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北海道編⑧【摩周湖はもちろん霧の中】四輪紀行

摩周湖はもちろん霧の中

2022年6月21日。今日も朝から曇天。今夜の宿泊地は斜里町で、直線の道を海岸沿いに走ればすぐそこだが、内陸部をグルっと回って斜里町に出るルートにした。

道の駅 メルヘンの丘めまんべつ に向かって走っていると、その少し手前で、道路と直角方向に幾筋もの緑の畝がキレイに並んだ畑が広がり、その向こう側に木が数本立っていて、なかなかイイ景色だな、と思うところがあった。道の駅に車を停め案内板を見るとビューポイントはやはりそこだったよう。歩道を 5分ほど歩いて戻り写真を撮ったが、背景が今にも雨が降り出しそうな灰色の空なのが残念..

道の駅 メルヘンの丘めまんべつ 近くのビューポイント

美幌峠に向かった。R243 の峠道を登るにつれて霧が深く湿気も多くなり、峠辺りはすっぽり霧の中..
フードを被り駐車場から急ぎ足で 道の駅 ぐるっとパノラマ美幌峠 に入ると、店内は明るくオシャレな雰囲気だった。

道の駅 ぐるっとパノラマ美幌峠 の駐車場

コーヒーショップで買った温かいコーヒーを片手に 2階の展望休憩室に上がった。霧が晴れてくれればラッキーと思い、明日の宿を予約するなどして、コーヒーを飲みながらゆっくりしていたが、徐々にアンラッキーモードに..

霧が途切れる気配がないので峠から見えるであろう絶景は諦め、美幌峠の案内棒の前で自撮りして屈斜路湖側の道を下った。下り始めると霧は直ぐに晴れはじめ、峠の方向を見上げると、どうやら峠の回りだけに雲がまとわりついているようだった..

美幌峠は霧の中

屈斜路湖畔の道を走っていると砂湯の前に広い駐車場があった。昼食にしようと思いレストランに向かったが、店の外から見えるメニュー札を見てパス.. 摩周湖に向かうことにした。

屈斜路湖 砂湯

湖畔を離れ川湯の温泉街を抜けたところにセコマがあった。昼食のおにぎりを買い、どこで食べようかと思い辺りを見回すと森林公園の案内板があった。樹木が茂る公園内の静かな駐車場に車を停め、おにぎり昼食に。旨い.. 
木々の間から見える施設に行ってみたが閉館しているようだった。

公園を出てしばらく走ると、右手前方に見える硫黄山からは煙がもくもく上がっていた。駐車場の前に料金看板が見える。硫黄山は目の前に見えているし寄らなくてもまあイイか.. と思うことにして、外から写真だけ撮って摩周湖に向かった。

硫黄山

摩周湖への道を登ったところの第三展望台に車を停めた。車を降りるとものすごい風で吹き飛ばされそう。

「霧の摩周湖」と言われるが正にその通り。展望台に立つと雲が次から次へと真横に流れていて何も見えない。霧というより雲の中にいる感じ。湖の周囲は切り立った山が連なる、というか大きな山の頭をスプーンでエグリ取り、そこに水を注いだような湖で、崖縁に作られた展望台から湖を覗き込むと吸い込まれそうでちょっと恐いぐらい。

霧の摩周湖

吹き飛ばされないうちに車に戻り、第一展望台方面に向かった。第一展望台は有料のようで、寄らずにそのまま山を下った。

山を下ったところの景色が素晴らしかった。2台の作業車が横に並んで広い草原の遠くの方で草を刈り取っていた。だんだん近づいてくるとその作業車のデカさにビックリ。広さと大きさの感覚がマヒしてそう^^

摩周湖を下ったところ デカい作業車が二台

道の両側には牧場が広がり、遠くに牛の姿もポツンポツンと見える。ソフトクリームのノボリが見えたが寄らずに素通りしてしまった。そして、寄ればよかった.. と後に激しく後悔した^^

R391 に出て北上。清里町の辺りは見渡す限り畑が広がる二次元の世界。道端に設けられていた休憩場所の椅子に座り、しばらく景色をぼーっと眺めていた。

清里町は二次元の世界

斜里町内の道の駅 しゃり に寄りスタンプをゲット。そこからすぐ近くにある宿にチェックインした。夕朝二食付きにした(仕出し弁当だった..)のでコンビニへの買い出しはナシ。早々に風呂に入り、洗濯機を回している間に近くの漁港まで散歩した。

斜里町の漁港

(北海道編⑨に続く)


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