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娘の不登校の記録

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2023年9月から始まった、当時小学3年生の娘の不登校について。親である私が思うことを素直に綴ったエッセイです。
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#エッセイ

終わらない夏休み

2学期が始まってすぐ、娘が学校に行かなくなった。 特に驚きはなく、「よく3年生まで頑張った…

不登校と学校行事、揺れる心

昨日「毎日noteやめるかも」と言いながら、さっそく書いてます。 どうしても吐き出したいこと…

逆立ちのnote

つい最近まで、不登校中の娘に対して、勝手に心配しては焦っていた。 でも、決してそんな必要…

勉強なんて、もう知らない

不登校中の娘に勉強を教えるの、やめました。「自然消滅」とか「フェードアウト」のほうが、ニ…

成長はそこらじゅうに転がっている

この前の日曜日、娘とふたりでショッピングに出かけた。 目的は彼女の新しい服探し。 子ども…

春の気配

自然な流れというか、タイミングというか。目に見えないものに、そっと背中を押される瞬間って…

親が思うより子はたくましい

娘自ら宣言したのは、前回のダンスレッスンの日だった。スタジオの最寄り駅の階段を下りたところから、問題なく一人で教室まで行けたのが嬉しかったのだろう。 家の近くの駅からスタジオまでは1駅。時間にして、わずか5分程度である。とはいえ、今まで私にべったりだった娘にとっては十分な大冒険なのだ。 *** 「違う電車に乗っちゃいそうで不安」という本人の希望で、自宅近くの駅のホームまでは付き添うことに。だけど、いつもの電車が見えてきたら「もう、一人で行ける」と、あっけなく親の役目は終

言いたかったのに言えなかった

午前中、娘の荷物を受け取るために、小学校へ行ってきた。2学期から不登校が始まって、あっと…

考えたって仕方ない

「〇〇ちゃんの心の状態は整ったし、親子の関係も安定しています。なので、今日をもって〇〇ち…

始業式も「不登校」は変わらない

学校の長期休みの終わりが見え始めると、SNSで「子どもが家にいるのも、あと少しだから頑張ろ…

子どもの不登校、親だって結構頑張っている

昨日の11時頃、学校から電話があった。 「はじめまして。4年生の担任になりました〇〇です。…

私は娘をちゃんと見ていなかった

この前の日曜日、娘が習っているダンススタジオのプチ発表会があった。 場所は、マクドナルド…

学校に行けないんじゃない、行かないんだ

小学校3年生の2学期から、娘が不登校になった。始業式の日の放課後、学習指導室で担任の先生と…

踏み出すには、まだ早い

昨日、湯船に浸かってぼんやりしているときに思い出したのだけれど。 娘を妊娠して3か月の頃から1歳になるくらいまでの間、私はボランティア活動に参加していた。 学校に行きくい子どもたちが集まる、演劇サークルのスタッフだ。 毎週土曜日に、公共施設の会議室に集まって、ゲームや即興劇をする。いろいろな職業や年代の人と関わるなかで自信を身につけ、12月には、一般のお客さんもいる中で演劇公演をするのだ。 *** 通っていた子どもたちのことを思い出してみる。みんな学校に行きにくい子