幸せは「今ここ」にある
読み人知らずの詩
大きなことを成しとげるために
力を与えてほしいと神に求めたのに
謙遜を学ぶようにと
弱さを授かった
より偉大なことができるようにと
健康を求めたのに
よりよきことができるようにと
病弱を与えられた
幸せになろうとして
富みを求めたのに
賢明であるようにと
貧困を授かった
世の中の人々の賞賛を得ようとして
成功を求めたのに
得意にならないようにと
失敗を授かった
人生を享楽しようとあらゆるものを求めたのに
あらゆることを喜べるようにと
いのちを授かった
求めたものは一つとして与えられなかったが
願いはすべて聞き届けられた
神の意に添わぬ者であるにもかかわらず
心の中で言い表せないものは
すべて叶えられた
私はあらゆる人の中で
もっとも豊かに祝福されていたのだ
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ニューヨーク州立大学病院の壁に落書きされて、そのまま残されていた詩
先日、こんな詩と出会いました。
この詩を読んだ時、心のつきものが取れたかのように、
世界の見え方ががらり、と変わっていきました。
一般的な「幸せ」というと、どうしても「周りからの評価」が基準になっていることがよくあります。
そうなると、私たちはいつも幸せを外に探し続けなければならないし、私たちはどれだけ多くを手にしても、満足することはきっとない。
けれど、この詩に記されている「幸せ」(祝福)は、決して誰にも奪えないし、朽ちることのない本当の幸せだと思いました。
誰からの評価も、共感もなくてもいい本当の幸せは、きっと、今この瞬間にもどんな人にもあるはず。
けれど、それに気付けるか、気付けないかはその人次第で、その人の心がどこを向いているかにかかっています。
この詩は、私たちの内側にあるすでにある幸せに、そっとフォーカスさせてくれるような詩だと思いました。
みなさんの心の中にも、
それぞれの幸せが眠っていると思います。
気付いてもらうのを待っている「幸せ」と手を繋ぐことができますように。
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