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北海道編⑭【道内最後の日】四輪紀行

道内最後の日

2022年6月27日。今日は北海道内最終日。朝から安定の?小雨。すっかり雨降りジーさんになった..

宿の玄関を出て駐車場へのスロープをキャリーケースを引きながら歩いていると、足元に蝸牛がいることに気付いた。久しぶりに見る蝸牛。いつぶりだろう。しゃがんで覗き込んでみると目玉角をピンと立て、こちらをじっと見ている様子だった。

朝出発するときに足元にいた蝸牛

雨が降ったりやんだり、霧がかかって先が見えづらい R237 を南下。この先にガソリンスタンドはあるかな..とガソリン残量が気になりながら走っていると、占冠の街に 2軒ばかりスタンドがあった。満タンにしてこれでひと安心..ホッ.

平取町で二風谷アイヌ文化博物館の案内板を見かけ寄ってみた。広い敷地にアイヌの建物が再現されている。館内に入るとコロナ対策がきびしくされていた。アイヌの暮らしを紹介するビデオを見たあと展示室を見学。木をくり抜いて作ったしゃもじなど、普段の日常生活で実際に使われていた展示品が多くあり、使っていた人たちのくらしぶりを感じる。アイヌ口承の音声も聞くことができた。

二風谷アイヌ文化博物館

今回の北海道旅を終えてしばらくしてからのことだが、某教育TV番組で知里幸恵著「アイヌ神謡集」のことが放送されていた。二風谷の博物館でアイヌ口承の文化を知ったこともあり大変興味深く見ることができ、また番組で紹介された同著書を読んだりもして、これまで知らなかった文化を知る良い機会になった。

展示品のひとつひとつの造りを見ていると、擦文文化の時代もこのような生活道具を造って使っていたのではないかとさえ思えるものもあり、釧路湿原展望台で知った擦文文化からアイヌ文化へのつながりを、この博物館で見ることができたようにも思えた。偶然出会った博物館だったが見学できてよかった。

苫小牧に近づくにつれて晴れ間が広がってきた。道の駅 むかわ四季の館で休憩。温泉施設になっていた。スタンプの場所が分からず店員に聞いて教えてもらいゲット。

ナビの誘導で苫小牧東港に向かった。埠頭の殺風景な道を通り東港に着くと、フェリー乗り場以外に何もないところだった。乗船する敦賀行きのフェリーが欠航になっていないことを確認。よかった..
22:30 の乗船時間までまだまだあるので、苫小牧の街に向かうことにした。

市街地までの高速道は無料区間で、思っていた以上に距離があった。Google 先生にコインランドリーを案内してもらい溜め込んでいた洗濯をした。待っている間に近くのセコマでパンを買ってきて昼食。飽きもせずチョコチップメロンパンとあんぱん。

洗濯を終えお土産を買っておこうと思い、とりあえず西港フェリーターミナルに寄った。東港と違って土産物店やレストランがあって人の往来を感じるターミナル。北海道定番のクッキーをいくつか買った。包装紙は当地限定のデザインのようなので、現地で買った証拠になりそう^^
出航までまだまだ時間があったが、セコマで夕食用のおにぎりを買い東港に戻った。

乗船する車列に並んだ。これで北海道ともお別れするのだと思うと感慨深くなってくる。ほんとに楽しく充実した日々だった。また来よう。

苫小牧東港

なんだかんだしながら乗船時間を待ち、乗船するとすぐに風呂に入ってスッキリ。昼間にセコマで買っておいたおにぎりで遅い夕食。船酔い止めの薬を飲んでおいた。船は予定の 24:00 より少し遅れて出航した。

今夜はもう遅いので、娘からプレゼントでもらい、この旅で大変お世話になったツーリングマップルとツーリングガイドで旅の日々を思い返しながら洋上の眠りについた。

旅中にお世話になったものたち

北海道編⑮【旅の終わり】


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