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勉強なんて、もう知らない

不登校中の娘に勉強を教えるの、やめました。「自然消滅」とか「フェードアウト」のほうが、ニュアンスとしては正しいかもしれません。

▼娘に勉強を教えることにストレスを感じていたときのnoteはこちら

いい意味で、どうでもよくなったんです。

教えることに疲れたのか、「勉強の必要性を感じれば、娘からアクションを起こすだろう」と、わが子を信じてみたくなったのかは分からない。

だけど、私がアバウトになったことで、親子の間に流れる空気が軽くなったような感覚があります。

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実際、娘にも変化が現れはじめました。

この一週間ほぼ毎日、私が夕食の準備をしていると「〇〇もやるー!」と、台所に入ってきて、お手伝いしてくれるようになったのです。

野菜の皮をむいて切ったり、食器をテーブルに並べたり……。

実は私、家事のなかで料理が一番苦手。

だけど、几帳面な娘に「これやっといてくれる?」ってお願いすると、明らかに自分一人で作るよりも完成度が高くて驚いています。

たとえば、ジャガイモの皮むきは驚くほどツルツルの仕上がりだし、シチューの具材を切ってもらったら、すべての野菜が見事におなじくらいの大きさに統一されている。

シンプルに、めちゃめちゃ助かっています。

「ありがとう!〇〇のおかげで、見た目もきれいに美味しくできたよ!」と、素直な気持ちを伝えると、娘も満面の笑み。

「そうやって伝えてくれて、ママもありがとう」だって。

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最近改めて「学校だけがすべてじゃない」と感じるようになりました。世界は広いんだし、今の娘にできることを娘のペースでやっていけばいいんじゃないかな。

そのうち、好きなことが見つかって、私がとやかく言わなくても、彼女自身で突き進んでいけるときがくるはず。

それまではお互いに「のんびり今を楽しむのもありなのかなあ」なんて思ったり。

まあ、明日になったら「娘と離れられなくてしんどーい」とか言っているかもしれないけれどね。


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