「性にかんする課題」ついて〜座間宮ガレイさんの話を聞いて
昨日(「こどもが生まれた時に思い知ったこと」)のさいごには、このニュースを置いて、
少子化問題とは経済問題でもあるし性の問題でもある、と書いたが、もっと言うとあらゆる問題につながる。
最近、座間宮ガレイさんが少子化問題にかんして言っていることを興味深く聞いている(見ている)のだが、彼が9/4の動画配信で言っていたことは、次のようなことだった。
(正確でない部分もあるかもしれないが、その時、話を聞きながらとったメモを見ながら書く。もし何か気づいたことがあればご指摘ください。)
今日、ジェンダーの課題(性にかんする課題)にはいろいろあるが、人権の問題であり、中でも男性と女性の問題というのは象徴的だ。
たとえば、出産・育児にあたって「給料を上げよう」とか「育休をとろう」とかも全部"人権"の問題なんだ、と。
それが大事にされないことによって、少子化がどんどん進んできた、そのことは人口の問題であり、税の問題にも直結する。
男女が愛を育み、安心してセックスして、妊娠して、出産できる環境をつくってゆくこと、そして安心して子育てができる社会をつくってゆくことなしに少子化の解決などない。
「少子化をどう解決するか?」を国民レベルで本気で考えてゆけば、いろんなことが解決する!
──座間宮さんはそう熱弁していた。
人口の多い団塊の世代が、少子化問題にしっかり取り組んでこなかった、と批判しつつ、必死で働いてきたのに年金がじゅうぶんにもらえないというのは、そういうことですよ? とも辛辣に言っているのだが、もちろん誰か個人に対してではなく、政治レベルの話をしている。
しかし政治で行われていることの責任は、自分にもあるのだ。私も社会の一員であり、有権者だからだ。
何と言えばいいのか、社会の中の人というのは、がむしゃらに、一生懸命働いて生きたらよいというだけの存在ではない(極端なことを言うと、がむしゃらに、一生懸命になることで社会が崩壊するということもある。難しく考えなくても、「戦争」を思い出していただければよい)。
少し話がそれそうになっている。戻そう。
では、そこにある「性にかんする課題」とは、どんなものなんだろう。
いまの日本社会におけるそれを包括的に書くことは、ぼくには手に余る。けれど、その一端にでも触れる作品(エッセイなのか小説なのか何なのか)を書きたいという思いはずっと(10年くらいかな)抱いているので、少し時間をかけて書いてみよう。
とりあえず今日はここまで。
(つづく)
「道草の家・ことのは山房」のトップ・ページに置いてある"日めくりカレンダー"は、1日めくって、10月8日。今日は、「どんぐりとクロワッサン」の話。
さて、お知らせが多くなってきておりますが…
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