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毒親育ち、カウンセリングに行ってみた。⑥【体験談】

こんばんは!カウンセリングの日は、一人で外でご飯を食べてもいいことにしています!コメダ珈琲大好きはるねずみです。

コメダ珈琲って、巷では「コメコー」って略して呼ばれているみたいですね!(最近知りました👀)

コメコー(早速)は、

・ファミレス並にドリンクもフードもメニューが豊富!
・量が多い!(カツサンドなんかは一人で食べ切れないほど…)
・ドリンク頼むとサービスでついてくる豆菓子が美味しい!
・フリーWiFiあり(地味に嬉しい)
・電源あり(充電難民のオアシス)
・一人でも人目を気にせず過ごせるカウンター席あり
(この一人用ソファが落ち着くんですなぁ…)

など、書きつくせないほど魅力がいっぱい!
そして一人行動が多い人の味方!!

ファーストフード店と比べるとやっぱり少しお高め(ドリンクとフード頼むと千円超える…)ですが、店員さんも優しい方が多く、店内は清潔で騒がしすぎず、カウンター席では同じように一人で黙々と勉強・仕事・読書をしている方も多いので、とても集中できる空間です。

これだけ充実しているので、もはや場所代にお金を払っていると思えば十分コスパが良いと思えるのです。

というわけで、この日もカウンセリング前にコメダ珈琲で夕食を取りました!

コメダ珈琲「ミートソース」単品1,000円

ひやむぎとうどんの中間のようなもちもち太麺に、しっかりとミートソースが絡んでいて食べ応え抜群でした。粉チーズも遠慮なしにガッツリ振りかけていただきました。
バターがしみしみに染みこんだバケットも噛めば噛むほどおいしかったです。サラダには薄切りピーマンも入っていて、野菜をちゃんと摂ってる感もあり、大盛パスタを食す罪悪感がほんのり薄れました✨


と、まぁ・・・コメダ愛を語りすぎるとキリがないので!!(笑)

さっそく、7・8回目のカウンセリングの感想をおさらいします。
(更新が間に合わず、二回分まとめてになってしまいました…💦)


<私がカウンセリングに行く目的・期待すること>
今私には、ある悩みがあります。これは私だけでなく他の人にも辛いをさせてしまう問題でもあるため、放置はできないと考えました。
ただ、それを解決する方法を自分自身で見つけることができず、もしかすると自分の生い立ちや過去のトラウマが関係しているのではないかと思い、専門家の先生の力を借りようと思いました。
カウンセリングでは、もちとん悩みそのものの解決を目指しながらも、トラウマの克服や対人関係全般における課題を解決していくことを期待します。現在は「EMDR治療」と呼ばれる方法で、過去のトラウマからくるネガティブな感情、不快な生理的反応を減少させるための治療を受けています。


6回目のカウンセリングについては、前回の記事でお話ししています。


カウンセリング7回目

この日はEMDR治療はお休みして、先生との会話のみでした!
(特にそう決めたわけではなく、いつもの世間話の流れからそのままそういう成り行きに)

おそらくそれは、8回分の回数券が「残り3回」となったことで、今後の流れ・あとどれ位通う必要がありそうかを確認しておこうと、私がその話を切り出したからだったと思います。

元々カウンセリングを受ける目的であった悩み事について、自分の中ではまだ解決の兆しが見えていなくて… 

そういう気持ちを正直に伝えたところ、これまでのカウンセリングでは、私自身の生い立ちやトラウマに焦点を当てていたのですが、一旦最初の悩みに立ち返って話を聞いてもらいました。


私の本性が…あああ…

先生の質問に率直に答えているうちに、今までは取り繕って隠していた私の歪んだ部分が露呈してしまいました。

「これは言わない方がいいかも」

と思うことも、気づいたらベラベラと余計なことまで口にしてしまっていて…

「性格が悪いと思われていたらどうしよう」

なんて気にしながら、必死に軌道修正を試みながら話していました。

後から夫にそのことを話しましたが、「先生はプロなんだし、私個人に対して『性格が悪い』とか人間的に好きか嫌いかでなんて判断しないよ」という感じでフォローしてもらいました。

でも、この日まで先生と話す時間が楽しかったこともあり「もし嫌な印象を持たれてしまったら残念だな」と、一人ずるずる後悔しました。

そんなこんなで、この日は悩み事の現状と今後の方向性を確認するという話で終わりました。


ネガティブイメージの突然変異

私の悩み事というのは、それだけ切り取ってみれば別段変わったものでもなく、世間でもわりとよく聞く話なのですが…

私の場合は、相手に対するネガティブな感情がある一定の基準に達すると突然「嫌悪感」に変わってしまうところに問題があると言われました。

この”突然”というところが、人と少し違うんだそうです。

一般的にその変化はもっとゆるやかなもので、ネガティブな感情がありつつも、ある程度は譲歩でき、その悩みと上手く付き合ったり乗り越えたりしているそうです。

急激に激しい「嫌悪感」に変わる。こんな感じかな…?


決定的なものが何なのかは、ケースバイケースなので私自身にもよくわかりません。ただ、本当に些細なことがきっかけとなって、それがある一定まで積もったときに受け入れられなくなってしまうみたいなんですね。



その要因として、私の「許容範囲の狭さ」があると言われました。

相手を許せる範囲のことですね。

確かに私は、人を見るときにその人の欠点や自分との違いを受け入れる度量が小さいと思います。

以前別の記事でお話ししたのですが、私は人の「悪意」にものすごく敏感です。陰口やマウント取りなどを目の当たりにすると、その人から離れたくなります。自分が標的にされることが怖いからです。

「悪意」とは違っても、相手に対して不信感や恐怖などを感じると、「この人(この人達)と関わりたくない」と判断します。

先生が言うには、これは私自身が自分を否定的に見ていることが原因だということでした。

「自分は尊重されるべき存在ではない」
「愛されるわけがない」
「欠点ばかりの人間である」

と、自分自身を強く否定する気持ちから、他者の自分にたいする言葉や行動をも否定的な意味で解釈してしまうんだそうです。

これってたぶん、褒め言葉を嫌味や皮肉と捉えてしまうのと同じことですよね。たとえ「善意」だとしても、それをそのまま素直に受け取れず、悪意やネガティブなものに変換して受け取ってしまう癖のようなものです。


そうした、他者にたいする許容範囲を広げるためには、まず自分自身の捉え方を変えること。

私が自分自身に対して否定的であるからこそ、そんな自分を受け入れてもらえる自信が持てないのです。自分に自信がないからこそ、他者を見る時に「自分を許してくれる人」の範囲も狭まり、同時に私が他者を許せる範囲も狭まるということなんですね。

※この辺はまだ、自分でもわかっているようなわかっていないような感覚です。


大人になった自分にできること

幼い頃は親の言うことが絶対でした。

母親から「出ていけ」と言われても、小学生の私には行き場などあるわけもなく、結局は家に帰ってきて怒られることしかできませんでした。

他の家と自分の家の違いもわからず、家のルール=自分の世界のルールでした。

先生が言うには、まだ成熟していない子供の脳は客観的に考える力が乏しく、その判断の楽さから、親の言うことを「正しい」と信じようとするんだそうです。

親から「お前はバカだ」と言われれば「自分はバカだ」と信じます。

容姿のこと、人格のこと・・・色々なことを「お前はこうだ」と否定され続けてきました。そして子供だった自分は、それを信じるしかありませんでした。

けれど、その解釈はやり直すことができるのだと言われました。大人になった自分が、幼い子供だった自分のために、もう一度考え直すんです。

そして、自分にたいする否定的なイメージを少しずつ肯定的なものに変えていければ、他者に対する許容範囲も広げていくことができ、自分に向けられた言葉や行動を「否定」「攻撃」ではなく、「肯定」「愛情」だとと捉えることができる、と説明されました。

これを聞いて、私はなんだか不思議な気持ちになりました。

まるで未来の自分がタイムトラベルをして、過去の自分を救う話みたいだなぁ・・・と('ω')そんな映画やアニメ、ありますよね。

時が経って、あっという間に年齢や身体だけは大人になって・・・

もう取り返すことなんてできないと自分に絶望していましたが、そんな方法があったなんてと少し希望を持てました。


お金をかける価値あるの?

私がカウンセリングルームで先生と話している内容は、普通なら友達同士、家族間で気軽に相談されているようなことです。

「普通の人は、こういう話をわざわざお金を払わなくても聞いてくれる人がいるんだよな…」

と心の中で冷静に思うと、高いお金を出して聞いてもらわなければならない自分が、少し虚しくなりました。

それに、お金を出しているのは私自身ではなく夫です。普通の人が相手なら必要ないのに、こんな事にお金を使わせてしまって申し訳ないという気持ちになりました。


正直、悩み事が解決する未来もまだ全然見えないし、いつか私自身のトラウマや生きづらさを克服できるとしても、それはとても長い道のりな気がしています。

回数券を買い、その中で通える回数が目に見えて消費されていくたびに、大きな変化のない自分に徐々に焦りを感じ始めていました。

「お金かける価値あるのかな…」

この日のカウンセリングの帰り道、そんなことを思わずにいられませんでした。



カウンセリング8回目

この日は、前半は会話、後半はEMDRを受けました。

友達づくりへの第一歩

先日noteで呟いた、

この話を先生にも話してみました。

この職場の方はひと回りくらい年上の女性なのですが、以前他の人との会話が聞こえてきたときに、なんとなく私と境遇や価値観が似ていると感じ、以来気になっていた人なのです。

職場ですれ違うときに挨拶しても返ってこない人も多い中、この方は連れの方がそうであったとしても、私に挨拶を返してくれていました。

それもあって、直接一対一で話す前から、私は心の中で好感を持っていて、「いつかお話できる機会があればなぁ…」と思っていたんです。

そんなある日、念願かなって(?)隣の席になることができました。

でも、最近職場でも人と話をすることに少し疲れを感じていた私は、その方にも自分から話しかけることをためらっていました。

(話したいと思いながら、話すことに疲れる、なんて矛盾していますよね…💦)

それが、仕事中のあることがきっかけで話すことになり、仕事の話題から雑談へと移り変わって、趣味の話にも発展していったんです。その方の趣味はとある創作活動でした。

生い立ちや家庭環境のことまで深い話はしなかったのですが、

「家庭や学校、職場で居場所がないと感じている人を癒したい」

という言葉から、きっとその人自身にも過去にそんな寂しい思いをしたことがあったのだろう、と察しました。

仕事が休みの日、自分の時間を使って創作し、それによって自分以外の人の心を癒したいと思っている・・・。なんて優しくて、素敵な人だろうと思いました。

そして、私の良くないところ(だと自分では思っている)なのですが、

「実は、前から○○さんと話してみたいと思っていたんです!」
「可愛い人だなぁと思っていて」
「〇〇(創作活動)のことも、今初めて知ったかのような反応をしたんですが、実は前に会話が聞こえてきたことがあって知っていたんです。」

など、心の内を急に明かして、一気に距離を縮めようとしてしまったんですよね。

よく言えば「素直」ですが、人によっては「グイグイ来すぎて怖い」「急に何?」「そういうことはあまり言わない方が良い」と思われてしまいますよね。

自分が何をやってもおかしいと自覚している(特に対人関係においては)からこそ、どうせおかしいなら、誤解のないように伝えたいという思いから、こういう行動をしています。

愛想笑いとか、話を無理に合わせている、気を遣っている、お世辞を言っているとか、そんな風に相手に思われたくなくて、だから大げさなくらい本音をむき出しにしてしまうときがあるんです。

(いや、でもそれがかえって相手を驚かせたりドン引きさせることだってあるかもしれないのですが・・・)


という感じで、初回のお喋りでは急激に距離を縮めました。

それによって、

「◎◎さんは人を気持ちよくさせるのが上手ですね」
「こんなに嬉しいこと言われたのは初めて。帰ったら娘に自慢しよう」
「今日は帰り道にやけちゃいそうです」

という言葉をいただけました。

「いきなり変なこと言って、気持ち悪くなかったですか?」

と聞くと、

「そんなことないですよ!すごくいいと思います!」

ともフォローしてくれました。

優しい方だなと思いつつ、帰りの地下鉄の中で、その方が創作した作品をスマホで見て、すぐに感想を送りました。

でも、「やっぱりやりすぎちゃったな」「かなり気を遣せてしまった」「きっと疲れさせちゃっただろうな」という後悔が、時間とともにどんどん押し寄せてきました。

多分それは、私自身が疲れていたから、相手もそうだろうと思ってしまったんでしょうね…。

仲良くしたい、相手が好きだと思っていても、その気持ちが強いとその分頑張りすぎてしまって、疲れてしまう。これも私が自分の好きじゃないところです。


でも、そんなことがあった数日後に、先ほどの呟きの出来事があったんです。

その方のおかげで、「嫌われてなかったんだ」「あれでよかったんだ」と安心することができました。


この一連の話を(もう少し簡単に)先生にしたところ、「それはすごくいいこと」だと言ってもらえました。「友達を作ること」は私にとってやっぱり大切なことで、そのために自分で行動できたことはいいことだと。

人が好き、友達がほしい。その反面、頑張りすぎて疲れてしまう。

その問題も解決していけたらいいなと思います。


EMDR治療

この日は、今までとは少し変わって、幼少期のトラウマではなく、今現在抱えている悩みに焦点を当ててEMDRを行いました。

私がカウンセリングの残り回数のことや、今後の流れについて不安を抱えているために、先生が配慮してくださったんだと思います。

私の悩みについては、実は先生も頭を抱えている感じです。私が色々話せば話すほど、

「難しいなぁ~(笑)」

と困らせてしまっています(;'∀')💦

でもこれもやっぱり、私が人を許容できる範囲の問題、自分が人からされることの解釈の問題でもあるということで、少しずつ改善していけると信じます。

気持ちの問題だから、ある程度は自分の捉え方次第でどうにかなるのでは・・・と思いたいところです。



回数券を使いきったら

カウンセリングから帰って、夫に回数券の残りを伝え、その後どうしようか悩んでいると相談しました。

自分としては、まだ通ってみたい気もするけれど、夫に費用負担をお願いしている以上、決定権は夫にあります。「正直、お金がもったいないんじゃないかと思っている」と打ち明けました。

すると夫は、

「今まで誰にも話せなかったことを話せているんだから、それだけで十分価値があると思うよ」
「涙を流した時間は無駄じゃないよ」

と返してくれました。

初回のカウンセリングでは夫も同席してくれていたので、その時すでに先生と話してボロボロ泣いている私の姿を見ていたんですよね。

確かに、私はこれまでの人生で誰にも(夫にさえも)話してこなかったことをいくつも、先生には打ち明けることができました。

それは先生が話しやすい雰囲気があることももちろんですが、やっぱりカウンセリングという名目で「お金」が発生しているからこそなんですよね。

先生と話して、EMDRで過去を思い出して、毎回沢山涙を流しています。

そのことを、私以上に「価値がある」と夫が思ってくれていたことが嬉しく、安心しました。


話し合いの結果、ひとまず回数券が終わったあとは、月に一回ペースで都度予約しながら通わせてもらうことになりそうです。

もしそれ以上に通いたい場合は、私が自分の稼いだお金の中からその費用を捻出するということになりました。

ちょっと大変ですが、それができればより"自分の力で自分を治すんだ!"という意識は高まりそうですよね。

カウンセリングを受ける前と今では、「優しくなった」「余裕ができたように見える」と夫から言ってもらえています。

少しづつでも自分が変われてきているんだと信じて、1回1回のカウンセリングを無駄にすることのないよう真剣に向き合っていきたいです。


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最後までお読みいただきありがとうございました!
また次回の記事でお会いしましょう(・ω・)ノ✨

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