないところにあり、両駅のスタンプをゲットした。

行く先の空には濃い雲が垂れ広がり怪しい雰囲気が漂っている。当地テレビの天気予報を見ていると、結構細かくエリア分けされているな.. と思っていたが、私が住んでいる近畿地方で言えば複数の府県をまたがるような距離感や地形の違いがあり、今居る所は晴れていても行き先の天気は別もの、ということがようやく分かってきた^^

R238 を走っていると思わぬところでナビが右折するように誘導してきた。「?..」と思いながらもナビに言われるがままに国道を外れ脇道を進んでみると畑の景色がキレイな狭い農道だった。距離的には海岸沿いに迂回する国道をショートカットできたようだが、時間的にはそう短縮でもなかったような..いまだにナビの感性に慣れないときがある^^

r76 に左折してしばらく走るとキャンプ場の案内標識があった。ちょうど昼時で食事のできるところがあればと思い寄ってみると、グランドゴルフとキャンプ場の芝生がずーっと向こうまで広がる施設だった。食事処はなかったが管理棟でカップヌードルを売っていたのでお湯をもらって昼食にした。昼食は北海道の美味しいもの巡りをしようと思っているのだが、その場その時に見かけた簡単なもので済ませてしまうことが多いような..

レイクサイドパーク・のとろ

岬に近づくにつれて霧が濃くなってきた。視界が数メートルしかない感じ。前のめりになって目を凝らしゆっくり走った。岬にいる間に少しでも霧が途切れてくれれば、と思っていたが岬周辺は深い霧に包まれたままで景色は全く見えなかった..残念..

霧の能取岬

博物館 網走監獄に向かい、13:00 過ぎには駐車場に着いた。入場料(1500円)を払って渡されたパンフレットを見ると、じっくりコースと早回りコースの 2つが書かれている。今日の予定はここの見学で終わるつもりなので、ゆっくりコースを選び 2時間ほどかけて広い場内をうろうろ見て回った。
監獄施設の展示はさておき、これまで触れる機会のなかった北海道開拓史の一端を知ることができたことはよかった。

博物館 網走監獄

入口近くの食堂メニューの「監獄飯」が気になり足が向きかけたが夕食にはまだ時間が早いし、足腰が疲れてきたので早めに網走市街のホテルに向かうことにした。ロビーでは高校生の団体客が着いてチェックインしていた。雨が降り出してきため出歩くのはやめて、ホテル横のコンビニで先ほどの高校生に混じりながら夕食を選び早々に部屋に戻った。

(北海道編⑧に続く)


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